第8版

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第8版(英:Eighth Edition、略号:8E8ED)は、8番目の基本セット。収録カード数は全357種類(基本土地の絵違い含む)で、2003年7月28日に発売が開始された。エキスパンション・シンボルは、3枚のカードを背景にしたアラビア数字の「8」。

目次

概要

スカージまで使用されていた枠から一新、デザインが新枠に変更され、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。 また、タップ・シンボル第4版から使われてきた物から変更され、「灰色の円の中に曲がった矢印が描かれた記号」になった。

また対抗呪文/Counterspellスタンダード落ちし、代わりにマナ漏出/Mana Leak巻き直し/Rewindが収録された。カウンター呪文の質が落ちたことで、第8版発売後の世界選手権03メタゲームに与えた影響は大きかった。これにより「サイカトグ」などの青系パーミッションデッキは大きく後退し、コスト重いミラーリの目覚め/Mirari's Wakeを搭載した「ウェイク」が世界選手権03で優勝した。

主にマスクス・ブロックインベイジョン・ブロックからの再録で構成される。また、リミテッド・エディションからスカージまでのすべてのカードセットから、それぞれ1枚以上のカード再録された。

基本セットとして初めて、新しい色の役割が適用され、クリーチャー・タイプの整理が行われた。また、第8版の発売に伴っていくつかのルールが変更された(→第8版ルール更新WotC,英語))。

マジック生誕10周年を記念するカードセットとするため、今回から基本セットの発売月の通例となっていた4月でなく、現行の7月に発売された。

第8版を用いたドラフトを意識したため、防御円命の川/Stream of Lifeなど、リミテッドで強力ないくつかのカード稀少度が格上げされた。これらは構築環境ではあまり強くないため、古参プレイヤーからの不満が多かった。

色の役割の変更

第8版では基本セットとして初めて新しい色の役割が適用された。以下は変更された収録カードの例。

クリーチャー・タイプの整理

第8版ではクリーチャー・タイプの整理が行われた。具体的には以下のような変更である。

詳しくは基本セットのちょっとした変化(英語)を参照のこと。

ラインナップ

ブースターパック

15枚入り。パッケージ・イラストはまばゆい天使/Blinding Angel高潮のクラーケン/Tidal Krakenファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelord双頭のドラゴン/Two-Headed Dragonルアゴイフ/Lhurgoyfの5種類。

テーマデッキ

いずれも40枚のカードで構成される。

スターターセット

33枚構成の構築済みデッキ2セット、14枚入りブースターパック1つ、ルールブック、プレイガイド、プレイマット、プレミアムカード1枚からなる。パッケージ・イラストはエルフのチャンピオン/Elvish Champion

詳細は、第8版スターターセットを参照のこと。

ボックストッパー

ブースター・ボックスには1箱につき1枚、「ボックストッパー」と呼ばれる大判の英語版カードが入っている。全33種類であるが、このほかに6種類のプロモーション版があり、第8版の発売に前後して各イベントで配布された。

以上のボックス・トッパーにはそれぞれのイベントのロゴマークが入っている。

34種類目として大アナグマ/Giant Badger版が登場する予定であったが、直前で不採用になった(→Giant Badger box topperWotC,英語))。

主な開発スタッフ

関連リンク

参考

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