ステロイド/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

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[[銅線の地溝/Copperline Gorge]]や[[極楽鳥/Birds of Paradise]]の[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]により[[マナ基盤]]が大きく弱体化し、[[赤緑]]2[[色]]の[[デッキ]]は一時激減する。しかし[[ギルド門侵犯]]で[[踏み鳴らされる地/Stomping Ground]]が登場してからは、同[[環境]]の[[スライ/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|赤単]]に[[緑]]を[[タッチ]]したものが活躍するようになった。
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[[銅線の地溝/Copperline Gorge]]や[[極楽鳥/Birds of Paradise]]の[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]により[[マナ基盤]]が大きく弱体化し、[[赤緑]]2[[色]]の[[デッキ]]は一時激減したが、[[ギルド門侵犯]]で[[踏み鳴らされる地/Stomping Ground]]と強力な[[グルール一族/The Gruul Clans]]の[[カード]]群が収録されたことで、2種類の赤緑[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]が登場した。
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1つは同[[環境]]の[[スライ/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|赤単]]に[[緑]]を[[タッチ]]したもの。'''赤単タッチ緑'''、'''グルールアグロ'''(''Gruul Aggro'')、'''RG Aggro'''、Twitter上で[[デッキリスト]]を公開した([https://twitter.com/TomoharuSaito/status/297967937367707648 参考])[[齋藤友晴]]の名前を取って'''Saito RG'''などと呼ばれる。
  
 
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[[流城の貴族/Stromkirk Noble]]や[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]を[[火力]]でサポートし、[[地獄乗り/Hellrider]]で押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]と[[ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager]]のためであり、特に優秀な[[シングルシンボル]]の2[[マナ]]域が増えたことで、[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]絡みの動きが赤単以上に強力になっている。
 
[[流城の貴族/Stromkirk Noble]]や[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]を[[火力]]でサポートし、[[地獄乗り/Hellrider]]で押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]と[[ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager]]のためであり、特に優秀な[[シングルシンボル]]の2[[マナ]]域が増えたことで、[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]絡みの動きが赤単以上に強力になっている。
  
*純粋に赤緑2色のデッキであるにも関わらず、[[寺院の庭/Temple Garden]]を1~2枚[[挿す]]ことがある。もちろん9枚目以降の[[緑マナ]]源なのだが、デメリットのない[[森/Forest]]でない理由は、[[赤白]]の[[混成カード]]である[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]の存在によるもの。
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もう1つは緑寄りないし均等2色の[[ミッドレンジ|中速]]ビートダウン。'''グルールミッドレンジ'''(''Gruul Midrange'')、下記の経緯から'''キブラーグルール'''(''Kibler Gruul'')、上記のRG Aggroと区別する形で'''GR Aggro'''などと呼ばれる。
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構成は同環境の[[赤緑白ビートダウン#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|Naya Zoo]]や[[赤緑白ビートダウン#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|Saito Zoo]]から[[白]]を抜いたものに近い。[[東屋のエルフ/Arbor Elf]]などの[[マナ・クリーチャー]]から[[マナ加速]]して、[[ドムリ・ラーデ/Domri Rade]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎ、火打ち蹄の猪、地獄乗り、[[雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite]]などの[[速攻]][[クリーチャー]]で攻め立てるのが基本の動きとなる。
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当初は比較的マイナーな[[デッキタイプ]]だったが、[[基本セット2014]]から[[エルフの神秘家/Elvish Mystic]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]、そして3色デッキへの強烈なアンチカードとなる[[燃え立つ大地/Burning Earth]]を獲得し、大きく強化される。さらに[[Brian Kibler]]が[[世界選手権13]]でその強さを示したことで大ブレイクし、[[メタゲーム]]の中心的存在にまで躍進した。
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*赤単タッチ緑は、純粋に赤緑2色のデッキであるにもかかわらず[[寺院の庭/Temple Garden]]を1~2枚[[挿す]]ことがある。もちろん9枚目以降の[[緑マナ]]源なのだが、デメリットのない[[森/Forest]]でない理由は、[[赤白]]の[[混成カード]]である[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]の存在によるもの。
  
 
==サンプルレシピ==
 
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===赤単タッチ緑===
 
*備考
 
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**[[グランプリリオデジャネイロ13]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gprio13/welcome 参考])
 
**[[グランプリリオデジャネイロ13]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gprio13/welcome 参考])
**使用者:[[Wellington Cordeiro]]
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**使用者:[[Wellington Cordeiro]]
 
*[[フォーマット]]
 
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**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]]+[[ギルド門侵犯]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]]+[[ギルド門侵犯]])
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*火打ち蹄の猪とゴーア族の暴行者以外は[[赤マナ]]のみで動けるようになっている。
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*赤単タッチ緑と呼ばれるタイプ。火打ち蹄の猪とゴーア族の暴行者以外は[[赤マナ]]のみで動けるようになっている。
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===グルールミッドレンジ===
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*備考
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**[[グランプリワルシャワ13]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwar13/welcome 参考])
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**使用者:[[Wenzel Krautmann]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[基本セット2014]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]])
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*グルールミッドレンジと呼ばれるタイプ。
  
