土地単
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(レジェンドルール後の演劇+深部について追記) |
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+ | 初期の土地単は下記にも有るとおり43枚の土地が入っていたが、近年は30枚後半にまで削られていることも多く、相対的に手札を捨てる[[デメリット]]が大きいのでマナ結合の枚数を抑えたり、採用しないケースも登場してきている。 | ||
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+ | :土地単と相性が良く、色マナ確保に相性のいい[[モックス・ダイアモンド/Mox Diamond]]も良く使われる。 | ||
:[[埋没した廃墟/Buried Ruin]]をいれることで色に関係なく墓地のアーティファクトの回収が可能となる。 | :[[埋没した廃墟/Buried Ruin]]をいれることで色に関係なく墓地のアーティファクトの回収が可能となる。 | ||
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非常に特殊な部類のデッキであるが、大量投入されたミシュラランドやMaze of Ithなどによって、[[クリーチャー]]を主体とするデッキには圧倒的な強さを発揮する。また、土地は[[打ち消す|打ち消さ]]れないため、[[パーミッション|パーミッションデッキ]]に対しても強い。反面、コンボデッキに対しての相性は最悪で、ゆっくりと[[即死]][[コンボ]]が決められていく様を、黙って見ているといった状況が多々ある。 | 非常に特殊な部類のデッキであるが、大量投入されたミシュラランドやMaze of Ithなどによって、[[クリーチャー]]を主体とするデッキには圧倒的な強さを発揮する。また、土地は[[打ち消す|打ち消さ]]れないため、[[パーミッション|パーミッションデッキ]]に対しても強い。反面、コンボデッキに対しての相性は最悪で、ゆっくりと[[即死]][[コンボ]]が決められていく様を、黙って見ているといった状況が多々ある。 | ||
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+ | 2014年7月の[[レジェンド・ルール]]改正により大きく影響を受けたデッキの1つ。[[暗黒の深部/Dark Depths]]と[[演劇の舞台/Thespian's Stage]]という2つの土地により[[マリット・レイジ/Marit Lage|マリット・レイジ]]を戦場に出すことができ、単に土地を攻めるデッキの[[フィニッシャー]]であると同時に[[コンボデッキ]]として戦うことができるようになり、レガシーでの大会で目撃することも多くなった。 | ||
*マナ結合と[[激動/Upheaval]]のコンボで一気に[[戦場]]をひっくり返すものも。しかし[[ドラゴン・ストンピィ]]に対しては効果的とは言えない。 | *マナ結合と[[激動/Upheaval]]のコンボで一気に[[戦場]]をひっくり返すものも。しかし[[ドラゴン・ストンピィ]]に対しては効果的とは言えない。 |
2014年8月4日 (月) 16:09時点における版
土地単(Land deck)は、その名の通り土地を主軸に組まれたデッキ。
かつてはヴィンテージでも貧乏デッキとしてそれなりに人気があったが、壌土からの生命/Life from the Loamの登場以降はレガシーでの活躍が目覚しい。ヴィンテージでは(他のヴィンテージのデッキと比べれば)貧乏デッキで済むかもしれないが、レガシーだと逆に札束デッキとなりがち。
土地
(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、ミシュラの工廠は2/2の組立作業員(Assembly-Worker)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。
(T):組立作業員クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受ける。
ソーサリー
あなたの墓地にある土地カードを最大3枚まで対象とし、それをあなたの手札に戻す。
発掘3(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを3枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
目次 |
概要
攻撃にミシュラランド、防御にMaze of IthやThe Tabernacle at Pendrell Vale、マナ拘束に不毛の大地/Wastelandやリシャーダの港/Rishadan Portさらには幽霊街/Ghost Quarter を駆使して戦う。かつては完全に土地だけで組むこともあった様だが、現在では補助に他のカードを用いることが主である。
以前からこれらの土地を用いたデッキは細々と存在していたのだが、トーナメントシーンで活躍するようになったのは壌土からの生命/Life from the Loamが登場してからである。このカードの登場によって、これらの土地を半永久的に使いまわすことが可能となり、土地とこれだけでも対戦相手を倒すことが可能となったのである。
またそれらの補助として、踏査/Explorationやマナ結合/Manabondを使用し、序盤からこれらの土地を高速展開するタイプが主流となっている。デッキの根幹としてはこれら2種のエンチャントに壌土からの生命をいれた緑のデッキとなるが、大抵は他の色を足して土地やそれ以外のカードの選択肢を増やす。特に土地だけでは対応できない状況への解答は重要だが、壌土からの生命のために土地以外のカードは極力少なくしたいため、サーチの需要が高い。
初期の土地単は下記にも有るとおり43枚の土地が入っていたが、近年は30枚後半にまで削られていることも多く、相対的に手札を捨てるデメリットが大きいのでマナ結合の枚数を抑えたり、採用しないケースも登場してきている。
- タッチ白
- 悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレット戦術を組み込むことができる。マナ結合や踏査をもってくるだけでなく、相性の悪いコンボデッキのために虚空の杯/Chalice of the Void や三なる宝球/Trinisphere といったマナ拘束ができるアーティファクトをもってくることができる。他に白のカードでは同じくコンボデッキ対策の法の定め/Rule of Lawや、致命傷となる発展の代価/Price of Progress対策に赤の防御円/Circle of Protection: Redなどが用いられることがある。
- タッチ青
- 直観/Intuitionが強力。墓地に置かれた土地は壌土からの生命で回収することで確実なサーチとなり、またアーティファクトもアカデミーの廃墟/Academy Ruinsで回収ができる。アカデミーの廃墟は壌土からの生命の発掘で墓地に置かれたカードの回収にも役立つ。
- 墓地に落ちると回収が難しい土地以外のためのドローソースとして打開/Breakthroughや調律/Attunementが採用されることがある、土地を捨てても壌土からの生命で回収できる。
