カード・タイプ
提供:MTG Wiki
4行: | 4行: | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | 通常の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のルールで用いるものは、'''[[土地]]'''、'''[[クリーチャー]]'''、'''[[エンチャント]]'''、'''[[アーティファクト]]'''、'''[[インスタント]]'''、'''[[ソーサリー]]'''、'''[[ | + | 通常の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のルールで用いるものは、'''[[土地]]'''、'''[[クリーチャー]]'''、'''[[エンチャント]]'''、'''[[アーティファクト]]'''、'''[[インスタント]]'''、'''[[ソーサリー]]'''、'''[[同族]]'''、'''[[プレインズウォーカー]]'''、'''[[ダンジョン]]'''、'''[[バトル]]'''の10種類。加えて、[[カジュアル変種ルール]]などで用いられるものとして'''[[ヴァンガード]]'''、'''[[次元]]'''、'''[[現象]]'''、'''[[計略]]'''、'''[[策略]]'''の5種類が存在し、計15種類が存在する。なお、'''[[英雄]]'''は市販されるカードに含まれておらず、[[総合ルール]]でもサポートされていない。詳細についてはそれぞれの各項を参照のこと。 |
1つのオブジェクトが複数のカード・タイプを持っていてもよい。例えば、[[アーティファクト・クリーチャー]]は1つの独立したタイプではなく、「アーティファクト」と「クリーチャー」の2つのカード・タイプを併せ持つ。 | 1つのオブジェクトが複数のカード・タイプを持っていてもよい。例えば、[[アーティファクト・クリーチャー]]は1つの独立したタイプではなく、「アーティファクト」と「クリーチャー」の2つのカード・タイプを併せ持つ。 | ||
43行: | 43行: | ||
*[[土地・クリーチャー]] | *[[土地・クリーチャー]] | ||
*[[クリーチャー・エンチャント]] | *[[クリーチャー・エンチャント]] | ||
− | *[[ | + | *[[同族]]・エンチャント |
− | * | + | *同族・インスタント |
− | * | + | *同族・ソーサリー |
− | * | + | *同族・アーティファクト |
*[[土地・エンチャント]] | *[[土地・エンチャント]] | ||
55行: | 55行: | ||
インスタントやソーサリーはその性質上ほとんど組み合わせられることはない(インスタントに似た性質を与える[[キーワード能力]]として[[瞬速]]がある)。 | インスタントやソーサリーはその性質上ほとんど組み合わせられることはない(インスタントに似た性質を与える[[キーワード能力]]として[[瞬速]]がある)。 | ||
− | [[パーマネント]] | + | [[パーマネント]]はさまざまな組み合わせが網羅されているが、土地絡みはカード枚数が少ないし、「同族・土地」などまだ出ていない組み合わせもある。プレインズウォーカーは([[飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide]]など[[常在型能力]]で追加されるものはいるが)タイプ行に他のカード・タイプが書かれることはないし、バトルやその他([[統率領域]]に置かれるものなど)もまだ該当していない。 |
==廃止されたカード・タイプ== | ==廃止されたカード・タイプ== |
2024年6月14日 (金) 23:01時点における版
カード・タイプ/Card Typeは、オブジェクトの特性の1つ。紋章とスタック上にある能力を除いて、オブジェクトはカード・タイプを持つ。カードのタイプ行に印刷されている。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*目次 |
解説
通常のマジックのルールで用いるものは、土地、クリーチャー、エンチャント、アーティファクト、インスタント、ソーサリー、同族、プレインズウォーカー、ダンジョン、バトルの10種類。加えて、カジュアル変種ルールなどで用いられるものとしてヴァンガード、次元、現象、計略、策略の5種類が存在し、計15種類が存在する。なお、英雄は市販されるカードに含まれておらず、総合ルールでもサポートされていない。詳細についてはそれぞれの各項を参照のこと。
1つのオブジェクトが複数のカード・タイプを持っていてもよい。例えば、アーティファクト・クリーチャーは1つの独立したタイプではなく、「アーティファクト」と「クリーチャー」の2つのカード・タイプを併せ持つ。
何らかの効果によってオブジェクトのカード・タイプが変更される場合、新しいカード・タイプは以前のカード・タイプを全て上書きする。ただし、「それまでのタイプに加え」や「[カード・タイプ]でもある」のような表記がされている場合、元のカード・タイプはそのまま残って新たなタイプが追加される。また、「アーティファクト・クリーチャーになる」という効果も同様に以前のカード・タイプを全て残す。
プレイヤーにカード・タイプを指定させる効果では、そのフォーマットに存在しないカード・タイプを選ぶこともできる。通常のマジックでヴァンガード等を選ぶことも適正である。
- 「カード・タイプ」とは言うが、ルール上カードでないトークンや呪文のコピーもカード・タイプを持つ。
- 同じくタイプ行に印刷されるものに特殊タイプとサブタイプがある。特に特殊タイプはカード・タイプと並べて書かれるため混同に注意。詳細は各項を参照のこと。
- 以前は単に「タイプ」と呼ぶのが正式であり「カード・タイプ」というのは一種の俗称であったが、現在では「カード・タイプ」の方が正式名称である。
カード・タイプ一覧
- 土地(Land)
- クリーチャー(Creature)
- エンチャント(Enchantment)
- アーティファクト(Artifact)
- インスタント(Instant)
- ソーサリー(Sorcery)
- 同族(Tribal)
- プレインズウォーカー(Planeswalker)
- バトル(Battle)
- 定形外・その他
- 英雄(Hero)
複数のカード・タイプの組み合わせ
