シュナイダーポックス
提供:MTG Wiki
細 (→レガシー) |
(→レガシー) |
||
109行: | 109行: | ||
[[手札破壊]]に[[Hymn to Tourach]]、[[思考囲い/Thoughtseize]]、[[強迫/Duress]]など、土地に対しては、本家悪疫をはじめ、新たに獲得した小悪疫、[[Sinkhole]]、[[不毛の大地/Wasteland]]など、[[クリーチャー]][[除去]]には、上記の「8Pox」に加え、クリーチャーの少ないこの[[デッキ]]ならではの[[無垢の血/Innocent Blood]]など、場に残る[[リソース]]として、[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]、[[キマイラ像/Chimeric Idol]]、[[ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem]]などが採用される。世界のるつぼは不毛の大地や各種[[フェッチランド]]とも相性がよい。 | [[手札破壊]]に[[Hymn to Tourach]]、[[思考囲い/Thoughtseize]]、[[強迫/Duress]]など、土地に対しては、本家悪疫をはじめ、新たに獲得した小悪疫、[[Sinkhole]]、[[不毛の大地/Wasteland]]など、[[クリーチャー]][[除去]]には、上記の「8Pox」に加え、クリーチャーの少ないこの[[デッキ]]ならではの[[無垢の血/Innocent Blood]]など、場に残る[[リソース]]として、[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]、[[キマイラ像/Chimeric Idol]]、[[ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem]]などが採用される。世界のるつぼは不毛の大地や各種[[フェッチランド]]とも相性がよい。 | ||
− | アタッカーには「8Pox」と相性の良い[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]や、キマイラ像、ファイレクシアのトーテム像などの[[アーティファクト]]のほか、[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]も採用される。[[未来予知]]で、早期に[[墓地]]が肥えるこのデッキとマッチした能力を持つ[[墓忍び/Tombstalker]]が登場したことによって、打撃力が大幅に向上した。 | + | アタッカーには「8Pox」と相性の良い[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]や、キマイラ像、ファイレクシアのトーテム像などの[[アーティファクト]]のほか、[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]も採用される。[[未来予知]]で、早期に[[墓地]]が肥えるこのデッキとマッチした能力を持つ[[墓忍び/Tombstalker]]や、[[手札破壊]]などと相性の良い[[ニヒリス/Nihilith]]が登場したことによって、打撃力が大幅に向上した。 |
[[白]]を加えて、最強の除去こと[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や万能除去の[[名誉回復/Vindicate]]を加えたり、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]による[[シルバーバレット]]を取り入れ、柔軟な対応ができる構成にしたタイプも多い。 | [[白]]を加えて、最強の除去こと[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や万能除去の[[名誉回復/Vindicate]]を加えたり、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]による[[シルバーバレット]]を取り入れ、柔軟な対応ができる構成にしたタイプも多い。 |
2008年11月6日 (木) 10:29時点における版
シュナイダーポックス(Schneider Pox)は、Jay Schneiderが考案した悪疫/Poxを主軸とした黒コントロールデッキ。
目次 |
概要
ソーサリー
各プレイヤーは、自分のライフの端数を切り上げた3分の1を失う。その後各プレイヤーは自分の手札にあるカードの端数を切り上げた3分の1を捨てる。その後各プレイヤーは自分がコントロールするクリーチャーの端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。その後各プレイヤーは自分がコントロールする土地の端数を切り上げた3分の1を生け贄に捧げる。
ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期に活躍。基本的戦略は、アドバンテージを生み出すカードを多用して相手より多くのリソースを展開し、自分のリソースが残る程度に悪疫/Poxをプレイし、残ったリソースか早いリカバリーによって勝利することである。
