全知実物提示教育

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'''全知実物提示教育'''(''Omni-Tell/Omni-Show'')は、[[レガシー]]に存在する[[Show and Tell]]系の[[コンボデッキ]]の一つ。[[デッキ]]名は、2枚の[[キーカード]]である[[全知/Omniscience]]と[[実物提示教育/Show and Tell]]に由来する。
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'''全知実物提示教育'''(''Omni-Tell/Omni-Show'')は、[[レガシー]]に存在する[[Show and Tell]]系の[[コンボデッキ]]の一つ。主に'''オムニテル'''と(オムニショーとも)呼ばれる。2枚の[[キーカード]]である[[全知/Omniscience]]と[[実物提示教育/Show and Tell]]に由来。
  
 
==概要==
 
==概要==
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{{#card:Show and Tell}}
  
[[実物提示教育/Show and Tell]]を活かせる[[重い]][[カード]]である[[全知/Omniscience]]の登場により新たな発展を見せた[[Show and Tell]]の派生[[デッキ]]。実際のキーカードはそれら2枚だけでなく、全知と類似の働きをする[[ドリーム・ホール/Dream Halls]]と[[ライブラリー]]をほぼそっくり[[手札]]にする[[無限への突入/Enter the Infinite]]の2枚であり、これら4枚の組み合わせにより[[勝利]]を目指す。
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[[実物提示教育/Show and Tell]]を活かせる[[全知/Omniscience]]の登場により発展を見せた[[Show and Tell]]の派生[[デッキ]]
  
無限への突入が[[通し|通れば]]ほぼ目的達成のため、これをいかにして通すかがこのデッキの鍵となる。その前段階としてのキーカードが全知とドリーム・ホールの2枚であり、この2枚を出すための実物提示教育という関係になっている。デッキは、これらのキーカードを守るための[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]][[ピッチスペル]][[Force of Will]][[コンボ]]にうってつけの[[否定の契約/Pact of Negation]])、そして[[デッキ]]を掘り下げる[[軽い|軽量]][[引く|ドロー]]呪文([[思案/Ponder]][[定業/Preordain]])と、後述の勝利手段となるパーツで構成される。
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実物提示教育と全知と[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]を中核とし、実物提示教育を[[通し|通す]]ための[[カード]]([[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]等)、そして[[デッキ]]を掘り下げる[[軽い|軽量]][[引く|ドロー]]呪文([[渦まく知識/Brainstorm]][[思案/Ponder]][[定業/Preordain]])、補助の勝利手段カードが脇を固める形で構成される。
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*かつては全知と類似の働きをする[[ドリーム・ホール/Dream Halls]]、全知後のフィニッシュにつなげるための[[無限への突入/Enter the Infinite]]やより柔軟な[[時を越えた探索/Dig Through Time]]といったカードも採用されていた。
  
一時期純正の[[スニーク・ショー]]よりコンボのパーツ数が多く、動きが重い事から数を減らしていったが、[[統率者2014]]にてアンチカードである[[封じ込める僧侶/Containment Priest]]が登場。スニーク・ショー型がモロに引っかかるのに対し、全知自身がクリーチャーでないために実物提示教育で場に出す事が可能、出てしまえばどんなクリーチャーを唱えても、コストこそ踏み倒すが唱えるという手段を経由するために引っかからないという利点を活かし、再びShow and Tell型デッキの中では使用率が上がっている。先に手札に来てしまうと無駄牌になる無限への突入を採用せず、ドロースペルの多さを活かし[[時を越えた探索/Dig Through Time]]を代わりに採用するパターンもある。
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勝利手段としては、実物提示教育から全知を出し、引き裂かれし永劫、エムラクールを唱えて疑似的に[[速攻]]を得ながら殴り勝つのが基本となる。
  
