赤の防御円/Circle of Protection: Red
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赤はプレイヤーに直接ダメージを与える手段が最も豊富な色であるため、これは防御円の中で最も使われるカードである。それに加えて、赤はエンチャントを破壊できない色であることも、これの対赤カードとしての信頼性・安定性を高めている。
対戦相手が赤でなくても無駄にならない物語の円/Story Circleが選択可能な環境でさえ、赤の高速デッキに対抗するため2ターン目に設置できるこちらが用いられることもしばしば。多色デッキで使いやすいのも利点。
対戦相手からのダメージを軽減するだけでなく、自分の発生源からのダメージ軽減にも使える。例えば、マジック最初のコンボの1つとして、オーク弩弓隊/Orcish Artilleryとの組み合わせが挙げられる。黎明期には、この手のコンボ用としてメインデッキに投入されていたこともある。
- 第9版まで基本セット皆勤賞であったが、第10版で再録を逃す。
- アルファ版ではMark Tedinであるべきアーティスト名が Anson Maddocksへと誤って記述されている。ベータ版でMark Tedinに修正された。
[編集] 対策
一方、赤にとっては永遠の天敵カード。それゆえに時代ごとに様々な対抗手段が講じられてきた(赤が濃いデッキでは、アーティファクトに頼って対策する方が一般的といわれる)。
[編集] 赤カードによる対抗策
- 軽減されないダメージ(ウルザの激怒/Urza's Rage、悪魔火/Demonfire)。
- 軽減そのものを禁止(鋭い痛み/Flaring Pain)。
- Anarchyや黙示録/Apocalypseで除去。
- 軽減用のマナを出してもダメージを与える魔力のとげ/Manabarbs。
- 土地破壊によるマナ拘束。しかし、これのマナ・コストと起動コストの軽さの前では効果が薄い。
[編集] 他の色による対抗策
- アーティファクトの全体除去(ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskは伝統的な対抗策)。
- 白や緑をタッチして除去(古くは解呪/Disenchantや平穏/Tranquilityなど)。
- 赤でないダメージ発生源を増やす。デッキを多色化してダメージの色を散らしたり、無色のダメージ源(主にアーティファクト)を利用する。
- ダメージを別の色に変える(Ghostly Flameやスランのレンズ/Thran Lens、ひずんだレンズ/Distorting Lens)。
- 選別の秤/Culling Scalesで破壊。
- 真髄の針/Pithing Needleで封じ込める。
- 冬の宝珠/Winter Orbでマナを制限(かつてはよく採用された)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
リミテッド・エディション~第8版の各色に対応した防御円サイクル。アイスエイジ、テンペストにも再録された。詳細は防御円の項を参照。
- 白の防御円/Circle of Protection: White
- 青の防御円/Circle of Protection: Blue
- 黒の防御円/Circle of Protection: Black
- 赤の防御円/Circle of Protection: Red
- 緑の防御円/Circle of Protection: Green
第8版までは皆勤賞だったが、カードの収録枠を食いつぶしていたことから、第9版では黒の防御円/Circle of Protection: Blackと赤の防御円/Circle of Protection: Redだけが再録され、第10版では1つも再録されなかった。