紋章

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*[[総合ルール]]では紋章が生み出されることを「'''生成'''/''create''」という語で表しているが、これは単なる一般的な語句であり、[[キーワード処理]]の[[生成]]を意味するのではない。
 
*[[総合ルール]]では紋章が生み出されることを「'''生成'''/''create''」という語で表しているが、これは単なる一般的な語句であり、[[キーワード処理]]の[[生成]]を意味するのではない。
*現在、紋章を生成するカードは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]のみである。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界における[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の強大さを示す一例と言える。
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*長らく、紋章を生成するカードは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]のみであった。
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**[[指輪物語:中つ国の伝承]]では、紋章を生成するメカニズムとして[[指輪があなたを誘惑する]]が登場。さまざまな[[カード・タイプ]]で紋章を生成できるようになった。
 
*[[闇の隆盛]]以降、[[ブースターパック]]のおまけカードとして紋章用の[[トークン・カード]]が収録されている(→[[トークン・カード]])。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]において、[[稀少度]]表示の欄には"E"と記される。
 
*[[闇の隆盛]]以降、[[ブースターパック]]のおまけカードとして紋章用の[[トークン・カード]]が収録されている(→[[トークン・カード]])。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]において、[[稀少度]]表示の欄には"E"と記される。
**それ以前に登場していた紋章も、[[カードセット一覧#特殊セット|特殊セット]][[再録]]の際にトークン・カードが作成された([[ヴェンセールvsコス]]、[[Modern Masters]])。よって、すべての紋章に専用のトークン・カードが存在する。
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**それ以前に登場していた紋章も、[[サプリメント・セット]][[再録]]の際にトークン・カードが作成された([[ヴェンセールvsコス]]、[[Modern Masters]])。よって、すべての紋章に専用のトークン・カードが存在する。
  
 
==制定==
 
==制定==

2024年1月6日 (土) 15:14時点における最新版

紋章/Emblemは、1つまたはそれ以上の能力を持つオブジェクトを表すマーカーである。紋章は統率領域に置かれ、その能力は統率領域で機能する。


Elspeth, Knight-Errant / 遍歴の騎士、エルズペス (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — エルズペス(Elspeth)

[+1]:白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[+1]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともに飛行を得る。
[-8]:あなたは「あなたがコントロールするアーティファクトとクリーチャーとエンチャントと土地は破壊不能を持つ。」を持つ紋章を得る。

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目次

[編集] 概要

紋章は「[プレイヤー]は[能力]を持つ紋章を得る。/[Player] gets an emblem with [ability]」という効果によって生成され、そのプレイヤーはその能力を持つ紋章を統率領域に置く。紋章のオーナーはそのプレイヤーであり、そのプレイヤーがその紋章をコントロールする。

紋章はカードではなく、パーマネントでもない。それを生成する効果によって定義された能力を持ち、それ以外の特性カード名など)を持たない。

[編集] 制定

基本セット2011発売に伴う総合ルール変更に際して制定されたルール用語である。制定時点では遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errantの3番目の忠誠度能力が紋章を用いるようにオラクルが変更されただけで、他に紋章を用いるカードは存在しなかったが、その後、順調に数を増やしている。

これまではヴァンガード戦統率者戦プレインチェイス戦アーチエネミー戦などの変種ルールでしか用いられていなかった統率領域だが、紋章が制定されると同時に通常のゲームでも統率領域を用いるように変更された。

[編集] 目的

永続的な継続的効果を、より扱いやすく、より直感的にわかりやすくするために、「破壊されたりコントロールを奪われたりしないようなエンチャント」のような機能を持つオブジェクトとして制定された[1]

  • 例えばイニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistradの紋章(コントロール下のクリーチャーすべてに+1/+0修整)が、単なる永続的効果の起動型能力だったとすると、その解決時にコントロールしているクリーチャーのみに永続的に影響を与えることになるので、以下のような問題が発生する。
    1. 後から戦場に出たクリーチャー(例えば1番目の忠誠度能力で戦場に出したトークン)には修整が与えられない。
    2. 修整を受けたクリーチャーのコントロールが対戦相手に奪われた場合、修整が継続してしまう。
    • これらは「支配下にあるクリーチャー全員を強化する」というイメージに反するし、またゲーム上でも管理が面倒である。特に複数回起動したら、どれに何回効果が及んでいるのかなどを細かく記録しないと確実に混乱を招くだろう。紋章を使うことで、この問題をスマートに解決しているのである。

[編集] 脚注

  1. July 2010 Update Bulletin(Feature 2010年7月14日 Mark L. Gottlieb著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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