勝利手段としては、複数の手段を備えている。
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*実物提示教育から直接引き裂かれし永劫、エムラクールを出すことも可能。ただし、踏み倒し対策カードに弱く、また[[召喚酔い]]の間に[[プレインズウォーカー]]に代表される[[パーマネント]]の能力で[[除去]]されてしまう可能性があるため、あまり推奨されない動きになる。サブの勝利手段として、渦まく知識等で[[ライブラリーの一番上]]を引き裂かれし永劫、エムラクールにした上で[[蟻の解き放ち/Release the Ants]]を唱え、[[激突]]を無限に行うといった方法もある。
#実物提示教育から[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]へ繋げる従来の手法
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*全知が通れば、[[色]]とは無関係に唱えられるのがこのデッキの強み。[[願い]]で[[エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call]]を持ってきて、引き裂かれし永劫、エムラクールを[[サーチ]]する構成も可能。
#*全知を経由すれば、唱えたときの誘発型能力の恩恵も受けられる
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#[[洞察力の花弁/Petals of Insight]]を連発した上で[[願い]]から[[サイドボード]][[ぶどう弾/Grapeshot]]などの[[ストーム]]を狙う
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#無限への突入や[[渦まく知識/Brainstorm]]で[[ライブラリーの一番上]]をエムラクールにした上で、[[蟻の解き放ち/Release the Ants]]を唱え、[[激突]]を何度も行なう
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#*全知が通れば、[[色]]とは無関係に唱えられるのがこのデッキの強み
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==サンプルレシピ==
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同様にShow and Tellの派生デッキである[[スニーク・ショー]]と比べ、勝利手段到達までのパーツ数が多く動きが重い欠点こそあるものの、勝利手段が[[クリーチャー]]の踏み倒しに依存せず、コンボ始動後の隙が小さいのが売り。スニーク・ショーと混合したタイプもみられる。
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==サンプルレシピ1==
 
*備考
 
*備考
 
**[[グランプリストラスブール13]] 25位、初日9-0 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpstr13/day2 参考])
 
**[[グランプリストラスブール13]] 25位、初日9-0 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpstr13/day2 参考])
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{{#MagicFactory:df310645}}
  
*上述の勝利手段1と3を狙ったタイプ
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*[[無限への突入/Enter the Infinite]]を搭載したタイプ。
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==サンプルレシピ2==
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*備考
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**[[グランプリ京都15]] ベスト4 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpkyo15 参考])
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**使用者:[[原根健太]]
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*[[フォーマット]]
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**[[レガシー]](~[[タルキール龍紀伝]])
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{{#MagicFactory:df312763}}
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*[[時を越えた探索/Dig Through Time]]を搭載したタイプ。
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*[[蟻の解き放ち/Release the Ants]]による勝利を狙う場合は、[[渦まく知識/Brainstorm]]を利用する。この際、渦まく知識と[[狡猾な願い/Cunning Wish]]を[[サーチ]]できる[[火想者の予見/Firemind's Foresight]]が重要な役割を担っている。
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==サンプルレシピ3==
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*備考
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**Legacy Challenge #12289703 on 05/02/2021 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-challenge-2021-05-02 参考])
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**使用者:2plus2isfive
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*[[フォーマット]]
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**[[レガシー]](~[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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{{#MagicFactory:df320564}}
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*[[緑青]]のタイプ。緑を入れることで[[夏の帳/Veil of Summer]]や[[花の絨毯/Carpet of Flowers]]、追加の実物提示教育である[[Eureka]]などを採用できる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年1月20日 (土) 18:50時点における最新版

全知実物提示教育(Omni-Tell/Omni-Show)は、レガシーに存在するShow and Tell系のコンボデッキの一つ。主にオムニテルと(オムニショーとも)呼ばれる。2枚のキーカードである全知/Omniscience実物提示教育/Show and Tellに由来。

目次

[編集] 概要


Omniscience / 全知 (7)(青)(青)(青)
エンチャント

あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。



Show and Tell / 実物提示教育 (2)(青)
ソーサリー

各プレイヤーは、自分の手札にあるアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出してもよい。


実物提示教育/Show and Tellを活かせる全知/Omniscienceの登場により発展を見せたShow and Tellの派生デッキ

実物提示教育と全知と引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornを中核とし、実物提示教育を通すためのカード(打ち消し呪文等)、そしてデッキを掘り下げる軽量ドロー呪文(渦まく知識/Brainstorm思案/Ponder定業/Preordain)、補助の勝利手段カードが脇を固める形で構成される。

