タップ
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
|||
(16人の利用者による、間の20版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | + | '''タップ'''/''Tap''とは、 | |
− | # | + | #動詞で用いられた場合、[[戦場]]に出ている[[パーマネント]]を傾けて、縦([[アンタップ]]状態)から横(タップ状態)にすることを意味する。これは[[キーワード処理]]である。 |
− | # | + | #「タップ状態である(be tapped)」など形容詞として用いられた場合、パーマネントが傾けられている[[位相]]を意味する。 |
− | + | {{#card:Llanowar Elves}} | |
− | + | {{#card:Opposition}} | |
− | + | {{#card:Swift Response}} | |
− | + | ==ルール== | |
+ | [[クリーチャー]]が[[攻撃]]に参加したときや、'''[[タップ・シンボル]]'''を[[支払う]]時などにその[[パーマネント]]はタップされる。タップ状態のクリーチャーは、攻撃にも[[ブロック]]にも参加できない。 | ||
− | + | いわゆる[[召喚酔い]]状態の時、そのクリーチャーは[[コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含む[[起動型能力]]を[[起動]]できない。詳細は[[召喚酔い]]の項を参照。ただし、[[対立/Opposition]]などの「あなたの[[コントロール]]する[[アンタップ]]状態のクリーチャーを1体タップする:」のように、タップ・シンボルを含まないコストの支払いのためにタップすることはできる。詳細は[[タップ・アウトレット]]の項を参照。 | |
− | + | ||
− | + | もともとタップ状態だったパーマネントをタップすることはできない。この場合、タップするという行動は無視され、なにも起こらない([[マジックの黄金律]])。そのため、これにより「○○がタップ状態になるたび〜」の[[能力]]が[[誘発]]することはない。 | |
+ | *つまり前述の「あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする:」の”アンタップ状態の~”という記述はルール上不要だが、誤解が無いように書かれているのだろう。 | ||
+ | ==その他== | ||
+ | *[[色の役割]]としては、[[対戦相手]]の[[パーマネント]]をタップすることで一時的な無力化を図る[[効果]]は直接的殺傷を嫌う[[白]]が最も得意とし、次いで[[青]]、[[赤]]の順。また、[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]など[[アーティファクト]]にも散見される。タップに加えてアンタップを封じるような効果は「凍結」や「[[麻痺カウンター|麻痺]]」を意味し、これは青が得意とする。 | ||
+ | *右向きに傾ける人が多いが、その理由としてはタップ・シンボルが右向きに描かれているからだろう({{Gatherer|id=583366|カード画像}})。ルールにはタップする方向についての規定はないため、左向きに傾けてもかまわない。ただし、タップする角度については[[マジック・イベント規定]]に「ほぼ90度回転させられていなければならない」と定められている。 | ||
+ | *「寝かせる」とは「タップする」という意味の俗的表現。対義語は「[[アンタップ|起こす]]」。また「タップ状態」を「寝ている」とも。カードのデザイン上も、[[睡眠/Sleep]]や[[盗まれた夢/Theft of Dreams]]のようにタップ状態のクリーチャー=寝ているというイメージのものが存在する。 | ||
+ | *[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]社はタップという言葉に関して商標登録をしており、ウィザーズ社の許可なく、勝手に使うことはできない。他社製の[[トレーディングカードゲーム]]でタップに代わる用語を使っているのもこのため。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[アンタップ]] | *[[アンタップ]] | ||
− | *[[ | + | *[[タップイン]] |
*[[タッパー]] | *[[タッパー]] | ||
*[[タップ・シンボル]] | *[[タップ・シンボル]] | ||
+ | *[[ルーリング]] | ||
+ | |||
+ | {{#cr:{{キーワード処理のCR番号|タップ}}}} |
2023年3月11日 (土) 18:27時点における最新版
タップ/Tapとは、
- 動詞で用いられた場合、戦場に出ているパーマネントを傾けて、縦(アンタップ状態)から横(タップ状態)にすることを意味する。これはキーワード処理である。
- 「タップ状態である(be tapped)」など形容詞として用いられた場合、パーマネントが傾けられている位相を意味する。
Opposition / 対立 (2)(青)(青)
エンチャント
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。
目次 |
[編集] ルール
クリーチャーが攻撃に参加したときや、タップ・シンボルを支払う時などにそのパーマネントはタップされる。タップ状態のクリーチャーは、攻撃にもブロックにも参加できない。
いわゆる召喚酔い状態の時、そのクリーチャーはコストにタップ・シンボルを含む起動型能力を起動できない。詳細は召喚酔いの項を参照。ただし、対立/Oppositionなどの「あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする:」のように、タップ・シンボルを含まないコストの支払いのためにタップすることはできる。詳細はタップ・アウトレットの項を参照。
もともとタップ状態だったパーマネントをタップすることはできない。この場合、タップするという行動は無視され、なにも起こらない(マジックの黄金律)。そのため、これにより「○○がタップ状態になるたび〜」の能力が誘発することはない。
- つまり前述の「あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする:」の”アンタップ状態の~”という記述はルール上不要だが、誤解が無いように書かれているのだろう。
[編集] その他
- 色の役割としては、対戦相手のパーマネントをタップすることで一時的な無力化を図る効果は直接的殺傷を嫌う白が最も得意とし、次いで青、赤の順。また、氷の干渉器/Icy Manipulatorなどアーティファクトにも散見される。タップに加えてアンタップを封じるような効果は「凍結」や「麻痺」を意味し、これは青が得意とする。
- 右向きに傾ける人が多いが、その理由としてはタップ・シンボルが右向きに描かれているからだろう(カード画像)。ルールにはタップする方向についての規定はないため、左向きに傾けてもかまわない。ただし、タップする角度についてはマジック・イベント規定に「ほぼ90度回転させられていなければならない」と定められている。
- 「寝かせる」とは「タップする」という意味の俗的表現。対義語は「起こす」。また「タップ状態」を「寝ている」とも。カードのデザイン上も、睡眠/Sleepや盗まれた夢/Theft of Dreamsのようにタップ状態のクリーチャー=寝ているというイメージのものが存在する。
- ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はタップという言葉に関して商標登録をしており、ウィザーズ社の許可なく、勝手に使うことはできない。他社製のトレーディングカードゲームでタップに代わる用語を使っているのもこのため。