忠誠の円環/The Circle of Loyalty
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*モチーフは、[[Wikipedia:ja:アーサー王物語|アーサー王伝説]]に登場する「円卓」<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/187694965018/on-the-whole-artifactenchantment-distinction On the whole artifact/enchantment distinction...]([[Blogatog]] [[2019年]]9月13日)</ref>。アーサー王に仕える騎士たちはこれを囲んだことから「[[Wikipedia:ja:円卓の騎士|円卓の騎士]]」と呼ばれる。 | *モチーフは、[[Wikipedia:ja:アーサー王物語|アーサー王伝説]]に登場する「円卓」<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/187694965018/on-the-whole-artifactenchantment-distinction On the whole artifact/enchantment distinction...]([[Blogatog]] [[2019年]]9月13日)</ref>。アーサー王に仕える騎士たちはこれを囲んだことから「[[Wikipedia:ja:円卓の騎士|円卓の騎士]]」と呼ばれる。 |
2019年10月6日 (日) 21:41時点における版
伝説のアーティファクト
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしている騎士(Knight)1体につき(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたが伝説の呪文を唱えるたび、警戒を持つ白の2/2の騎士クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(白),(T):警戒を持つ白の2/2の騎士クリーチャー・トークンを1体生成する。
アーデンベイル/Ardenvaleの伝説のアーティファクト。自軍の騎士の数だけコストが減る、全体強化&トークン生成エンジン。
全体強化して実質3/3のトークンを生成し続けるため、長期的な戦力を大きく高める。軽い騎士を邪魔されずに並べたなら、4ターン目に3,4マナで唱えるのも難しくないだろう。3マナで出せれば、全体強化だけでも栄光の頌歌/Glorious Anthemクラスである。
登場時のスタンダードでは伝説の騎士がエルドレインの王権収録のものしかなく、それも色が合いにくいヘンジの槌、ファレン卿/Syr Faren, the Hengehammer以外全て5マナ以上であり、標準的な騎士デッキの内容では誘発型能力を活かしづらいのが問題。起動型能力だけでは物足りないので、伝説のアーティファクトに加えてプレインズウォーカーを積極的に採用するなどした特殊なデッキ構築をしなければ十分に力を活かしにくい。また、伝説なので重ね張りできないのも全体強化としてはマイナス。
リミテッドでは単純にゲームを制するに足る1枚。白が含まれているなら意識しなくてもそれなりの数の騎士は揃うはずなので、コスト減少も期待できる。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の伝説のアーティファクトサイクル。各色に1枚ずつ存在する有色アーティファクトで、何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなる。稀少度は神話レア。
- 忠誠の円環/The Circle of Loyalty
- 魔法の鏡/The Magic Mirror
- 永遠の大釜/The Cauldron of Eternity
- エンバレスの宝剣/Embercleave
- グレートヘンジ/The Great Henge
ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの五つの宮廷それぞれにとっての重要なアイテムである。
開発秘話
このサイクルは、エルドレインの王権で試されたが不採用になったメカニズム「探索/Quest」の名残である。
探索は3つの項目から成るチェックリストのようなメカニズムで、ゲーム中に指定された条件を達成するたびに該当する項目をチェックし、3項目すべてを達成すると何らかの報酬を得ることができるというものだった。だがこれはデザインするのが難しく、バランスを取るのはさらに難しかった。セットに出来事が追加されると次第に2つのメカニズムの競合が目立つようになり、やがて探索カードのほとんどが削除され、報酬として伝説のアーティファクトが得られる神話レアのサイクルだけが残された。
このサイクルは当初、デッキに入れられないアーティファクト・カードをゲームの外部から戦場に出すようになっていたが、デッキに入れられないカードは多くのプレイヤーの興をそぐものだった。そこでアーティファクト・トークンを生成するように変更し、アーティファクトが持つ能力はトークン・カードの方に書くようにしたが、それだと必ずトークン・カードを用意せねばならず、リミテッドで大きな問題を引き起こす可能性があった。加えて、結局のところこれらは両面カードとさして変わらないという指摘も上がり、最終的にこのサイクルは、条件と報酬を1枚にまとめた「何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなるアーティファクト」になった[2][3]。
脚注
- ↑ On the whole artifact/enchantment distinction...(Blogatog 2019年9月13日)
- ↑ The Adventure Adventure/出来事に起こった出来事(Card Preview 2019年9月12日 Mark Gottlieb著)
- ↑ Building the Great Henge/グレートヘンジの建造(Card Preview 2019年9月18日 Aaron Forsythe著)