勝利手段としては、実物提示教育から全知を出し、引き裂かれし永劫、エムラクールを唱えて疑似的に速攻を得ながら殴り勝つのが基本となる。

同様にShow and Tellの派生デッキであるスニーク・ショーと比べ、勝利手段到達までのパーツ数が多く動きが重い欠点こそあるものの、勝利手段がクリーチャーの踏み倒しに依存せず、コンボ始動後の隙が小さいのが売り。スニーク・ショーと混合したタイプもみられる。

[編集] サンプルレシピ1

Omni-Tell [1]
土地 (20)
4 裏切り者の都/City of Traitors
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
10 島/Island
2 汚染された三角州/Polluted Delta
クリーチャー (1)
1 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
呪文 (39)
4 渦まく知識/Brainstorm
3 狡猾な願い/Cunning Wish
3 ドリーム・ホール/Dream Halls
4 無限への突入/Enter the Infinite
4 意志の力/Force of Will
1 神聖の力線/Leyline of Sanctity
4 全知/Omniscience
3 否定の契約/Pact of Negation
4 思案/Ponder
4 定業/Preordain
1 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
4 実物提示教育/Show and Tell
サイドボード (15)
3 防御の光網/Defense Grid
1 エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call
1 直観/Intuition
3 神聖の力線/Leyline of Sanctity
1 有毒の蘇生/Noxious Revival
1 否定の契約/Pact of Negation
1 蟻の解き放ち/Release the Ants
1 急流/Rushing River
1 サファイアの魔除け/Sapphire Charm
1 殺戮の契約/Slaughter Pact
1 計略縛り/Trickbind


[編集] サンプルレシピ2

Omni-Tell [2]
土地 (19)
5 島/Island
2 Volcanic Island
1 Underground Sea
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 汚染された三角州/Polluted Delta
1 古えの墳墓/Ancient Tomb
1 裏切り者の都/City of Traitors
クリーチャー (1)
1 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
呪文 (40)
4 ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
4 思案/Ponder
4 定業/Preordain
4 実物提示教育/Show and Tell
4 渦まく知識/Brainstorm
2 呪文貫き/Spell Pierce
1 狼狽の嵐/Flusterstorm
1 衝動/Impulse
4 狡猾な願い/Cunning Wish
1 直観/Intuition
4 意志の力/Force of Will
3 時を越えた探索/Dig Through Time
4 全知/Omniscience
サイドボード (15)
1 狼狽の嵐/Flusterstorm
1 時を越えた探索/Dig Through Time
1 否定の契約/Pact of Negation
1 外科的摘出/Surgical Extraction
2 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
1 もみ消し/Stifle
1 紅蓮破/Pyroblast
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call
1 蟻の解き放ち/Release the Ants
1 拭い捨て/Wipe Away
1 殺し/Snuff Out
1 火想者の予見/Firemind's Foresight


[編集] サンプルレシピ3

全知実物提示教育 [3]
土地 (19)
1 裏切り者の都/City of Traitors
2 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 虹色の眺望/Prismatic Vista
2 冠雪の森/Snow-Covered Forest
5 冠雪の島/Snow-Covered Island
1 Tropical Island
クリーチャー (9)
3 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
3 氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl
2 自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath
1 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
呪文 (32)
4 思案/Ponder
4 定業/Preordain
4 実物提示教育/Show and Tell
4 渦まく知識/Brainstorm
3 狡猾な願い/Cunning Wish
4 意志の力/Force of Will
1 直観/Intuition
3 夏の帳/Veil of Summer
4 全知/Omniscience
1 森の知恵/Sylvan Library
サイドボード (15)
1 森の知恵/Sylvan Library
1 夏の帳/Veil of Summer
2 花の絨毯/Carpet of Flowers
2 残響する真実/Echoing Truth
1 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
2 Eureka
2 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
1 呼応した呼集/Shared Summons
1 崇高な天啓/Sublime Epiphany
1 外科的摘出/Surgical Extraction
1 萎れ/Wilt


[編集] 参考

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