姿奪い、ヴォルラス/Volrath, the Shapestealer

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Volrath, the Shapestealer / 姿奪い、ヴォルラス (2)(黒)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 多相の戦士(Shapeshifter)

あなたのターンの戦闘の開始時に、クリーチャー最大1体を対象とし、それの上に-1/-1カウンターを1個置く。
(1):あなたの次のターンまで、カウンターが置かれているクリーチャー1体を対象とする。姿奪い、ヴォルラスは、7/5でありこの能力を持つことを除きそれのコピーになる。

7/5

ウェザーライト・サーガ序盤の黒幕であるヴォルラス/Volrathが再度のカード化。-1/-1カウンタークリーチャーを弱体化させる能力と、カウンターが置かれたクリーチャーに一時的に化ける能力を持つ伝説の多相の戦士

3伝説のクリーチャーとはいえ、5マナ7/5にしてペナルティ能力なし、さらにゆっくりではあるが-1/-1カウンターによるボードコントロール力も持つという、戦闘能力に優れたクリーチャー。P/Tを維持したまま他のクリーチャーのコピーになれる点、パワーが7と統率者戦統率者ダメージ21点を満たすのにちょうどよい数値である点がポイントで、いわゆる殴り統率者としての適性が高い。回避能力持ちをコピーできるようにしたいところ。

-1/-1カウンターを置く能力は、除去になるのと同時に、コピー対象を増やす手段にもなる。とはいえ、当然ながら除去してしまったらコピーできないわけで、若干のちぐはぐさも否めない。コピー対象を自前で用意して+1/+1カウンターなどを乗せていくほうがスムーズだろう。うまくコピー対象が用意できていない状況では、-1/-1カウンターを味方に乗せる選択肢もあることは頭の片隅に入れておきたい。

[編集] ルール

  • コピー能力コピー可能な値のみをコピーする。コピー元のクリーチャーがタップ状態か、攻撃ブロックしているか、置かれているカウンターついているオーラ装備品、その他コピー効果以外の継続的効果による特性の変化などはコピーされない。
    • 特にヴォルラスの能力の条件として「カウンターが置かれている」ことが要求されているため、混乱を招きやすい。カウンターによってP/Tが変化していたりキーワード能力を得ていたりしても、それらの変化はコピー可能な値に含まれない。
    • 逆にヴォルラスの上記の状態は、コピーになる前と変わらず保持される。
  • 新たに戦場に出るわけではないので、コピー元のクリーチャーの「戦場に出る際、~~する」、「~~の状態で戦場に出る」や「~~として戦場に出る」という常在型能力、「(自身のカード名)が戦場に出たとき」という誘発型能力は機能しない。
  • コピーするクリーチャーの「(自身のカード名)が死亡したとき」「(自身のカード名)が戦場を離れたとき」という誘発型能力も誘発する(CR:603.10a)。領域変更誘発も参照。
  • 自分コントロールする伝説のクリーチャーをコピーした場合、同名の伝説のパーマネントを2体コントロールしていることなり、レジェンド・ルールが適用される。
  • コピー効果以外でクリーチャー化している非クリーチャー・カードを選んだ場合、ヴォルラスはクリーチャーでなくなる。それが戦闘に参加していたなら、戦闘から取り除かれる(CR:506.4)。
    • 非クリーチャー・パーマネントになっても、7/5というP/Tは持つ。ただし非クリーチャー・パーマネントである間それが参照されることはない(CR:208.3)。通常クリーチャー化の継続的効果は新たに基本のP/Tを与えるが、搭乗によってクリーチャー化すれば7/5のままクリーチャー化することができる。
  • 7/5であることとコピー化能力を持つことはコピー効果の一部のため、それはヴォルラスのコピー可能な値となる。何かのコピーになっているヴォルラスをさらに他のオブジェクトがコピーするなら、それらの特性を含めてコピーする。
  • あなたがヴォルラスを統率者として指定しているなら、ヴォルラスが何かのコピーになってもそれが統率者であることは変わらない。それが与えるダメージは統率者ダメージとしてカウントされ、戦場から移動する場合は代わりに統率領域へ置いてもよい。

[編集] 関連カード

[編集] 開発秘話

ヴォルラスというキャラクターの青黒だが、Glenn Jonesはこのカード匿名の威圧/Faceless Menace統率者にもできるようにしたかった。Glennはヴォルラスの生みの親の一人であるMark Rosewater黒緑青は人物像に合うかと尋ね、Markは運良く合うと答えた。ヴォルラスには生物を実験して「進化」させようとするシミック連合/The Simic Combine的な側面があり、3色目を加えるとしたらはかなり筋が通っていたのだ[1]

[編集] ストーリー

詳細はヴォルラス/Volrathを参照。

[編集] 脚注

  1. Need I Say Morph/その話はこのヘン(イ)でMaking Magic 2019年8月5日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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