大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion
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伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの手札にあるカードの枚数が7枚未満である場合、その差に等しい枚数のカードを引く。
威迫
マナ総量がXであるカードを1枚捨てる:マナ総量がXである呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
強烈な衝撃と共に帰還した、エルドラージの巨人の内の1体。能力は唱えた時の手札補充、威迫、手札を利用した打ち消し。
10マナにして12/12のサイズに威迫と、フィニッシャーとしてのスペックは十分。チャンプブロックを完全に防げるわけではないが、並のクリーチャーなら毎ターン2体ずつ倒していくことができるだろう。起動型能力によって後続のブロッカーや除去に干渉できるのも嬉しい。また、このマナ域に届くまでにマナ加速や除去等で手札を消費している場合が多いので、唱えた時のドロー能力もありがたく、もちろん起動型能力との噛み合いも見逃せない。
ネックは、10マナという重さと無色マナのダブルシンボルによる唱えにくさ、そして盤面に干渉できないこと。非常に重い上に展開済の脅威に対してはブロッカーとして使う以外の対処ができないため、戦場の状況次第ではそのまま押しきられる可能性もあり、ビートダウン相手には、これを唱える前にリセットカードなどで捌いておく必要がある。同マナ域の絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerと比較すると、より対コントロール用になっていると言える。
登場時のスタンダードでは、エルドラージ・ランプへの採用が考えられる。手札をマナ加速に変換し、無色マナの出る土地を大量に採用し、いざという時には爆発的植生/Explosive Vegetationなどにより荒地/Wastesを持ってくることも可能と多くが噛み合っている。また、このカードを出したあとに手札で腐ったマナ加速用カードを能力のコストに使うこともできる。ただ、絶え間ない飢餓、ウラモグや約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endと比べると決定力や汎用性に欠けるため、採用されることは少ない。
[編集] ルール
- 唱えたときの誘発型能力はif節ルールの制約下にある。すなわち、唱えた時点で手札が7枚未満であるならば能力が誘発し、そうでない場合誘発自体が行われない。また誘発したとしても、能力の解決時に手札が7枚未満でない場合、この能力は何もしない。
- この能力を解決した結果として手札が7枚を超えることはあり得る。例えば思考の反射/Thought Reflectionをコントロールしていて手札が0枚ならば14枚引くことになる。
- 起動型能力を起動するためには適正な対象、つまりスタック上の呪文が必要である。その対象によってXの値が決まり、コストとして捨てられるカードが持つべき値はそれに従う。それらのマナ総量が一致しない限り、能力の起動自体ができない。
- とりあえず捨てることだけはできる水面院の師範、密/Hisoka, Minamo Senseiとの挙動の違いに注意。密は能力の解決時にのみ双方のマナ総量を参照する。
- 対象となる呪文がマナ・コストにXを含む場合、そのXは呪文を唱える際に宣言された値である。一方、コストとして捨てられるカードがマナ・コストにXを持つ場合、それは0として扱われる。
[編集] 関連カード
- 真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
- 大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion
- 崩壊した現実、コジレック/Kozilek, the Broken Reality
[編集] ストーリー
コジレック/Kozilekは多元宇宙/Multiverse全体の脅威であるエルドラージ/Eldraziの内の1体。詳細はコジレック/Kozilekを参照。