絶望の荒野/Forsaken Wastes

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[[黒ウィニー]]のような[[黒]]の[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]で重宝され、さらに本来は[[赤]]のデッキである[[スライ]]に黒を[[タッチ]]して絶望の荒野を採用した[[絶望スライ]]というデッキまで生まれた。
 
[[黒ウィニー]]のような[[黒]]の[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]で重宝され、さらに本来は[[赤]]のデッキである[[スライ]]に黒を[[タッチ]]して絶望の荒野を採用した[[絶望スライ]]というデッキまで生まれた。
  
*「対象になったときに5点[[ライフロス]]」という[[能力]]は、[[戦場]]にあるときにしか機能しない。これが呪文として[[スタック]]に乗っている状態では、[[打ち消す|打ち消し]]呪文などで対象に取られても、上記能力が[[誘発]]されることはない。
 
 
*「お互いの」[[アップキープ]]にライフを[[失う]]ことに注意。出した側のプレイヤーのアップキープに両方のプレイヤーが失うのではない。
 
*「お互いの」[[アップキープ]]にライフを[[失う]]ことに注意。出した側のプレイヤーのアップキープに両方のプレイヤーが失うのではない。
 
**[[ジャッジ]]の間では「[[警告]]発生装置」というあだ名があった。ライフを失うのは強制なのに余りにもしょっちゅう忘れられ、しかもどちらが何回忘れたのかの再現も難しいという最悪の事態に陥ることが多いため。
 
**[[ジャッジ]]の間では「[[警告]]発生装置」というあだ名があった。ライフを失うのは強制なのに余りにもしょっちゅう忘れられ、しかもどちらが何回忘れたのかの再現も難しいという最悪の事態に陥ることが多いため。
 
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==ルール==
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;[[対象]]になった際の[[ライフロス]]能力
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*この能力は[[戦場]]にあるときにしか機能しない。これが呪文として[[スタック]]に乗っている状態では、[[打ち消す|打ち消し]]呪文などで対象に取られても、上記能力が[[誘発]]されることはない。
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;ライフを得られなくなる能力
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*ライフを[[得る]]ことを[[置換]]するのではなく、ライフを得ること自体を禁止している。
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**各[[プレイヤー]]は、自分よりライフの総量が大きいプレイヤーとライフを[[交換]]することができない。[[砂の逆流/Reverse the Sands]]などでライフを再配分する場合も同様で、ライフが元より大きくなるような再配分はできない。
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**[[激励/Invigorate]]など、プレイヤーにライフを得させることを含む[[コスト]]は[[支払う|支払え]]ない。
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**[[Lich]]など、ライフを得ることを置換する置換効果は何もしなくなる({{CR|119.7}})。
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*ライフを特定の値に変化させる[[効果]]は、その数値になるまでライフを得たり失わせる効果である({{CR|119.5}})。したがって、変化後の数値が変化前より大きければ、絶望の荒野の能力によりそのライフ変化は起こらなくなる。
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**ライフを倍にする効果についても同様の処理が行われるため({{CR|701.9d}})、変化前が正の値であるならば禁止される。
 
==関連カード==
 
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===サイクル===
 
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*[[血の手の炎/Flames of the Blood Hand]] -  (2)(赤)。[[プレイヤー]]か[[プレインズウォーカー]]への[[軽減できない]]4点[[火力]]。[[対象]]かその[[コントローラー]]限定。([[神河謀叛]])
 
*[[血の手の炎/Flames of the Blood Hand]] -  (2)(赤)。[[プレイヤー]]か[[プレインズウォーカー]]への[[軽減できない]]4点[[火力]]。[[対象]]かその[[コントローラー]]限定。([[神河謀叛]])
 
*[[頭蓋割り/Skullcrack]] - (1)(赤)。ダメージの[[軽減]]もできなくなる。[[プレイヤー]]か[[プレインズウォーカー]]への3点火力。([[ギルド門侵犯]])
 
*[[頭蓋割り/Skullcrack]] - (1)(赤)。ダメージの[[軽減]]もできなくなる。[[プレイヤー]]か[[プレインズウォーカー]]への3点火力。([[ギルド門侵犯]])
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**[[プロの招聘/Call In a Professional]] - (2)(赤)。[[任意の対象]]へ撃てる頭蓋割り。([[ニューカペナの街角]])
 
*[[アタルカの命令/Atarka's Command]] - (赤)(緑)の[[命令]]の[[モード]]の1つ。各[[対戦相手]]のみに影響。([[タルキール龍紀伝]])
 
*[[アタルカの命令/Atarka's Command]] - (赤)(緑)の[[命令]]の[[モード]]の1つ。各[[対戦相手]]のみに影響。([[タルキール龍紀伝]])
*[[プロの招聘/Call In a Professional]] - (2)(赤)。[[任意の対象]]への3点火力。([[ニューカペナの街角]])
 
  
 
==参考==
 
==参考==

2022年5月24日 (火) 04:10時点における版


Forsaken Wastes / 絶望の荒野 (2)(黒)
ワールド・エンチャント

プレイヤーはライフを得ることができない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
絶望の荒野が呪文の対象になるたび、その呪文のコントローラーは5点のライフを失う。


元祖ライフ回復対策カード呪文対象になるとその呪文のコントローラーライフ削ることもできる。

ミラージュで登場したが、当時ライフ獲得は構築ではあまり使われていなかった為、これもそこまで使われなかった。しかし、ウェザーライトジェラードの知恵/Gerrard's Wisdomが登場すると一挙にトーナメント一線級のカードに変貌した。解呪/Disenchantのような一部の破壊手段を牽制できるのも利点。

黒ウィニーのようなビートダウンで重宝され、さらに本来はのデッキであるスライに黒をタッチして絶望の荒野を採用した絶望スライというデッキまで生まれた。

  • 「お互いの」アップキープにライフを失うことに注意。出した側のプレイヤーのアップキープに両方のプレイヤーが失うのではない。
    • ジャッジの間では「警告発生装置」というあだ名があった。ライフを失うのは強制なのに余りにもしょっちゅう忘れられ、しかもどちらが何回忘れたのかの再現も難しいという最悪の事態に陥ることが多いため。

ルール

対象になった際のライフロス能力
  • この能力は戦場にあるときにしか機能しない。これが呪文としてスタックに乗っている状態では、打ち消し呪文などで対象に取られても、上記能力が誘発されることはない。
ライフを得られなくなる能力
  • ライフを得ることを置換するのではなく、ライフを得ること自体を禁止している。
    • プレイヤーは、自分よりライフの総量が大きいプレイヤーとライフを交換することができない。砂の逆流/Reverse the Sandsなどでライフを再配分する場合も同様で、ライフが元より大きくなるような再配分はできない。
    • 激励/Invigorateなど、プレイヤーにライフを得させることを含むコスト支払えない。
    • Lichなど、ライフを得ることを置換する置換効果は何もしなくなる(CR:119.7)。
  • ライフを特定の値に変化させる効果は、その数値になるまでライフを得たり失わせる効果である(CR:119.5)。したがって、変化後の数値が変化前より大きければ、絶望の荒野の能力によりそのライフ変化は起こらなくなる。
    • ライフを倍にする効果についても同様の処理が行われるため(CR:701.9d)、変化前が正の値であるならば禁止される。

関連カード

サイクル

ミラージュワールド・エンチャント

亜種

現在ニューカペナの街角まで対応。

ライフ回復を無効化するパーマネント・カード。特記なければエンチャントで、全プレイヤーに影響する。

ライフ回復を無効化する非パーマネント・カード。特記がなければインスタントで、そのターン中全プレイヤーに影響する。

参考

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