青緑スレッショルド
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[[オデッセイ・ブロック]]の[[スレッショルド]][[クリーチャー]]をメインにした[[青緑ビートダウン]]の一種。 | [[オデッセイ・ブロック]]の[[スレッショルド]][[クリーチャー]]をメインにした[[青緑ビートダウン]]の一種。 | ||
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[[ゼロックス|土地を切り詰め]]、[[ドロー]]と[[ディスカード]]を両立する[[カード]]を多く採用し、[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]なども織り交ぜて最速3[[ターン]]での[[スレッショルド]]を目指すことにより、高速で[[大型クリーチャー|大型]]のスレッショルド[[クリーチャー]]を[[展開]]する。 | [[ゼロックス|土地を切り詰め]]、[[ドロー]]と[[ディスカード]]を両立する[[カード]]を多く採用し、[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]なども織り交ぜて最速3[[ターン]]での[[スレッショルド]]を目指すことにより、高速で[[大型クリーチャー|大型]]のスレッショルド[[クリーチャー]]を[[展開]]する。 | ||
− | もとは[[ | + | もとは[[オデッセイ・ブロック構築]]発祥のデッキだが、[[スタンダード]]でも展開力とドロー性能は[[ステロイド#オデッセイ・ブロック期|ステロイド]]より早く、さらにその高速性ゆえ[[青]]に強い([[サイカトグ]]を食える)ので、[[世界選手権02]]でも[[青緑マッドネス]]より多いおよそ1割もの[[プレイヤー]]が使用していた。 |
が、ネタが割れてしまい、逆に研究が進んだ[[サイカトグ]]に食われ、どうにか[[Raphael Levy]]が16位という結果に終わる。 | が、ネタが割れてしまい、逆に研究が進んだ[[サイカトグ]]に食われ、どうにか[[Raphael Levy]]が16位という結果に終わる。 | ||
Levyの[[デッキリスト|レシピ]]は[[World Championship Decks 2002]]を参照。 | Levyの[[デッキリスト|レシピ]]は[[World Championship Decks 2002]]を参照。 | ||
− | [[ | + | [[ワームの咆哮/Roar of the Wurm]]や[[クローサの獣/Krosan Beast]]などを投入した大型タイプや、[[栄光/Glory]]、[[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]]などを入れた[[タッチ]][[白]]タイプで巻き返しを図るも、[[オンスロート]]で得たものが[[ルーンの解読/Read the Runes]]程度で、さらに爆発力で[[青緑マッドネス]]に劣り、衰退の一途を辿っていった。 |
*生みの親であるDave Humpherysが、[[世界選手権]]時にはコテコテの[[サイカトグ]]を使っていたのは皮肉な話である。 | *生みの親であるDave Humpherysが、[[世界選手権]]時にはコテコテの[[サイカトグ]]を使っていたのは皮肉な話である。 | ||
− | *同様のスレッショルドデッキとして[[激動/Upheaval]]の[[リセット]]をメインとした[[8Man]] | + | *同様のスレッショルドデッキとして[[激動/Upheaval]]の[[リセット]]をメインとした[[8Man]]も存在したが、このデッキとは挙動がまた少し異なっている。詳細は[[8Man]]の項目を参照のこと。 |
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採用しないタイプも多くなっているため、コメントアウト。 --> | 採用しないタイプも多くなっているため、コメントアウト。 --> | ||
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以下に各色の特徴を述べる。 | 以下に各色の特徴を述べる。 | ||
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<!-- [[不毛の大地/Wasteland]]とともにメインから[[もみ消し/Stifle]]を採用することで、基本でない[[土地]]や[[フェッチランド]]に対処し[[マナ]]を拘束するタイプが多い。 --> | <!-- [[不毛の大地/Wasteland]]とともにメインから[[もみ消し/Stifle]]を採用することで、基本でない[[土地]]や[[フェッチランド]]に対処し[[マナ]]を拘束するタイプが多い。 --> | ||
− | *青緑白…[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]による[[除去]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]による妨害を行うタイプ。かつては[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]が採用され[[ミラーマッチ]]に有利なタイプであったが、自身も[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]] | + | *青緑白…[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]による[[除去]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]による妨害を行うタイプ。かつては[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]が採用され[[ミラーマッチ]]に有利なタイプであったが、自身も[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を採用するようになるとアンチ[[シナジー]]になってしまい、最近ではあまり採用されていない。 |
