ヴァラクート
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− | 原始のタイタンに[[除去]]を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので効果が薄く、[[打ち消す|カウンター]]しても[[召喚の罠/Summoning Trap]] | + | 原始のタイタンに[[除去]]を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので効果が薄く、[[打ち消す|カウンター]]しても[[召喚の罠/Summoning Trap]]から第二のタイタンを出される恐れがある。もちろん、[[手札]]のヴァラクートを[[プレイ]]して土地を並べるだけで、あるいは[[ファッティ]]の攻撃のみで勝つこともある。以上のように対処の難しいデッキであり、一躍[[環境]]の[[トップメタ]]となった。 |
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+ | *同時に[[リセット]]手段として[[破壊的な力/Destructive Force]]を採用するタイプもある。 | ||
*原始のタイタンの登場以前にも[[探検の地図/Expedition Map]]を用いてヴァラクートをサーチするバージョンが存在した(→[http://mtg-jp.com/reading/decks/004791/ 参考])が、[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。 | *原始のタイタンの登場以前にも[[探検の地図/Expedition Map]]を用いてヴァラクートをサーチするバージョンが存在した(→[http://mtg-jp.com/reading/decks/004791/ 参考])が、[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。 | ||
*基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降の[[スタンダード]]の[[メタゲーム]]の中心を担っている。 | *基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]タイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降の[[スタンダード]]の[[メタゲーム]]の中心を担っている。 | ||
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+ | 一つは[[スタンダード]]の原始のタイタン[[デッキ]]をベースに[[風景の変容/Scapeshift]]と[[虹色の前兆/Prismatic Omen]]を足したタイプであり、スタンダード同様'''赤緑ヴァラクート/RG Valakut'''と呼ばれる。 | ||
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2011年1月28日 (金) 14:03時点における版
ヴァラクート(Valakut)は、その名の通り溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleを中心としたデッキである。ゼンディカー後のエクステンデッドに登場した風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキが発祥だが、のちにスタンダードでも同種のデッキが現れた。
目次 |
概要
土地
溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
(T):(赤)を加える。
緑のランドブーストにより土地を高速で並べ、なんらかの手段で溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleで対戦相手に致死量のダメージを与える。
このデッキのランドブーストは「山5つというヴァラクートの条件達成」「山を戦場に出すことによるダメージ」「勝ち手段を早く撃つためのマナ加速」の三役を兼ねており、さらに特殊地形をサーチできるものはヴァラクート自体のサーチにもなる。
スタンダード
スタンダードでは、赤緑コントロールに近い形で組まれる。特に基本セット2011で強力なフィニッシャーの原始のタイタン/Primeval Titanが加わったことが大きく、Titan Rampと称される。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
エンチャント
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカルニの心臓の探検の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
カルニの心臓の探検から探索カウンターを3個取り除くとともに、それを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
探検/Exploreや耕作/Cultivate、カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expeditionで大量に土地を並べ、デッキの核となる原始のタイタンを高速で戦場に出す。
原始のタイタンは、キーカードの溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleをサーチできる数少ないカードというだけではない。戦場に出た時にヴァラクートを2枚サーチ、次のターンの攻撃時に山が4枚以上あれば山2枚サーチで合計12点ダメージが入る。さらに自身が6/6トランプルのアタッカーであり、このターンに山をもう1枚出せばさらに6点ダメージなので、「出して1ターン生き残ったら勝ち」に限りなく近いカードであると言える。
原始のタイタンに除去を撃ってもすでにヴァラクートを出されているので効果が薄く、カウンターしても召喚の罠/Summoning Trapから第二のタイタンを出される恐れがある。もちろん、手札のヴァラクートをプレイして土地を並べるだけで、あるいはファッティの攻撃のみで勝つこともある。以上のように対処の難しいデッキであり、一躍環境のトップメタとなった。
- 同時にリセット手段として破壊的な力/Destructive Forceを採用するタイプもある。
- 原始のタイタンの登場以前にも探検の地図/Expedition Mapを用いてヴァラクートをサーチするバージョンが存在した(→参考)が、広がりゆく海/Spreading Seasなどが環境に蔓延していたこともあってあまり活躍できなかった。
- 基本セット2011以降は上記原始のタイタンや耕作を使用したターボランドタイプのデッキがいくつか登場したが、このデッキはそれらの中でも主流にあり、基本セット2011以降のスタンダードのメタゲームの中心を担っている。
初期型
- 備考
- ドイツ選手権10 優勝 (参考)
- 使用者:Dennis Johannsen
- フォーマット
RG Valakut [1] | |||||||||||||||||||||||||||
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- 原始のタイタン/Primeval Titan参入直後のもの。
後期型
- 備考
- The Finals10 準優勝(参考)
- 使用者:後藤祐征
- フォーマット
Valakut [2] | |
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- ミラディンの傷跡参入後の後期型。
エクステンデッド(時のらせん期~ローウィン期)
ラヴニカ・ブロックの退場によりショックランドを失うも、基本ギミックは健在。基本セット2011の原始のタイタン/Primeval Titan登場後は大きく2つのタイプに分かれた。
一つはスタンダードの原始のタイタンデッキをベースに風景の変容/Scapeshiftと虹色の前兆/Prismatic Omenを足したタイプであり、スタンダード同様赤緑ヴァラクート/RG Valakutと呼ばれる。
もう一つは山をほとんど採用せず、虹色の前兆に依存する代わりに青のカードを用いて対応力を上げたオーメン・ヴァラクートと呼ばれるタイプである。
詳細はオーメン・ヴァラクートを参照。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権10 5-1 (参考)
- 使用者:Igor Gorbunov
- フォーマット
ヴァラクート [3] | |||||||||||||||||||
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- 赤緑タイプ。
エクステンデッド(ミラディン期)
ソーサリー
望む数の土地を生け贄に捧げる。あなたのライブラリーから、その数以下の枚数の土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
土地 — 山(Mountain) 森(Forest)
((T):(赤)か(緑)を加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。
最初に登場したヴァラクートデッキであり、風景の変容/Scapeshiftとのコンボデッキとして組まれる。ヴァラクートでなく、風景の変容/Scapeshiftの名前で呼ばれることも多い。
まずは土地サーチを連打して土地を7~8枚にまで伸ばし、そして風景の変容/Scapeshiftを唱える。一度に溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleと山数枚に変換できるため、ヴァラクートによって対戦相手に20点程度のダメージを与えて勝利する。
サンプルレシピ