全族党に連なる者、ベトー/Betor, Kin to All
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伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーのタフネスの合計が10以上である場合、カード1枚を引く。その後、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーのタフネスの合計が20以上であるなら、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーをアンタップする。その後、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーのタフネスの合計が40以上なら、各対戦相手はそれぞれ自分のライフの端数を切り上げた半分の点数のライフを失う。
あなたの終了ステップに、自分のクリーチャーのタフネスの合計値に応じた恩恵を与えてくれる伝説のスピリット・ドラゴン。
合計値が10以上でドロー。他の能力も含めてこれ自身もカウントしてくれるので、他のタフネスが合計3以上あればカード・アドバンテージに繋がる。リミテッドでも余程でなければ他に1~2体もいれば地道にカード・アドバンテージを稼いでくれ、構築でこれを採用するようなデッキであれば、通常はタフネスに偏重した形になっている筈。1体もいればドローに繋がる可能性は高い。
合計値が20以上で自分のクリーチャーのアンタップ。疑似的な警戒の付与として考えても、これ自身が5/7飛行と回避能力を持つファッティということで特にリミテッドでは強力。タップ・シンボルを起動コストに含むシステムクリーチャーの起動頻度も増やせる他、登場時のスタンダードの範囲ではタップ・アウトレットと組み合わせることでほぼノーリスクで生存を誘発させることも狙える。一方で誘発は終了ステップなので、攻撃した後でこれ自身を除去されるなどすると総崩れになりかねない。これの場合は要求するタフネスも大きいため、他のクリーチャーを戦闘で仕留められたりするだけでも誘発出来なくなる危険も発生しやすい。対戦相手のリアクションはしっかり考慮した上で戦術に組み込むことになる。
合計値が40以上で対戦相手のライフロス。数値はその時点のライフの半分(端数切り上げ)。睨み合いを続けているだけでもどんどんライフを削っていけるが、誘発の条件が非常に厳しく、それほどにタフネスが高い状態=クリーチャーが並んでいる状態を維持しているなら、リミテッドでも構築でも普通は素直に殴った方が早い。包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Towerなどの、いわゆる重厚能力を軸としたデッキであればタフネスに極端に特化した形になりやすいので、そうしたデッキがロボトミー/Lobotomyの系譜に当たるデッキから根こそぎキーカードを引っこ抜く呪文を食らった場合のサブの勝ち筋として運用するのがせいぜいだろう。
登場時のスタンダードには、相性の良い重厚能力を持つカードとして床岩の亀/Bedrock Tortoiseが存在。色としても無理なく両立が出来る範疇であり、あちらが根こそぎ対処されてしまった場合のサブプランとして採用しておくのは悪くあるまい。他の活用手段としては霊気走破の神サイクルのように、額面上のタフネスは高いが戦闘に役立たないクリーチャーを採用しておくなんて手も。
リミテッドでは合計値20以上・40以上の誘発はほぼ期待できないが、「終了ステップに時々ドローできる5/7飛行」の時点で準ボムくらいの高評価。デッキの色が2色合っていればタッチも検討する価値がある。
[編集] 関連カード
- 全族党に連なる者、ベトー/Betor, Kin to All
- 先祖の声、ベトー/Betor, Ancestor's Voice
[編集] サイクル
タルキール:龍嵐録の各氏族/Clanの精霊龍のサイクル。楔3色の伝説のスピリット・ドラゴン。稀少度は神話レアで、ドラコニック・ショーケース・フレームと氏族ボーダーレスの2種類のブースター・ファン仕様を持つ。
- 全族党に連なる者、ベトー/Betor, Kin to All
- 道の体現者、シィコ/Shiko, Paragon of the Way
- 高徳の調停者、テヴァル/Teval, Arbiter of Virtue
- 嵐の中心、ネリーヴ/Neriv, Heart of the Storm
- 終わらぬ歌、ウレニ/Ureni, the Song Unending
[編集] ストーリー
ベトー/Betorはタルキール/Tarkirのドラゴン。アブザン/The Abzanの精霊龍。
詳細はベトー/Betorを参照。