− | *青緑黒…[[ | + | *青緑黒…[[手札破壊]]で[[コンボ]]や[[コントロール]]に対抗したり、[[闇の腹心/Dark Confidant]]で[[アドバンテージ]]を得るタイプ。[[燻し/Smother]]や[[恐ろしい死/Ghastly Demise]]により[[ミラーマッチ]]にも有利だが、[[ビートダウン|アグロ]]系のデッキに弱い。 |
− | *青緑赤…[[火+氷/Fire+Ice]]や[[稲妻/Lightning Bolt]] | + | *青緑赤…[[火+氷/Fire+Ice]]や[[稲妻/Lightning Bolt]]などの[[火力]]によってビートダウンをサポートするタイプ。[[ゴブリン#レガシー|ゴブリン]]などのアグロデッキに対する[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]、ミラーマッチなどの青に対する[[紅蓮破/Pyroblast]]などの存在により柔軟性が高い。[[クロック・パーミッション]]の弱点をある程度克服しているため、この色構成は特に人気が高い。 |
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<!-- 赤を入れる場合は[[火+氷/Fire+Ice]]や[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]等の[[火力]]、白では[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]、[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などの妨害要素を採用し、青緑では対応しきれない部分を補填している。 | <!-- 赤を入れる場合は[[火+氷/Fire+Ice]]や[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]等の[[火力]]、白では[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]、[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などの妨害要素を採用し、青緑では対応しきれない部分を補填している。 | ||
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また、[[相殺/Counterbalance]]と[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]の[[ギミック]]を取り入れたタイプも活躍している。 → [[CounterTop-Goyf#レガシー版|Baseruption]] | また、[[相殺/Counterbalance]]と[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]の[[ギミック]]を取り入れたタイプも活躍している。 → [[CounterTop-Goyf#レガシー版|Baseruption]] | ||
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<!-- レガシーのいくつかの大会で上位入賞しているスレッショルドを見ても爆薬を4枚どころか投入すらしていないものがほとんどの現状を考慮してコメントアウト | <!-- レガシーのいくつかの大会で上位入賞しているスレッショルドを見ても爆薬を4枚どころか投入すらしていないものがほとんどの現状を考慮してコメントアウト | ||
削除はコメントアウトが基本。上記は全て常識であり表記しておくべきである。 | 削除はコメントアウトが基本。上記は全て常識であり表記しておくべきである。 | ||
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タルモゴイフに関する記述がふたつあるため、統合。 --> | タルモゴイフに関する記述がふたつあるため、統合。 --> | ||
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<!-- -[[レガシー]]タイプは構成が[[8Man]]と似ているようにも見えるが、[[8Man]]は「[[ドロー]]→[[リセット]]→[[スレッショルド]]達成→[[カウンター]]と[[クリーチャー]]による[[場]]の制圧」という、あくまで[[激動/Upheaval]]からの再構築を主眼としている[[アーキタイプ]]であり、低[[マナ]]域にシフトすることによってドロー、カウンター、[[除去]]を同時に行いスレッショルドを目指すこの[[デッキ]]とは構造も戦略も大きく異なる。 | <!-- -[[レガシー]]タイプは構成が[[8Man]]と似ているようにも見えるが、[[8Man]]は「[[ドロー]]→[[リセット]]→[[スレッショルド]]達成→[[カウンター]]と[[クリーチャー]]による[[場]]の制圧」という、あくまで[[激動/Upheaval]]からの再構築を主眼としている[[アーキタイプ]]であり、低[[マナ]]域にシフトすることによってドロー、カウンター、[[除去]]を同時に行いスレッショルドを目指すこの[[デッキ]]とは構造も戦略も大きく異なる。 | ||
