吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage

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[[先制攻撃]]を持つ[[クリーチャー]]。[[生け贄に捧げる]]ことで[[パーマネント]]1つに置かれている[[カウンター (目印)|カウンター]]を全て取り除くことができる。
 
[[先制攻撃]]を持つ[[クリーチャー]]。[[生け贄に捧げる]]ことで[[パーマネント]]1つに置かれている[[カウンター (目印)|カウンター]]を全て取り除くことができる。
  
2[[マナ]]2/1先制攻撃と優秀な[[ウィニー]]であり、序盤は攻防に渡って活躍できる性能。[[起動型能力]]も使いどころが多く、[[+1/+1カウンター]]が置かれたクリーチャーを弱体化させたり、探索[[エンチャント]]を妨害したり、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を除去したりできる([[忠誠カウンター]]が置かれていないプレインズウォーカーは[[状況起因処理]]で[[墓地]]に置かれる)。
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2[[マナ]]2/1先制攻撃と優秀な[[ウィニー]]であり、序盤は攻防に渡って活躍できる性能。[[起動型能力]]も使いどころが多く、[[+1/+1カウンター]]が置かれたクリーチャーを弱体化させたり、探索[[エンチャント]]を妨害したり、[[プレインズウォーカー]]を除去したりできる([[忠誠カウンター]]が置かれていないプレインズウォーカーは[[状況起因処理]]で[[墓地]]に置かれる)。
  
 
通常は取り除くために計30マナ必要な[[暗黒の深部/Dark Depths]]の[[氷カウンター]]をわずか2マナと1枚で一気に取り除ける点も魅力であり、[[エクステンデッド]]や[[レガシー]]ではこの[[コンボ]]を利用した[[デッキ]]が登場している(→[[ヘックスメイジ・デプス]])。
 
通常は取り除くために計30マナ必要な[[暗黒の深部/Dark Depths]]の[[氷カウンター]]をわずか2マナと1枚で一気に取り除ける点も魅力であり、[[エクステンデッド]]や[[レガシー]]ではこの[[コンボ]]を利用した[[デッキ]]が登場している(→[[ヘックスメイジ・デプス]])。
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後に登場した[[包囲戦]]は、[[変身]]のために自分でカウンターを取り除いてやる必要があるので相性が良い。特に[[イコリアへの侵攻/Invasion of Ikoria]]はこれを[[サーチ]]または[[リアニメイト]]できるため、計4マナの消費で8/8[[到達]]・[[スーパートランプル]]を出せることになる。
  
 
*同じくカウンターを取り除く能力を持つクリーチャーに[[脊髄寄生虫/Spinal Parasite]]がある。
 
*同じくカウンターを取り除く能力を持つクリーチャーに[[脊髄寄生虫/Spinal Parasite]]がある。
 
*カウンターを1個しか取り除けない[[薬の走り手/Medicine Runner]]が過去に存在する。これは下記の開発秘話にあるこのカードの原型にあたるだろう。
 
*カウンターを1個しか取り除けない[[薬の走り手/Medicine Runner]]が過去に存在する。これは下記の開発秘話にあるこのカードの原型にあたるだろう。
*コラム「[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/54 Planechasing Your Dream]」で[[ゼンディカー]]の事前情報として与えられていた、「自身を生け贄に捧げることでプレインズウォーカーを墓地に送れるクリーチャー」とは、この[[カード]]のことである。
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*コラム「[https://web.archive.org/web/20130704010357/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/54 Planechasing Your Dream(Internet Archive)]」で[[ゼンディカー]]の事前情報として与えられていた、「自身を生け贄に捧げることでプレインズウォーカーを墓地に送れるクリーチャー」とは、この[[カード]]のことである。
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
このカードは低[[稀少度]]のプレインズウォーカーへの解答をより多くするために作られた(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/61 Care for a Bite?]参照)。
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このカードはプレインズウォーカーへの低[[稀少度]]での解答をより多くするために作られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/care-bite-2009-10-19 Care for a Bite?]([[Making Magic]] [[2009年]]10月19日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。([[ゼンディカー]]時点では[[ルール文章]]でプレインズウォーカーに言及したカードがまだ一般的でなかった)
  