- アーティファクト・クリーチャー
- アーティファクト・エンチャント
- アーティファクト・土地
- 土地・クリーチャー
- クリーチャー・エンチャント
- 同族・エンチャント
- 同族・インスタント
- 同族・ソーサリー
- 同族・アーティファクト
- 土地・エンチャント
クリーチャー化などで後天的に複数のカード・タイプを持つ場合もある。
最初から3つのカード・タイプが印刷されているカードはまだ存在しないが、パーフォロスの槌/Hammer of Purphorosが生成するトークンはアーティファクト・クリーチャー・エンチャントという珍しい組み合わせ。
インスタントやソーサリーはその性質上ほとんど組み合わせられることはない(インスタントに似た性質を与えるキーワード能力として瞬速がある)。
パーマネントはさまざまな組み合わせが網羅されているが、土地絡みはカード枚数が少ないし、「同族・土地」などまだ出ていない組み合わせもある。プレインズウォーカーは(飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tideなど常在型能力で追加されるものはいるが)タイプ行に他のカード・タイプが書かれることはないし、バトルやその他(統率領域に置かれるものなど)もまだ該当していない。
廃止されたカード・タイプ
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 205 タイプ行
- 205.1 タイプ行は、絵のすぐ下に印刷されており、カード・タイプ(あるならばサブタイプ、特殊タイプも)が記されている。
- 205.1a 効果によってオブジェクトのカード・タイプが定められることがある。ほとんどの場合、新しいカード・タイプが以前のカード・タイプを置き換える。ただし、インスタントやソーサリーのカード・タイプを持つオブジェクトはそのタイプを保持する。カウンターやステッカーや効果、負っているダメージは、新しいカード・タイプでは意味がなくなるとしても、そのオブジェクトに残る。同様に、効果によってあるオブジェクトのサブタイプが定められた場合、新しいサブタイプは以前の同種のサブタイプ(クリーチャー・タイプ、土地タイプ、アーティファクト・タイプ、エンチャント・タイプ、プレインズウォーカー・タイプ、呪文タイプ)を置き換える。オブジェクトのあるカード・タイプが失われた場合、そのカード・タイプ以外にそのサブタイプを用いるカード・タイプを持っていない場合、そのカード・タイプを失っている間、それにともなうサブタイプは失われる。逆にサブタイプを失わせても、カード・タイプには何の影響もない。
- 205.1b オブジェクトのカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプを変更する効果の中には、元のカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプが残ると明記されているものがある。この場合、そのオブジェクトの、以前のカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプは全て残る。このルールは、「タイプに加え/in addition to its types」や「[[[タイプ]]、サブタイプ、特殊タイプ]でもある/still a [type, subtype, or supertype]」という表記に適用される。また、「アーティファクト・クリーチャー/artifact creature」になる、と書かれた効果があるが、これも同様に以前のカード・タイプおよびサブタイプを全て残す効果である。オブジェクトが「[[[クリーチャー・タイプ]]]・アーティファクト・クリーチャー になる/becomes a [creature type or types] artifact creature」と書かれた効果があるが、これらも以前のカード・タイプおよびクリーチャー・タイプ以外のサブタイプを全て残す効果である。既存のクリーチャー・タイプは置き換えられる。
- 205.1 タイプ行は、絵のすぐ下に印刷されており、カード・タイプ(あるならばサブタイプ、特殊タイプも)が記されている。
- 205 タイプ行
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 205 タイプ行
- 205.2 カード・タイプ
- 205.2a カード・タイプには、「アーティファクト/Artifact」「バトル/Battle」「策略/Conspiracy」「クリーチャー/Creature」「ダンジョン/Dungeon」「エンチャント/Enchantment」「インスタント/Instant」「土地/Land」「現象/Phenomenon」「次元/Plane」「プレインズウォーカー/Planeswalker」「計略/Scheme」「ソーサリー/Sorcery」「部族/Tribal」「ヴァンガード/Vanguard」がある。rule 3〔カード・タイプ〕参照。
- 205.2b オブジェクトの中には、複数のカード・タイプを持つものもある(例えば、アーティファクト・クリーチャー)。この類のオブジェクトには、そのいずれかのカード・タイプに適用される効果は全て適用される。
- 205.2c トークンは、カードではないが、カード・タイプを持つ。呪文のコピーやカードのコピーも同じである。
- 205.2 カード・タイプ
- 205 タイプ行
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 300 総則
- 300.1 カード・タイプには、「アーティファクト/artifact」「バトル/battle」「策略/conspiracy」「クリーチャー/creature」「ダンジョン/dungeon」「エンチャント/enchantment」「インスタント/instant」「土地/land」「現象/Phenomenon」「次元/plane」「プレインズウォーカー/planeswalker」「計略/scheme」「ソーサリー/sorcery」「部族/tribal」「ヴァンガード/vanguard」がある。
- 300.2 複数のカード・タイプを持つオブジェクト(たとえば、アーティファクト・クリーチャーなど)が存在する。この類のオブジェクトは、そのいずれかのカード・タイプの持つ性質を持ち、また、そのいずれかのカード・タイプに適用される呪文や能力の影響を受ける。
- 300 総則