タイムシフト

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'''タイムシフト'''/''Time Shifted''とは、[[時のらせんブロック]]の各[[エキスパンション]]に存在する特定の[[カード]]群の総称。
 
'''タイムシフト'''/''Time Shifted''とは、[[時のらせんブロック]]の各[[エキスパンション]]に存在する特定の[[カード]]群の総称。
  
エキスパンションごとに定義は異なるが、何らかの形で「時」の遷移・超越が表現されている点で共通している。
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エキスパンションごとに定義は異なるが、何らかの形で「時」の遷移・超越が表現されている点で共通している。また、いずれにおいても通常のカードとは異なるカード背景が採用されており、タイムシフトであることを容易に見分けられるようになっている。
また、いずれにおいても通常のカードとは異なるカード背景が採用されており、タイムシフトであることを容易に見分けられるようになっている。
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*何らかの形で再録される際には通常の[[新枠]]で再録される。
 
*何らかの形で再録される際には通常の[[新枠]]で再録される。
*もちろん、[[時間ふるい/Timesifter]]とは何の関係もない。
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*もちろん、[[時間ふるい/Timesifter]]とは何の関係もない。(そもそも綴りが違う)
  
 
==[[時のらせん]]のタイムシフト==
 
==[[時のらせん]]のタイムシフト==
[[時のらせん]]におけるタイムシフトは、[[再録]]カード専用の新たな[[稀少度|レアリティ]]として存在する。具体的には[[基本セット]]の[[アルファ]]版から[[スカージ]]までの再録カード121枚で構成される。[[エキスパンション・シンボル]]は[[紫]]色。
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[[時のらせん]]におけるタイムシフトは、[[再録]]カード専用の新たな[[稀少度|レアリティ]]として存在する。具体的には[[基本セット]]の[[アルファ]]版から[[スカージ]]までの再録カード121枚で構成される。[[エキスパンション・シンボル]]は[[紫]]色。収録元でのレアリティに関係なく、一括してタイムシフト枠として扱われる。{{Gatherer|id=109730|カード枠が当時のままの旧枠で印刷されている}}ことが特徴。
収録元でのレアリティに関係なく、一括してタイムシフト枠として扱われる。{{Gatherer|id=109730|カード枠が当時のままの旧枠で印刷されている}}ことが特徴。
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時のらせんの[[トーナメントパック]]に3枚、[[ブースターパック]]に1枚入っており、通常のカードと同様[[テーマデッキ]]にも含まれている。
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時のらせんの[[トーナメントパック]]に3枚、[[ブースターパック]]に1枚入っており、通常のカードと同様[[テーマデッキ]]にも含まれている。テーマデッキにおいては、基本的に過去のレアリティを基準に枚数設定されている([[次元の混乱]]の[[再誕の儀式/Rituals of Rebirth]]には、例外的に元[[レア]]である[[センギアの従臣/Sengir Autocrat]]が含まれている)。
テーマデッキにおいては、基本的に過去のレアリティを基準に枚数設定されている([[次元の混乱]]の[[再誕の儀式/Rituals of Rebirth]]には、例外的に元[[レア]]である[[センギアの従臣/Sengir Autocrat]]が含まれている)。
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[[コレクター番号]]はタイムシフト枠121枚で独立して設定されている。
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[[コレクター番号]]はタイムシフト枠121枚で独立して設定されている。このためこれら121枚を、別個の付属エキスパンションのように解釈する場合もある。その場合、略号は「TSB」が用いられ、時のらせんを表す「TSP」と区別される。ただし大会における扱いは、時のらせんの他のカードや通常の再録カードと同じであり、時のらせんが使える[[フォーマット]]はもちろん、収録元のセットが含まれるフォーマットでも使用可能。
このためこれら121枚を、別個の付属エキスパンションのように解釈する場合もある。その場合、略号は「TSB」が用いられ、時のらせんを表す「TSP」と区別される。
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ただし大会における扱いは、時のらせんの他のカードや通常の再録カードと全く変わらない。
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すなわち、時のらせんが使える[[フォーマット]]はもちろん、収録元のセットが含まれるフォーマットでも使用可能。
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*元が[[レア]]のものも[[コモン]]のものも同じ確率で出るため、当たりはずれが大きい。
 
*元が[[レア]]のものも[[コモン]]のものも同じ確率で出るため、当たりはずれが大きい。
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==[[次元の混乱]]のタイムシフト==
 