- タッチ黒
- むかつき/Ad Nauseamが非常に強力。土地単の構成上ドローソースとしては最高の性能を発揮することができる。
- 青と合わせてミシュラランドの忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pitを使うために黒をタッチすることもある。
- 色は関係ないが恐血鬼/Bloodghastや冥界のスピリット/Nether Spiritが採用されることもある。
- タッチ赤
- ギャンブル/Gambleにより壌土からの生命や土地をサーチすることできる。
- 燃え立つ願い/Burning Wishによるウィッシュボードも組み込まれる。特に血染めの月/Blood Moonや基本に帰れ/Back to Basicsといった致命的なカードへの対策カードの重要性が高い。
- 近年は土地単に対して致命的かつ環境に蔓延している死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanへの解答として罰する火/Punishing Fireと燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsを採用するためだけに赤をタッチしていることもある。
- タッチ茶
- 白の項目のカード以外にも世界のるつぼ/Crucible of Worldsや仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesが採用される。
- 土地単と相性が良く、色マナ確保に相性のいいモックス・ダイアモンド/Mox Diamondも良く使われる。
- 埋没した廃墟/Buried Ruinをいれることで色に関係なく墓地のアーティファクトの回収が可能となる。
発掘で墓地に落ちる構造となりやすいので、フラッシュバックをもつカードや墓地から唱えられるカードを入れる場合もある。
カードプールが広いだけに、上記以外にも様々な土地が選択されており、壌土からの生命と相性がよい各種サイクリングランドをはじめ、火力に蛮族のリング/Barbarian Ring、ライフ回復に遊牧の民の競技場/Nomad Stadiumと、デッキのほとんどが土地とは思えない程の柔軟性を見せる。
非常に特殊な部類のデッキであるが、大量投入されたミシュラランドやMaze of Ithなどによって、クリーチャーを主体とするデッキには圧倒的な強さを発揮する。また、土地は打ち消されないため、パーミッションデッキに対しても強い。反面、コンボデッキに対しての相性は最悪で、ゆっくりと即死コンボが決められていく様を、黙って見ているといった状況が多々ある。
2014年7月のレジェンド・ルール改正により大きく影響を受けたデッキの1つ。暗黒の深部/Dark Depthsと演劇の舞台/Thespian's Stageという2つの土地によりマリット・レイジを戦場に出すことができ、単に土地を攻めるデッキのフィニッシャーであると同時にコンボデッキとして戦うことができるようになり、レガシーでの大会で目撃することも多くなった。
- マナ結合と激動/Upheavalのコンボで一気に戦場をひっくり返すものも。しかしドラゴン・ストンピィに対しては効果的とは言えない。
サンプルレシピ1
- 備考
- ドイツレガシー選手権06 ベスト8 (参考)
- 使用者:Sascha Thomsen
- フォーマット
メインデッキ (61) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
呪文 (17) | |
4 | 壌土からの生命/Life from the Loam |
3 | 根囲い/Mulch |
2 | ワームの咆哮/Roar of the Wurm |
4 | 踏査/Exploration |
4 | マナ結合/Manabond |
土地 (43) | |
2 | 蛮族のリング/Barbarian Ring |
1 | 忘れられた洞窟/Forgotten Cave |
4 | Maze of Ith |
4 | ミシュラの工廠/Mishra's Factory |
3 | ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery |
4 | リシャーダの港/Rishadan Port |
3 | Savannah |
1 | 隔離されたステップ/Secluded Steppe |
2 | 滑りやすいカルスト/Slippery Karst |
4 | Taiga |
2 | The Tabernacle at Pendrell Vale |
2 | 平穏な茂み/Tranquil Thicket |
3 | 樹上の村/Treetop Village |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
4 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
サイドボード | |
3 | ハルマゲドン/Armageddon |
2 | ガイアの祝福/Gaea's Blessing |
3 | ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk |
3 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
4 | Zuran Orb |
- 初めてトーナメントで結果を残した土地単デッキ。土地が43枚投入されている事から43 Landsと呼ばれる。
- このデッキに因んで、土地枚数に関係なく43 Landsと呼ばれることも多い。
サンプルレシピ2
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
呪文 (18) | |
4 | 壌土からの生命/Life from the Loam |
3 | 根囲い/Mulch |
3 | ギャンブル/Gamble |
4 | マナ結合/Manabond |
4 | 踏査/Exploration |
土地 (42) | |
2 | 蛮族のリング/Barbarian Ring |
1 | 忘れられた洞窟/Forgotten Cave |
4 | Maze of Ith |
4 | ミシュラの工廠/Mishra's Factory |
3 | ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery |
1 | 裂け岩の扉/Riftstone Portal |
4 | リシャーダの港/Rishadan Port |
3 | Savannah |
4 | Taiga |
1 | The Tabernacle at Pendrell Vale |
4 | 平穏な茂み/Tranquil Thicket |
3 | 樹上の村/Treetop Village |
4 | 不毛の大地/Wasteland |
2 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills |
サイドボード | |
4 | 虚空の杯/Chalice of the Void |
4 | 亡霊の牢獄/Ghostly Prison |
3 | トーモッドの墓所/Tormod's Crypt |
4 | ハルマゲドン/Armageddon |