怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
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2013年10月9日 (水) 22:52時点における版
Akroma, Angel of Wrath / 怒りの天使アクローマ (5)(白)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
飛行、先制攻撃、警戒、トランプル、速攻、プロテクション(黒)、プロテクション(赤)
6/6オンスロート・ブロックを代表する伝説のクリーチャーの1つで、触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableのライバルでもある天使。6つものキーワード能力を備え、戦闘能力は極めて高い。
プロテクションによって黒や赤の除去がほぼ効かない上、先制攻撃付きの6/6なので戦闘で破壊するのも困難。全体除去でもない限りはなかなか墓地送りにできない。攻撃時には飛行に加えたトランプルでチャンプブロックすら許さず、警戒があるので防御も万全である。出ればあっという間に戦場を制圧できるだろう。
コスト・パフォーマンスが高いとはいえ、トリプルシンボルの8マナという度を越えた重さであり、普通のデッキではまず唱えられない。マナ・コストを踏み倒して使われることが多く、リアニメイトやオースなどには、夜のスピリット/Spirit of the Nightなどと並んで頻繁に採用される。また、ベジテーションのような素出しに耐えうるだけの豊富なマナ基盤を持つデッキや白コントロールのようなゲームが長引く低速なデッキでは投入されることもある。
収録
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。能力がキーワードのみになったが、元々キーワード能力が多いため、印刷されたルール文章は稲妻の天使/Lightning Angelほどスッキリしない。文字数を食うプロテクションを2つも持っているのが最大の原因だろうか(現在では2つのプロテクションは1つにまとめられている)。
- 続く第10版ではフェイジが再録され、再びスタンダード環境でライバル対決が実現することとなった。
- 市場調査によると、タイムシフト再録の中で最も愛され、最も憎まれたカードであったようである(→Preserving the Coolness of Legends参照)。
- ディヴァインvsデモニックにChippyによる新規イラストで神話レアとして収録された。
関連カード
時のらせんブロックではブロック全体アクローマがフィーチャーされており、次元の混乱と未来予知でそれぞれ関連カードが作られている。
- 憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury - 平行世界のアクローマ。赤になり、このカードと同様に7つの能力を持つ。次元の混乱で登場。
- アクローマの記念碑/Akroma's Memorial - 自分のクリーチャー全体に、このカードが持つ7つの能力を与える伝説のアーティファクト。未来予知で登場。
- 執念の剣/Sword of Vengeance - アクローマの記念碑でアクローマ像が持つ剣のカード化。このカードが持つ能力のうち、先制攻撃、警戒、トランプル、速攻を与える装備品。基本セット2011で登場。
ストーリー
アクローマ/Akromaを参照。
その他
- キーワード能力の追加により、「攻撃に参加してもタップしない」の代わりに「警戒」を得ることになった。アンヒンジドのOld Fogeyを除けば、マジックで最多のキーワード能力(のみ)を持つクリーチャーである。
- 待機明けで速攻を得るクリーチャーを除けば、速攻を持つ唯一の白単色クリーチャーでもある(ドラゴンの迷路現在)。
- パワーはエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ゼンディカー)、タフネスは浄火の大天使/Empyrial Archangel(アラーラの断片)が登場するまで、銀の熾天使/Silver Seraphと並んで最も高い天使であった。
- 夜のスピリットよりもデメリットでない能力が増えているにもかかわらず、点数で見たマナ・コストは軽くなっている。これは色の違いと言うよりも、ミラージュの頃に比べてクリーチャーが強くなったことに根拠を求められる場合が多い。
- レジェンド・ルール変更に一役買ったクリーチャー。オンスロート・ブロック構築などでこれを出すデッキのミラーマッチが度々発生し、先に出した方の勝利が確定してしまうという痛々しい事態が問題視されたからだそうだ。
- WotC公式サイトで2006年3月に開催された、伝説のクリーチャー64体による投票イベント「You Decide!」で優勝している。タイムシフトで再録されたのはこの投票結果によるものである(→Preserving the Coolness of Legends参照)。この投票の決勝がエイプリル・フール直前であったのは意図的なものだったそうである(→精神隷属器/Mindslaver)。
- 再録禁止カードであるスリヴァーの女王/Sliver Queenなどが参加している一方で、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasなど、1回戦で敗れている6枚のカードが再録されており、この投票の結果だけで再録が決められたとは言い切れない。
- このカードのフレイバー・テキストに魅入られたプレイヤーは多く、他のリメイク版でも再現されている。
休息も慈悲も与えぬ。何があってもだ。