8Manのページに移行。 | 8Manのページに移行。 | ||
-赤や白には及ばないが、[[黒]]をタッチするタイプも散見される。その場合は[[闇の腹心/Dark Confidant]]でドローを強化し、[[強迫/Duress]]で相手を牽制するとともに[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]によって[[ボードコントロール]]を行なう。 --> | -赤や白には及ばないが、[[黒]]をタッチするタイプも散見される。その場合は[[闇の腹心/Dark Confidant]]でドローを強化し、[[強迫/Duress]]で相手を牽制するとともに[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]によって[[ボードコントロール]]を行なう。 --> | ||
− | *[[コールドスナップ]]から追加された[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]が天敵であったが、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]が投入されるようになると、スレッショルドに完全に依存することなくデッキの攻撃力が上がり、[[墓地対策]] | + | *[[コールドスナップ]]から追加された[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]が天敵であったが、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]が投入されるようになると、スレッショルドに完全に依存することなくデッキの攻撃力が上がり、[[墓地対策]]が必ずしも致命的ではなくなった。これらの部分も、メタの中心に居続けている理由の一つとなっている。 |
− | + | *[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]の登場直後は[[炎の印章/Seal of Fire]]などによって更に打撃力を上げようとするタイプも見られた。だが、それがなくとも[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]は十分に強力であり、また環境に[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]が溢れていることで諸刃の剣となり得るため、現在はあまり好まれない。 | |
− | *[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]の登場直後は[[炎の印章/Seal of Fire]] | + | |
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<!-- 相殺を採用したものをCounterTop-Goyfのページへ移動。 --> | <!-- 相殺を採用したものをCounterTop-Goyfのページへ移動。 --> | ||
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*[[サイドボード]]後は[[CounterTop-Goyf#レガシー版|Baseruption]]にも早代わり出来るようになっている。 | *[[サイドボード]]後は[[CounterTop-Goyf#レガシー版|Baseruption]]にも早代わり出来るようになっている。 | ||
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*[[スレッショルド]] | *[[スレッショルド]] | ||
*[[青緑ビートダウン#オデッセイ・ブロック期|青緑ビートダウン]] | *[[青緑ビートダウン#オデッセイ・ブロック期|青緑ビートダウン]] | ||
+ | **[[8Man]] | ||
+ | **[[CounterTop-Goyf#レガシー版|Baseruption]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2008年2月29日 (金) 05:17時点における版
目次 |
青緑スレッショルド(UG Threshold)
オデッセイ・ブロックのスレッショルドクリーチャーをメインにした青緑ビートダウンの一種。 ターボスレッショルド、スレッショルドビートなどとも呼ばれる。
クリーチャー — 人間(Human) 熊(Bear) ドルイド(Druid)
(T):(緑)を加える。
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、熊人間は+3/+3の修整を受ける。
土地を切り詰めて軽量ドローを連打しライブラリーを掘り下げスレッショルドに到達させるのが狙い。
カウンターによりクリーチャーを守るクロック・パーミッションの一種でもある。
オデッセイ・ブロック期
オデッセイでスレッショルドが世に出ると同時にDave Humpherysらによって考案された青緑ビートダウンデッキ。
クリーチャー — 犬(Dog)
カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。
2/2土地を切り詰め、ドローとディスカードを両立するカードを多く採用し、野生の雑種犬/Wild Mongrelなども織り交ぜて最速3ターンでのスレッショルドを目指すことにより、高速で大型のスレッショルドクリーチャーを展開する。
