ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
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2016年11月17日 (木) 11:20時点における版
Nevinyrral's Disk / ネビニラルの円盤 (4)
アーティファクト
アーティファクト
ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):アーティファクトとクリーチャーとエンチャントをすべて破壊する。
マジック黎明期から活躍していた、大量のパーマネント破壊が可能な優秀リセットボタン。アーティファクトゆえ色拘束を気にする必要がなく、そのため多色デッキで使われる傾向が強いが、以前は色の弱点を補えるということから、単色デッキでの使用が主だった。
登場時はネクロポーテンス/Necropotenceとの凶悪な相性のよさを以てネクロディスクを創り出し、悪名高いネクロの夏を生み出した元凶となった。
エターナルのランドスティルではメインの除去になる。ただ、メタによって色をタッチし、破滅的な行為/Pernicious Deedが使用されることも多い。
- スタックルールの導入で強さが増したカードの1つ。スタックルール導入以前は、タップ状態の時に粉砕/Shatterなどを唱えられた際、ぐるぐる/Twiddleなどで「対応してアンタップする」ことまではできても「起動する」ことはできなかった。ぐるぐるの解決にはいると呪文や能力が全て解決されるまで新たに呪文を唱えたり能力を起動したりできなかったため。もちろん現在のスタックルール下では呪文や能力が1つ解決するごとに優先権を得られるので、問題なく起動できる。
- プレインズウォーカーが存在する現在では、万能性はかつてより相対的に落ちている。
- From the Vault:Relicsに新規イラストで収録された。統率者2013に収録された際もこのイラストが使われている。
利用
基本的にはすぐに全体除去として使うのが普通だが、「一度戦場に出さなければ使用できない」という奇襲性のなさを逆手に取り、すぐに使うつもりがなくても戦場に出しておくことで対戦相手の行動を抑止し、その間に自分のパーマネントを揃えるというテクニックもある。
- それと同時期の格言「ディスクは寝ているうちに割れ」。実際これを破壊するためだけに解呪/Disenchantをタッチで入れる人もいたほど。当時の単色デッキでの使用率の高さを物語るエピソードである。
- コストとして自身を生け贄に捧げることを要求していないため、これが破壊されなかったり再生したりすれば繰り返し起動できる。そのため、アーティファクトを破壊されなくするダークスティールの溶鉱炉/Darksteel Forgeとの相性は抜群。
- これを利用してブーメラン/Boomerangや転覆/Capsizeを使いバウンスして再使用するユーロブルー、次元のほころび/Reality Rippleでフェイズ・アウトさせ使い回すリップルディスクなどのデッキも作られた。使い捨てであるがために容易に再利用ができ、ロックのように使えることが強力さに拍車をかけている。
関連カード
主な亜種
パーマネント全体除去能力を持ったアーティファクト。
- 忘却石/Oblivion Stone - 土地でないパーマネントを破壊する。能力によって破壊するパーマネントを選別できる。(ミラディン)
- 世界薙ぎの剣/Worldslayer 装備品。装備したクリーチャーが戦闘ダメージを与えたらこのパーマネント以外のパーマネントを破壊する。(ミラディン)
- 疫病沸かし/Plague Boiler - 3ターン後に土地でないパーマネントを破壊する。能力によって起動タイミングを調節できる。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 災いの砂時計/Scourglass - 有色アーティファクト。アーティファクトと土地以外のパーマネントを破壊する。アップキープにしか起動できない。(アラーラの断片)
- 危険な櫃/Perilous Vault - 土地でないパーマネントを追放する。(基本セット2015)
- 爆積み/Boompile - コイン投げに勝ったら土地でないパーマネントを破壊する。(統率者2016)
その他
- 火薬樽/Powder Keg - 点数で見たマナ・コストを参照して破壊範囲が変わる。エンチャントは破壊できない。同様のタイプのカードは火薬樽/Powder Keg#関連カードを参照。(ウルザズ・デスティニー)
- 破滅的な行為/Pernicious Deed - 有色でエンチャントであるが、破壊できるタイプが同じためよく比較される。(アポカリプス)
- 円盤の大魔術師/Magus of the Disk - 能力を内蔵した大魔術師。(時のらせん)
その他
- 通称、『ディスク』『ネビ円』『ネビ盤』『ネビ』。
- カード名は作家ラリー・ニーヴン/Larry Nivenの名前および氏の作品に由来する(→アナグラム)。アナグラムの詳細については、ネビニラル/Nevinyrralのページを参照。