Ice Cauldron

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Ice Cauldron (4)
アーティファクト

(X),(T):あなたは、あなたの手札にある土地でないカードを1枚追放してもよい。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを唱えてもよい。Ice Cauldronの上に蓄積(charge)カウンターを1個置き、この起動コストとして支払ったマナのタイプと量を記録しておく。Ice Cauldronの上に蓄積カウンターが置かれていないときにのみ起動できる。
(T),Ice Cauldronから蓄積カウンターを1個取り除く:最後に記録されたマナのタイプと量を加える。このマナは、最後にIce Cauldronによって追放されたカードを唱えるためだけしか使えない。


呪文マナを「貯めて」おいて後で唱えられるアーティファクト。ただし貯めたマナはこれによって追放された呪文を唱えるためにしか使えない。

最もシンプルな使い道はカードマナ・コストを2回に分けて支払う使い方だろう。貯めておいたカードを唱える際はIce Cauldronからのマナに土地などから追加でマナを出して支払えるので、たとえば4マナしか出ない状況でも、2ターンかけて8マナまでの呪文を唱えることができる。また1つ目の能力インスタント・タイミングで起動できるので、対戦相手終了ステップに余っているマナを貯めれば自分ターンでの隙を少なくできる。

弱点と言えば、これ自体のマナ・コストが(4)と重めな点。このマナを支払った上でかつ2ターンかかって使うほど価値のある大型呪文はアイスエイジの頃には存在しなかったし、環境もそれほど悠長ではなかった。

[編集] ルール

  • 1つ目の能力でカードを追放した後でこれが戦場を離れたとしても、その追放されたカードは追放されたままであり、依然として唱えることができる。
  • これによって追放されたカードを唱えるために必要なあらゆる制限は、通常通り手札から唱える場合と同様にかかる。ソーサリー呪文はソーサリー・タイミングでしか唱えられないし、追加コストが要求されている場合はそれも支払う必要がある。もちろん、祖先の幻視/Ancestral Visionなどのマナ・コストの無いカードを唱えることもできない。
  • 1つ目の能力はX=0で起動できる。
  • 2つ目の能力はマナ能力である。
  • 2つ目の能力で生み出したマナは、追放されたカードを唱えるためであればマナ・コストに用いる必要はない。キッカーコストなどの追加コストに用いることも適正である。
  • 2つ目の能力で加えられるマナは、1つ目の能力の起動のために実際に支払われたマナであり、Xの値は参照しない。Power Artifactなどで起動コストが減少している状況で1つ目の能力をX=6で起動し(◇)(◇)(赤)(赤)を支払ったとして、2つ目の能力で加えられるマナは(◇)(◇)(赤)(赤)である。
  • マナのタイプと量以外の、マナの用途の制約や支払ったときの効果などは記録されない。
  • これに貯められたマナはこれによって追放されたカードにしか使えないが、これによって追放されたカードはこれに貯められたマナ以外でも唱えることができる。ただしそれをした場合、使い道となるべき呪文が存在しないマナが貯め込まれた状態になるだけなので、通常は意味がない。
  • 何らかの方法で蓄積カウンターを取り除くなどして1つ目の能力を多重に起動すれば、カードとマナを複数回に渡って貯め込むことができる。ただしその場合でも2つ目の能力で出せるマナは「最後に」起動したときのマナだけなので注意。
  • 2つ目の能力を起動したからと言って、1つ目の能力で追放したカードをそのタイミングで唱えなければいけないわけではない。1つ目と2つ目を次々に起動することで、追放領域にカードをどんどん貯め込んでいくことが可能である。

[編集] 参考

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