ステロイド/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
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+ | 1つは同[[環境]]の[[スライ/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|赤単]]に[[緑]]を[[タッチ]]したもの。'''赤単タッチ緑'''、'''グルールアグロ'''(''Gruul Aggro'')、'''RG Aggro'''、Twitter上で[[デッキリスト]]を公開した([https://twitter.com/TomoharuSaito/status/297967937367707648 参考])[[齋藤友晴]]の名前を取って'''Saito RG'''などと呼ばれる。 | ||
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[[流城の貴族/Stromkirk Noble]]や[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]を[[火力]]でサポートし、[[地獄乗り/Hellrider]]で押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]と[[ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager]]のためであり、特に優秀な[[シングルシンボル]]の2[[マナ]]域が増えたことで、[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]絡みの動きが赤単以上に強力になっている。 | [[流城の貴族/Stromkirk Noble]]や[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]を[[火力]]でサポートし、[[地獄乗り/Hellrider]]で押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]と[[ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager]]のためであり、特に優秀な[[シングルシンボル]]の2[[マナ]]域が増えたことで、[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]絡みの動きが赤単以上に強力になっている。 | ||
− | + | もう1つは緑寄りないし均等2色の[[ミッドレンジ|中速]]ビートダウン。'''グルールミッドレンジ'''(''Gruul Midrange'')、下記の経緯から'''キブラーグルール'''(''Kibler Gruul'')、上記のRG Aggroと区別する形で'''GR Aggro'''などと呼ばれる。 | |
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+ | 当初は比較的マイナーな[[デッキタイプ]]だったが、[[基本セット2014]]から[[エルフの神秘家/Elvish Mystic]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]、そして3色デッキへの強烈なアンチカードとなる[[燃え立つ大地/Burning Earth]]を獲得し、大きく強化される。さらに[[Brian Kibler]]が[[世界選手権13]]でその強さを示したことで大ブレイクし、[[メタゲーム]]の中心的存在にまで躍進した。 | ||
− | * | + | *赤単タッチ緑は、純粋に赤緑2色のデッキであるにもかかわらず[[寺院の庭/Temple Garden]]を1~2枚[[挿す]]ことがある。もちろん9枚目以降の[[緑マナ]]源なのだが、デメリットのない[[森/Forest]]でない理由は、[[赤白]]の[[混成カード]]である[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]の存在によるもの。 |
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− | * | + | *赤単タッチ緑と呼ばれるタイプ。火打ち蹄の猪とゴーア族の暴行者以外は[[赤マナ]]のみで動けるようになっている。 |
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− | **[[ | + | **[[グランプリワルシャワ13]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpwar13/welcome 参考]) |
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− | * | + | *グルールミッドレンジと呼ばれるタイプ。 |
==参考== | ==参考== |
2023年8月3日 (木) 11:50時点における最新版
銅線の地溝/Copperline Gorgeや極楽鳥/Birds of Paradiseのローテーション落ちによりマナ基盤が大きく弱体化し、赤緑2色のデッキは一時激減したが、ギルド門侵犯で踏み鳴らされる地/Stomping Groundと強力なグルール一族/The Gruul Clansのカード群が収録されたことで、2種類の赤緑ビートダウンが登場した。
1つは同環境の赤単に緑をタッチしたもの。赤単タッチ緑、グルールアグロ(Gruul Aggro)、RG Aggro、Twitter上でデッキリストを公開した(参考)齋藤友晴の名前を取ってSaito RGなどと呼ばれる。
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
炎樹族の使者が戦場に出たとき、(赤)(緑)を加える。
2/2クリーチャー — 猪(Boar)
火打ち蹄の猪は、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
(赤):火打ち蹄の猪はターン終了時まで速攻を得る。(このターン、それは攻撃したり(T)したりできる。)
流城の貴族/Stromkirk Nobleやラクドスの哄笑者/Rakdos Cacklerなどの軽量アタッカーを火力でサポートし、地獄乗り/Hellriderで押し切る基本方針は赤単と同じ。緑を足すのは主に火打ち蹄の猪/Flinthoof Boarとゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampagerのためであり、特に優秀なシングルシンボルの2マナ域が増えたことで、炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary絡みの動きが赤単以上に強力になっている。
もう1つは緑寄りないし均等2色の中速ビートダウン。グルールミッドレンジ(Gruul Midrange)、下記の経緯からキブラーグルール(Kibler Gruul)、上記のRG Aggroと区別する形でGR Aggroなどと呼ばれる。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
雷口のヘルカイトが戦場に出たとき、それはあなたの対戦相手がコントロールする飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。それらのクリーチャーをタップする。
伝説のプレインズウォーカー — ドムリ(Domri)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
[-2]:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、他のクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃、トランプル、呪禁、速攻を持つ。」を持つ紋章を得る。
構成は同環境のNaya ZooやSaito Zooから白を抜いたものに近い。東屋のエルフ/Arbor Elfなどのマナ・クリーチャーからマナ加速して、ドムリ・ラーデ/Domri Radeでアドバンテージを稼ぎ、火打ち蹄の猪、地獄乗り、雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteなどの速攻クリーチャーで攻め立てるのが基本の動きとなる。
当初は比較的マイナーなデッキタイプだったが、基本セット2014からエルフの神秘家/Elvish Mysticや漁る軟泥/Scavenging Ooze、そして3色デッキへの強烈なアンチカードとなる燃え立つ大地/Burning Earthを獲得し、大きく強化される。さらにBrian Kiblerが世界選手権13でその強さを示したことで大ブレイクし、メタゲームの中心的存在にまで躍進した。
- 赤単タッチ緑は、純粋に赤緑2色のデッキであるにもかかわらず寺院の庭/Temple Gardenを1~2枚挿すことがある。もちろん9枚目以降の緑マナ源なのだが、デメリットのない森/Forestでない理由は、赤白の混成カードであるボロスの反攻者/Boros Reckonerの存在によるもの。
[編集] サンプルレシピ
[編集] 赤単タッチ緑
- 備考
- グランプリリオデジャネイロ13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Wellington Cordeiro
- フォーマット
- 赤単タッチ緑と呼ばれるタイプ。火打ち蹄の猪とゴーア族の暴行者以外は赤マナのみで動けるようになっている。
[編集] グルールミッドレンジ
- 備考
- グランプリワルシャワ13 優勝 (参考)
- 使用者:Wenzel Krautmann
- フォーマット
Gruul Midrange [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- グルールミッドレンジと呼ばれるタイプ。