太古の番人、ネマタ/Nemata, Primeval Warden

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Nemata, Primeval Warden / 太古の番人、ネマタ (2)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk)

到達
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するなら、代わりにそれを追放する。そうしたとき、あなたは緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークン1体を生成する。
(緑),苗木1体を生け贄に捧げる:ターン終了時まで、太古の番人、ネマタは+2/+2の修整を受ける。
(1)(黒),苗木2体を生け贄に捧げる:カード1枚を引く。

3/4

黒緑になったネマタ/Nemata相手クリーチャー死体苗木とし、二種類の起動型能力に利用できる伝説のツリーフォーク

常在型能力
対戦相手のクリーチャーの死亡を追放置換すると共に、1/1の苗木トークンを生成する。
ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet等に見られる一方的な墓地対策能力であり、クリーチャーの再利用や死亡誘発能力を軸にしたデッキに対しては覿面に効く。
そうでなくとも実質的に除去呪文にトークン生成効果を追加するようなもので、ボード・アドバンテージを一方的に稼げるのは強力。全体除去にネマタ自身を巻き込んでもトークンは生成されるので、無人の荒野にトークン軍団を走らせるゲームプランを描くこともできる。
さらに、生成したトークンは後述の起動型能力で活用できる。
1つ目の起動型能力
苗木1つを生け贄に捧げることでネマタ自身を一時的に強化する。1度の起動で5/6、2度の起動で7/8と、しっかりとしたサイズになることで大型クリーチャーにも睨みを利かせられる。
攻撃が通る状況であれば一気にパンプアップして大ダメージを叩き込むことも可能であり、対戦相手に警戒させて動きを鈍らせる機能もある。
2つ目の起動型能力
苗木2つを生け贄に捧げることでカードを1枚ドローする。マナと苗木の消費が激しいため乱用はできないが、戦闘で死亡しそうな苗木を生け贄に捧げれば無駄なくドローに変換できる。
追加の除去を引き当てることができれば苗木の補充もできるため、うまく機能すれば有用なアドバンテージ源になり得る。

戦場に出ているだけで仕事を果たし、間接的にアドバンテージに繋がる有力な伝説のクリーチャー。基礎性能は多色の4マナ3/4到達とまずまずのマナレシオ。小型火力1枚では落ちない程度のタフネスを保持しており、立っているだけで小型フライヤー程度ならきっちり止められる。苗木さえ残っていれば2枚目のネマタを出したときにそのまま利用することもできるため、一種のセルフシナジーもある。

ただし能動的に苗木トークンを生成する能力を持たず、戦闘除去を介してトークンを準備してやる必要があるのは少々悠長。ほぼノンクリーチャー構成の重コントロールデッキに対しては実質フレンチ・バニラに成り果てるのも困りもの。刺さらないデッキに対してはとことん刺さらないため、活躍が見込めるかはメタゲームに大きく左右される。

登場時点のスタンダードでは、ウィンドグレイスの魂/Soul of Windgraceを軸としたジャンド等、が合うデッキのサイドボードで見かけることがある。

統率者戦においては統率領域から出せる墓地対策カードおよび苗木生成カードという特徴があり、これを統率者に据えた苗木デッキなどが組まれている。

クリーチャー同士のやり取りが増えるリミテッドにおいては強烈なボム。相打ちしてもこちらだけ戦力を減らさず戦えるため、数に任せて押してくる白赤系デッキに有利に立ち回れるようになる。基礎性能も合格点で、フライヤーを軸とする白青系デッキに対しても存在感を放つ。生け贄の活用や墓地の再利用を狙う系デッキの戦略を強くメタり、逆にこちらは生け贄を要求するカードが使いやすくなるため、同系対策にもなる。様々な観点から黒緑系デッキを組むきっかけとなるだろう。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

団結のドミナリアレアの2伝説のクリーチャーサイクル

[編集] ストーリー

上古族ドラゴン/Primeval Dragonのリース/Rithを監視していたネマタ/Nemata。彼女の脱走により怒り狂い、仲間のツリーフォークを目覚めさせた。

詳細はネマタ/Nemataを参照。

[編集] 参考

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