最初は「[[対象]]のパーマネント1つからすべてのカウンターを取り除く」[[CIP]][[能力]]を持つ(3)(黒)(黒)の3/3クリーチャーであったが、(開発中の)[[黒]]の[[アンコモン]]に(4)(黒)の3/3が多すぎることから、(黒)(黒)の2/2クリーチャーへと[[サイズ]]調整が行われた。
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最初は「[[対象]]のパーマネント1つからすべてのカウンターを取り除く」[[ETB]][[能力]]を持つ(3)(黒)(黒)の3/3クリーチャーであったが、(開発中の)[[黒]]の[[アンコモン]]に(4)(黒)の3/3が多すぎることから、(黒)(黒)の2/2クリーチャーへと[[サイズ]]調整が行われた。
  
しかし、CIP能力では、プレインズウォーカーを除去するために、2ターン目を過ぎてもずっと2マナクリーチャーを手札に抱えることを余儀なくさせてしまう問題があった。その後、CIP能力は「生け贄に捧げる」ことで発揮する能力に変更され、[[構築]]で十分強力なカードになるには何らかの追加能力が必要であると開発チームが感じたことから、先制攻撃が追加された。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/61 Vampire Weekend]参照)
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しかし、ETB能力では、プレインズウォーカーを除去するために、2ターン目を過ぎてもずっと2マナクリーチャーを手札に抱えることを余儀なくさせてしまう問題があった。その後、ETB能力は「生け贄に捧げる」ことで発揮する能力に変更され、[[構築]]で十分強力なカードになるには何らかの追加能力が必要であると開発チームが感じたことから、先制攻撃が追加された<ref>[https://web.archive.org/web/20210518104131/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/vampire-weekend-2009-10-23 Vampire Weekend(Internet Archive)]([[Daily MTG]] 2009年10月23日 [[Tom LaPille]]著)</ref>。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references />
 
*[[カード個別評価:ゼンディカー]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ゼンディカー]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:コンスピラシー]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]

2023年5月27日 (土) 23:21時点における最新版


Vampire Hexmage / 吸血鬼の呪詛術士 (黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)

先制攻撃
吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とする。それの上に置かれているすべてのカウンターを取り除く。

2/1

先制攻撃を持つクリーチャー生け贄に捧げることでパーマネント1つに置かれているカウンターを全て取り除くことができる。

2マナ2/1先制攻撃と優秀なウィニーであり、序盤は攻防に渡って活躍できる性能。起動型能力も使いどころが多く、+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーを弱体化させたり、探索エンチャントを妨害したり、プレインズウォーカーを除去したりできる(忠誠カウンターが置かれていないプレインズウォーカーは状況起因処理墓地に置かれる)。

通常は取り除くために計30マナ必要な暗黒の深部/Dark Depths氷カウンターをわずか2マナと1枚で一気に取り除ける点も魅力であり、エクステンデッドレガシーではこのコンボを利用したデッキが登場している(→ヘックスメイジ・デプス)。

後に登場した包囲戦は、変身のために自分でカウンターを取り除いてやる必要があるので相性が良い。特にイコリアへの侵攻/Invasion of Ikoriaはこれをサーチまたはリアニメイトできるため、計4マナの消費で8/8到達スーパートランプルを出せることになる。

[編集] 開発秘話

このカードはプレインズウォーカーへの低稀少度での解答をより多くするために作られた[1]。(ゼンディカー時点ではルール文章でプレインズウォーカーに言及したカードがまだ一般的でなかった)

最初は「対象のパーマネント1つからすべてのカウンターを取り除く」ETB能力を持つ(3)(黒)(黒)の3/3クリーチャーであったが、(開発中の)アンコモンに(4)(黒)の3/3が多すぎることから、(黒)(黒)の2/2クリーチャーへとサイズ調整が行われた。

しかし、ETB能力では、プレインズウォーカーを除去するために、2ターン目を過ぎてもずっと2マナクリーチャーを手札に抱えることを余儀なくさせてしまう問題があった。その後、ETB能力は「生け贄に捧げる」ことで発揮する能力に変更され、構築で十分強力なカードになるには何らかの追加能力が必要であると開発チームが感じたことから、先制攻撃が追加された[2]

[編集] 参考

  1. Care for a Bite?(Making Magic 2009年10月19日 Mark Rosewater著)
  2. Vampire Weekend(Internet Archive)(Daily MTG 2009年10月23日 Tom LaPille著)
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