もとはオデッセイ・ブロック構築発祥のデッキだが、スタンダードでも展開力とドロー性能はステロイドより早く、さらにその高速性ゆえ青に強い(サイカトグを食える)ので、世界選手権02でも青緑マッドネスより多いおよそ1割ものプレイヤーが使用していた。 が、ネタが割れてしまい、逆に研究が進んだサイカトグに食われ、どうにかRaphael Levyが16位という結果に終わる。 LevyのレシピはWorld Championship Decks 2002を参照。
ワームの咆哮/Roar of the Wurmやクローサの獣/Krosan Beastなどを投入した大型タイプや、栄光/Glory、秘教の処罰者/Mystic Enforcerなどを入れたタッチ白タイプで巻き返しを図るも、オンスロートで得たものがルーンの解読/Read the Runes程度で、さらに爆発力で青緑マッドネスに劣り、衰退の一途を辿っていった。
- 生みの親であるDave Humpherysが、世界選手権時にはコテコテのサイカトグを使っていたのは皮肉な話である。
- 同様のスレッショルドデッキとして激動/Upheavalのリセットをメインとした8Manも存在したが、このデッキとは挙動がまた少し異なっている。詳細は8Manの項目を参照のこと。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリロンドン02 優勝(参考)
- 使用者:Jakub Slemr
- フォーマット
- オデッセイ・ブロック構築仕様のもの。
レガシー
新たなフォーマットとしてレガシーが成立してから、再び注目されるようになった。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
土地を切り詰め(フェッチランドを除けば10枚前後)、低マナ域にシフトすることによってドロー、カウンター、除去を同時に行い、フェッチランドも組み合わせつつ高速でスレッショルドに到達させる。
当初からデッキの完成度が高くメタの一角を担っていたデッキであるが、(→*1) 未来予知でタルモゴイフ/Tarmogoyfが加わるや否や、瞬く間にトップメタの座に君臨する事となる。
そのポテンシャルは、本来相性が悪いはずのビートダウンにさえ殴り勝ってしまうという事態をも引き起こし、まさに王者に相応しい暴れっぷりを見せ続けている。
デッキの構成は青緑をベースに、3色目によってサポートする形をとるのが一般的。
以下に各色の特徴を述べる。
- 青緑…3色目を投入しないタイプ。色事故を気にしなくて良いため積極的に不毛の大地/Wastelandを採用出来るのが利点。また、その他のスロットは追加のドロー呪文や軽量カウンターが採用される。
- 青緑白…剣を鍬に/Swords to Plowsharesによる除去や翻弄する魔道士/Meddling Mageによる妨害を行うタイプ。かつてはヨツンの兵卒/Jotun Gruntが採用されミラーマッチに有利なタイプであったが、自身もタルモゴイフ/Tarmogoyfを採用するようになるとアンチシナジーになってしまい、最近ではあまり採用されていない。
- 青緑黒…手札破壊でコンボやコントロールに対抗したり、闇の腹心/Dark Confidantでアドバンテージを得るタイプ。燻し/Smotherや恐ろしい死/Ghastly Demiseによりミラーマッチにも有利だが、アグロ系のデッキに弱い。
- 青緑赤…火+氷/Fire+Iceや稲妻/Lightning Boltなどの火力によってビートダウンをサポートするタイプ。ゴブリンなどのアグロデッキに対する紅蓮地獄/Pyroclasm、ミラーマッチなどの青に対する紅蓮破/Pyroblastなどの存在により柔軟性が高い。クロック・パーミッションの弱点をある程度克服しているため、この色構成は特に人気が高い。
さらなるコントロールカードとして仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesなどが採用する事もある。
また、相殺/Counterbalanceと師範の占い独楽/Sensei's Divining Topのギミックを取り入れたタイプも活躍している。 → Baseruption
- スレッショルドに特化したグロウとも言える。
- コールドスナップから追加されたヨツンの兵卒/Jotun Gruntが天敵であったが、タルモゴイフ/Tarmogoyfが投入されるようになると、スレッショルドに完全に依存することなくデッキの攻撃力が上がり、墓地対策が必ずしも致命的ではなくなった。これらの部分も、メタの中心に居続けている理由の一つとなっている。
- タルモゴイフ/Tarmogoyfの登場直後は炎の印章/Seal of Fireなどによって更に打撃力を上げようとするタイプも見られた。だが、それがなくともタルモゴイフ/Tarmogoyfは十分に強力であり、また環境にタルモゴイフ/Tarmogoyfが溢れていることで諸刃の剣となり得るため、現在はあまり好まれない。
未来予知後
- タルモゴイフ/Tarmogoyf参入後のタッチ白タイプ。
フェッチランド及び、渦まく知識/Brainstorm&思案/Ponderのドロー二枚看板によって、スレッショルドを待つまでもなく、巨大化したタルモゴイフが相手を蹂躙する。
- サイドボード後はBaseruptionにも早代わり出来るようになっている。
初期型
- 備考
- 使用者:Pat McGregor
- グランプリフィラデルフィア05ベスト8(参考)
- フォーマット
- ピッチスペルを含めると、ほとんどが1マナ以下で構成される超軽量の高速タイプ。その軽さはPat McGregorに「このデッキにおいて火+氷/Fire+Iceは重すぎたかもしれない」と言わしめた程である。
- 巣立つドラゴン/Fledgling Dragonはサイズでは秘教の処罰者/Mystic Enforcerに劣るが、パンプアップによってダメージレースを制し易い。