==[[次元の混乱]]のタイムシフト==
[[次元の混乱]]におけるタイムシフトは、[[稀少度|レアリティ]]ではなく、既存の[[カード]]の[[色]]のみを変えた[[同型再版]]である一連のカードに対する総称として存在する。
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[[次元の混乱]]におけるタイムシフトは、[[稀少度|レアリティ]]ではなく、既存の[[カード]]の[[色]]のみを変えた[[同型再版]]である一連のカードに対する総称として存在する。基本的に色以外の部分はモデルとなったカードと同じだが、色の変更及び新[[能力]]「[[消失]]」に関わり、若干の変更がある場合もある(後述)。
基本的に色以外の部分はモデルとなったカードと同じだが、色の変更及び新[[能力]]「[[消失]]」に関わり、若干の変更がある場合もある(後述)。
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カード枠は{{Gatherer|id=125873|新たに製作された専用のもの}}が用いられている。
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白字で書かれた[[カード名]]・[[カード・タイプ]]・[[P/T]]が特徴。
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これは[[新枠]]の「もう一つの可能性」をデザインしたものである。
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各色に9種類、全45種類。
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通常通り3種類のレアリティが存在する。
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カード枠は{{Gatherer|id=125873|新たに製作された専用のもの}}が用いられている。白字で書かれた[[カード名]][[カード・タイプ]][[P/T]]が特徴。これは[[新枠]]の「もう一つの可能性」をデザインしたものである。各色に9種類、全45種類。
次元の混乱の[[ブースターパック]]に、[[コモン]]が3枚、[[アンコモン]]か[[レア]]が1枚の計4枚入っており、後者のスロットにレアが入る確率は1/4である。
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通常のカードと同様[[テーマデッキ]]にも含まれている。
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[[コレクター番号]]は次元の混乱の通常のカードとは独立していない。
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通常通り3種類のレアリティが存在する。次元の混乱の[[ブースターパック]]に、[[コモン]]が3枚、[[アンコモン]]か[[レア]]が1枚の計4枚入っており、後者のスロットにレアが入る確率は1/4である。通常のカードと同様[[テーマデッキ]]にも含まれている。
ただし各色において、通常のカードがアルファベット順に並べられた後に、タイムシフトのカードが同様に並べられており、微妙に区別されている。
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[[コレクター番号]]は次元の混乱の通常のカードとは独立していない。ただし各色において、通常のカードがアルファベット順に並べられた後に、タイムシフトのカードが同様に並べられており、微妙に区別されている。
  
 
*モデルのカードから色以外の部分で変更がある例を以下に挙げる。
 
*モデルのカードから色以外の部分で変更がある例を以下に挙げる。
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==[[未来予知]]のタイムシフト==
 
==[[未来予知]]のタイムシフト==
未来予知におけるタイムシフトは、後述する方針に沿って製作された一連のカードの総称を表す。
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未来予知におけるタイムシフトは、後述する方針に沿って製作された一連のカードの総称を表す。[[時のらせん]]や[[次元の混乱]]のように過去の[[カード]]と同じ[[ルール文章]]を持ったカードではなく、完全に新規のカードで構成される。通常通り3種類の[[稀少度|レアリティ]]が存在する。全81種類。前2作と異なり、パックにおける専用スロットや出現確率は特に設定されておらず、通常のカードと同じように封入される。もちろん[[テーマデッキ]]にも通常通り収録。
[[時のらせん]]や[[次元の混乱]]のように過去の[[カード]]と同じ[[ルール文章]]を持ったカードではなく、完全に新規のカードで構成される。
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通常通り3種類の[[稀少度|レアリティ]]が存在する。全81種類。
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前2作と異なり、パックにおける専用スロットや出現確率は特に設定されておらず、通常のカードと同じように封入される。
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もちろん[[テーマデッキ]]にも通常通り収録。
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楕円形の[[絵|イラスト]]欄を持ち、[[マナ・コスト]]がイラスト左側にある、見る者の度肝を抜く{{Gatherer|id=136142|斬新なデザインのカード背景}}が特徴。このデザインは「未来を垣間見ている」ことを表している。
 
楕円形の[[絵|イラスト]]欄を持ち、[[マナ・コスト]]がイラスト左側にある、見る者の度肝を抜く{{Gatherer|id=136142|斬新なデザインのカード背景}}が特徴。このデザインは「未来を垣間見ている」ことを表している。
  
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#未来において扱う計画のないコンセプトを持つカード
 
#未来において扱う計画のないコンセプトを持つカード
  
とは言え、はた目にはどのカードがどのカテゴリーに該当するのか判断するのは難しい。
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とは言え、はた目にはどのカードがどのカテゴリーに該当するのか判断するのは難しい。一例を挙げれば、既存のものから新しく考案されたものまで膨大な種類が登場する[[キーワード能力]]や、発売時点では意味を成していない「[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]」「[[からくり]]」「組み立てる」といった用語が、上記のコンセプトが何を意味するのか考えるヒントになるかもしれない。
一例を挙げれば、既存のものから新しく考案されたものまで膨大な種類が登場する[[キーワード能力]]や、発売時点では意味を成していない「[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]」「[[からくり]]」「組み立てる」といった用語が、上記のコンセプトが何を意味するのか考えるヒントになるかもしれない。
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*何枚かのカードは実際に未来のセットでそのまま収録されている。ただしイラストはそのままとは限らない。
 
*何枚かのカードは実際に未来のセットでそのまま収録されている。ただしイラストはそのままとは限らない。

2015年6月15日 (月) 22:50時点における版

タイムシフト/Time Shiftedとは、時のらせんブロックの各エキスパンションに存在する特定のカード群の総称。

エキスパンションごとに定義は異なるが、何らかの形で「時」の遷移・超越が表現されている点で共通している。また、いずれにおいても通常のカードとは異なるカード背景が採用されており、タイムシフトであることを容易に見分けられるようになっている。