アドバンテージを得る手段として、呆然/Stuporなどの手札破壊、悪魔の布告/Diabolic Edictなどの除去、ユーティリティー的な動きをする葬送の魔除け/Funeral Charm、また一部ではマナ・アドバンテージを取るため涙の雨/Rain of Tears、押し寄せる砂/Choking Sandsなどの土地破壊が採用された。
悪疫/Poxはエンチャント、アーティファクトには影響を及ぼさない為、アーティファクトやエンチャントを多用する。
- マナ加速のためにモックス・ダイアモンド/Mox Diamondや炭色のダイアモンド/Charcoal Diamondなどのマナ・アーティファクト。
- ダメージソースとして、持たざる者の檻/Paupers' Cage、煮沸ばさみ/Scalding Tongs、呪われた巻物/Cursed Scroll。
- ロック要素として、罠の橋/Ensnaring Bridge、底なしの奈落/Bottomless Pit、無のブローチ/Null Brooch。
などが採用された。特に、罠の橋/Ensnaring Bridgeと無のブローチ/Null Broochで相手をロックし、呪われた巻物/Cursed Scrollで攻撃するデッキをエンプティ・ハンドロックと呼ぶ。
また、ダンシング・ノームと組み合わせ、悪疫/Poxのプレイにて低減したライフとクリーチャーのアドバンテージを得るデッキも存在した。
序盤の手札破壊のため、当時のコンボやコントロールなどの低速のデッキに対して有利であった。除去にも特化しているため、当時の5CG、5CB等にも比較的耐性があった。しかし、序盤にクリーチャーを大量展開する、スーサイドブラックやスライなどには除去が追いつかず、また、悪疫/Poxを打つデッキの定めとして、バーンには非常に脆かった。そのため鋼のゴーレム/Steel Golemを2,3枚入れたバージョンもある。
さらに、上記のエンプティ・ハンドロックなど、エンチャントやアーティファクトによるコントロールを主軸に置くデッキの場合、エンチャントやアーティファクトの大量破壊に非常に脆い。
ウルザ・ブロック登場後は、MoMaの台頭により鳴りを潜め、その後第6版に悪疫/Poxが採用されなかったことからスタンダードより完全に姿を消した。
- デスクラウドの祖先といえるデッキ。
- MTG漫画『デュエルファイター刃』で主人公のライバルが決勝戦で使用したデッキがこれであり、その知名度を一気に高めた。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権99 エクステンデッド部門 ベスト8(参考)
- 使用者:Royce Chai
- フォーマット
- エクステンデッドタイプのデッキ。
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willを活かすためにウルザのガラクタ/Urza's Baubleが投入されている。
レガシー
現在は、エターナルでしか見られなくなってしまったこのデッキだが、時のらせんにて小悪疫/Smallpoxが登場。それにより「8Pox」体制が可能となり、レガシーで復活してきている。
黒コントロール系の総力を結集したような、昔からのアーキタイプのレガシー版のデッキにおいて見られる「総力戦」的な構成である。低マナかつ強力なカードの多いレガシーでは、プレイヤーによっては悪疫/Poxが少々重く感じられるため、悪疫の枚数を少し落としている場合も多い。
手札破壊にHymn to Tourach、思考囲い/Thoughtseize、強迫/Duressなど、土地に対しては、本家悪疫をはじめ、新たに獲得した小悪疫、Sinkhole、不毛の大地/Wastelandなど、クリーチャー除去には、上記の「8Pox」に加え、クリーチャーの少ないこのデッキならではの無垢の血/Innocent Bloodなど、場に残るリソースとして、世界のるつぼ/Crucible of Worlds、キマイラ像/Chimeric Idol、ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totemなどが採用される。世界のるつぼは不毛の大地や各種フェッチランドとも相性がよい。
アタッカーには「8Pox」と相性の良い冥界のスピリット/Nether Spiritや、キマイラ像、ファイレクシアのトーテム像などのアーティファクトのほか、ミシュラの工廠/Mishra's Factoryも採用される。未来予知で、早期に墓地が肥えるこのデッキとマッチした能力を持つ墓忍び/Tombstalkerや、手札破壊などと相性の良いニヒリス/Nihilithが登場したことによって、打撃力が大幅に向上した。
白を加えて、最強の除去こと剣を鍬に/Swords to Plowsharesや万能除去の名誉回復/Vindicateを加えたり、悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレットを取り入れ、柔軟な対応ができる構成にしたタイプも多い。
その他、壌土からの生命/Life from the Loamとモックス・ダイアモンド/Mox Diamondを取り入れたタイプや、軽い小悪疫/Smallpoxの方だけを採用した、いわば「Poxless Pox」など、好みやメタによって選択するカードに幅があるのもこのデッキの特徴といえる。