 
==参考==
 
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__NOTOC__

2023年8月3日 (木) 11:50時点における最新版

銅線の地溝/Copperline Gorge極楽鳥/Birds of Paradiseローテーション落ちによりマナ基盤が大きく弱体化し、赤緑2デッキは一時激減したが、ギルド門侵犯踏み鳴らされる地/Stomping Groundと強力なグルール一族/The Gruul Clansカード群が収録されたことで、2種類の赤緑ビートダウンが登場した。

1つは同環境赤単タッチしたもの。赤単タッチ緑グルールアグロ(Gruul Aggro)、RG Aggro、Twitter上でデッキリストを公開した(参考齋藤友晴の名前を取ってSaito RGなどと呼ばれる。


Burning-Tree Emissary / 炎樹族の使者 (赤/緑)(赤/緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

炎樹族の使者が戦場に出たとき、(赤)(緑)を加える。

2/2


Flinthoof Boar / 火打ち蹄の猪 (1)(緑)
クリーチャー — 猪(Boar)

火打ち蹄の猪は、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
(赤):火打ち蹄の猪はターン終了時まで速攻を得る。(このターン、それは攻撃したり(T)したりできる。)

2/2

流城の貴族/Stromkirk Nobleラクドスの哄笑者/Rakdos Cacklerなどの軽量アタッカー火力でサポートし、地獄乗り/Hellriderで押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に火打ち蹄の猪/Flinthoof Boarゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampagerのためであり、特に優秀なシングルシンボルの2マナ域が増えたことで、炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary絡みの動きが赤単以上に強力になっている。

もう1つは緑寄りないし均等2色の中速ビートダウン。グルールミッドレンジ(Gruul Midrange)、下記の経緯からキブラーグルール(Kibler Gruul)、上記のRG Aggroと区別する形でGR Aggroなどと呼ばれる。


Thundermaw Hellkite / 雷口のヘルカイト (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
雷口のヘルカイトが戦場に出たとき、それはあなたの対戦相手がコントロールする飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。それらのクリーチャーをタップする。

5/5


Domri Rade / ドムリ・ラーデ (1)(赤)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ドムリ(Domri)

[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
[-2]:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、他のクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃、トランプル、呪禁、速攻を持つ。」を持つ紋章を得る。

3

構成は同環境のNaya ZooSaito Zooからを抜いたものに近い。東屋のエルフ/Arbor Elfなどのマナ・クリーチャーからマナ加速して、ドムリ・ラーデ/Domri Radeアドバンテージを稼ぎ、火打ち蹄の猪、地獄乗り、雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteなどの速攻クリーチャーで攻め立てるのが基本の動きとなる。

当初は比較的マイナーなデッキタイプだったが、基本セット2014からエルフの神秘家/Elvish Mystic漁る軟泥/Scavenging Ooze、そして3色デッキへの強烈なアンチカードとなる燃え立つ大地/Burning Earthを獲得し、大きく強化される。さらにBrian Kibler世界選手権13でその強さを示したことで大ブレイクし、メタゲームの中心的存在にまで躍進した。

[編集] サンプルレシピ

[編集] 赤単タッチ緑

Gruul [1]
土地 (20)
12 山/Mountain
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
クリーチャー (31)
4 ボロスの反攻者/Boros Reckoner
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar
3 ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager
4 地獄乗り/Hellrider
4 稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler
4 ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
4 流城の貴族/Stromkirk Noble
呪文 (9)
4 硫黄の流弾/Brimstone Volley
1 火柱/Pillar of Flame
4 灼熱の槍/Searing Spear
サイドボード (15)
2 冒涜の行動/Blasphemous Act
3 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
1 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
4 頭蓋割り/Skullcrack
2 裏切りの血/Traitorous Blood
3 火山の力/Volcanic Strength


  • 赤単タッチ緑と呼ばれるタイプ。火打ち蹄の猪とゴーア族の暴行者以外は赤マナのみで動けるようになっている。

[編集] グルールミッドレンジ

Gruul Midrange [2]
土地 (24)
9 森/Forest
6 山/Mountain
1 変わり谷/Mutavault
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
クリーチャー (29)
4 東屋のエルフ/Arbor Elf
2 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar
4 ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager
4 地獄乗り/Hellrider
3 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 絡み根の霊/Strangleroot Geist
4 雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite
呪文 (7)
3 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
4 ドムリ・ラーデ/Domri Rade
サイドボード (15)
2 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
4 燃え立つ大地/Burning Earth
2 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
2 濃霧/Fog
2 火柱/Pillar of Flame
3 火山の力/Volcanic Strength


  • グルールミッドレンジと呼ばれるタイプ。

[編集] 参考

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