  • 何らかの形で再録される際には通常の新枠で再録される。
  • もちろん、時間ふるい/Timesifterとは何の関係もない。(そもそも綴りが違う)

目次

時のらせんのタイムシフト

時のらせんにおけるタイムシフトは、再録カード専用の新たなレアリティとして存在する。具体的には基本セットアルファ版からスカージまでの再録カード121枚で構成される。エキスパンション・シンボル色。収録元でのレアリティに関係なく、一括してタイムシフト枠として扱われる。カード枠が当時のままの旧枠で印刷されていることが特徴。

時のらせんのトーナメントパックに3枚、ブースターパックに1枚入っており、通常のカードと同様テーマデッキにも含まれている。テーマデッキにおいては、基本的に過去のレアリティを基準に枚数設定されている(次元の混乱再誕の儀式/Rituals of Rebirthには、例外的に元レアであるセンギアの従臣/Sengir Autocratが含まれている)。

コレクター番号はタイムシフト枠121枚で独立して設定されている。このためこれら121枚を、別個の付属エキスパンションのように解釈する場合もある。その場合、略号は「TSB」が用いられ、時のらせんを表す「TSP」と区別される。ただし大会における扱いは、時のらせんの他のカードや通常の再録カードと同じであり、時のらせんが使えるフォーマットはもちろん、収録元のセットが含まれるフォーマットでも使用可能。

  • 元がレアのものもコモンのものも同じ確率で出るため、当たりはずれが大きい。
  • これまで日本語版が無かったカード(例:闘技場/Arenaなど)には新しく日本語のカード名が付けられている。
  • 一部のクリーチャーは、クリーチャー・タイプが新たに与えられたり、再編されたりしている。
  • プレミアム・カードでは過去のカードよろしく、流星マークが復活している。
  • 時のらせんブロック全体の傾向と同じく、現在とは異なる過去の色の役割のカードがかなり多い。
  • サイクル5枚の中の1枚だけが再録、というパターンが非常に多い。
  • 121枚というのは印刷時における1シートの枚数である(11枚×11枚)。ここから、レアリティに区別がない理由が分かる。
  • エキスパンション・シンボルの色から「紫」と呼ばれることもある。

時のらせんのタイムシフト・カード一覧はカード個別評価:時のらせんタイムシフトを参照。

次元の混乱のタイムシフト

次元の混乱におけるタイムシフトは、レアリティではなく、既存のカードのみを変えた同型再版である一連のカードに対する総称として存在する。基本的に色以外の部分はモデルとなったカードと同じだが、色の変更及び新能力消失」に関わり、若干の変更がある場合もある(後述)。

カード枠は新たに製作された専用のものが用いられている。白字で書かれたカード名カード・タイプP/Tが特徴。これは新枠の「もう一つの可能性」をデザインしたものである。各色に9種類、全45種類。

通常通り3種類のレアリティが存在する。次元の混乱のブースターパックに、コモンが3枚、アンコモンレアが1枚の計4枚入っており、後者のスロットにレアが入る確率は1/4である。通常のカードと同様テーマデッキにも含まれている。

コレクター番号は次元の混乱の通常のカードとは独立していない。ただし各色において、通常のカードがアルファベット順に並べられた後に、タイムシフトのカードが同様に並べられており、微妙に区別されている。

次元の混乱のタイムシフト・カードはカード個別評価:次元の混乱タイムシフトを参照のこと。

未来予知のタイムシフト

未来予知におけるタイムシフトは、後述する方針に沿って製作された一連のカードの総称を表す。時のらせん次元の混乱のように過去のカードと同じルール文章を持ったカードではなく、完全に新規のカードで構成される。通常通り3種類のレアリティが存在する。全81種類。前2作と異なり、パックにおける専用スロットや出現確率は特に設定されておらず、通常のカードと同じように封入される。もちろんテーマデッキにも通常通り収録。

楕円形のイラスト欄を持ち、マナ・コストがイラスト左側にある、見る者の度肝を抜く斬新なデザインのカード背景が特徴。このデザインは「未来を垣間見ている」ことを表している。

以下の3種類のいずれかの方針に沿って製作されている。

  1. 未来において扱うであろうコンセプトを持つカード
  2. 未来において扱う(扱わない)かもしれないコンセプトを持つカード
  3. 未来において扱う計画のないコンセプトを持つカード

とは言え、はた目にはどのカードがどのカテゴリーに該当するのか判断するのは難しい。一例を挙げれば、既存のものから新しく考案されたものまで膨大な種類が登場するキーワード能力や、発売時点では意味を成していない「プレインズウォーカー」「からくり」「組み立てる」といった用語が、上記のコンセプトが何を意味するのか考えるヒントになるかもしれない。

未来予知のタイムシフト・カードはカード個別評価:未来予知タイムシフトを参照のこと。

参考

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