文章交換/Exchange of Words
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Exchange of Words / 文章交換 (1)(青)(青)エンチャント
これが戦場に出たとき、クリーチャー2体を対象とする。これが戦場にあり続けているかぎり、それらのクリーチャーの文章欄を交換する。
2体のクリーチャーの文章欄をまるごと交換してしまうエンチャント。
常在型能力で定義していない限りはサイズやクリーチャー・タイプには関与しないので、主に対戦相手の強力なシステムクリーチャーをバニラにしつつ実質的に自分のものにしたり、サイズが関わる能力をファッティに与えたりといったコンボ的な使い方が基本。最終的に対象がどちらも戦場を離れた後はただの置物と化すので、生け贄のリソースにしたり、回収手段を併用して再利用できるようにしておくと理想的。
リミテッドではシステムクリーチャーに依存したデッキを見ることは少ないが、単に対戦相手がフライヤーをコントロールしているときに自分の地上クリーチャーと共に対象にして、回避能力を与えつつ事実上ブロッカーを排除するだけでもそれなりの奇襲にはなる。
- 公式日本語対訳[1]ではexchangeを「入れ替える」と訳しているが、これは誤訳。正しくは交換であって入れ替えではない。ただキーワード処理としての交換に文章欄の交換が定義されたのはUnfinity発売後の総合ルール更新なので、訳出する際にルール用語と区別するために交換以外の言葉を当てた可能性はある。
[編集] ルール
- 文章交換の能力が解決される前に文章交換がすでに戦場を離れていたり、対象のどちらかが不正な対象である場合、文章欄の交換は起こらない。
- これは種類別第3種の文章変更効果である継続的効果を発生させる。各オブジェクトは元々のルール・テキストすべてを失い、他方のオブジェクトのルール・テキストを持つ(CR:612.5)。
- 交換するのは文章欄内のルール・テキストのみであり、タイプ行やP/Tは交換しない。
- 各オブジェクトが持つことになるルール・テキストとは、他方のオブジェクトのコピー可能な値に文章変更効果を加味したものとなる。種類別第6種の能力を得たり失わせたりする効果はルール・テキストを変更しているわけでは無いので考慮されない。ステッカーも第6種である。
- ルール・テキストは交換した時点で「固定」され、交換した後に他方のオブジェクトが戦場を離れたりコピー効果や文章変更効果を受けても、もう一方のオブジェクトの上書きされたルール・テキストに影響を与えることはない。
- 文章変更効果はコピー可能な値では無いため、文章欄を交換したオブジェクトを他のオブジェクトがコピーするなら、それは元々のルール・テキストをコピーする。
- 文章欄を交換したオブジェクトが細胞形成/Cytoshapeなどにより他のオブジェクトのコピーになった場合、種類別に従いコピーになった後でルール・テキストを上書きされたオブジェクトになる。
- 特性定義能力を持つクリーチャーのルール・テキストを交換した場合、それは交換した先のクリーチャーに適用される。例えばルール・テキストを持たない2/2の仔熊/Bear Cubと、「[このクリーチャー]のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」を持つ*/*のオドリックの十字軍/Crusader of Odricのルール・テキストを交換した場合、仔熊のP/Tは特性定義能力によって2/2からその値に変更される。一方交換されたオドリックの十字軍はP/Tを定義するルール・テキストを失うためP/Tが未定義であり0/0になり他にP/Tを修整する効果が無ければ墓地に置かれる。
- アン・ゲームにおいては、文章欄そのものが交換され、文章欄にある透かしやフレイバー・テキストも入れ替わる。