捕食/Prey Upon

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[[キーワード処理]]の[[格闘]]を行うだけのシンプルな[[呪文]]。
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[[キーワード処理]]の[[格闘]]を行うだけのシンプルな[[呪文]]。
  
 
[[緑]]は[[色の役割]]上、[[クリーチャー]]への対処が難しい[[色]]だが、これの登場で事情が一変したと言ってもよい。[[除去]]したいクリーチャーよりも[[サイズ]]が大きいクリーチャーを用意しなければならないが、緑と言えばクリーチャーの[[色]]でありさほど苦労はしないだろうし、[[システムクリーチャー]]の除去ならば[[熊 (俗称)|熊]]程度がいれば十分である。
 
[[緑]]は[[色の役割]]上、[[クリーチャー]]への対処が難しい[[色]]だが、これの登場で事情が一変したと言ってもよい。[[除去]]したいクリーチャーよりも[[サイズ]]が大きいクリーチャーを用意しなければならないが、緑と言えばクリーチャーの[[色]]でありさほど苦労はしないだろうし、[[システムクリーチャー]]の除去ならば[[熊 (俗称)|熊]]程度がいれば十分である。
  
*格闘全般にいえることだが、[[絆魂]]や[[接死]]など、[[ダメージの発生源]]になったときに機能する[[能力]]を持つクリーチャーと相性がよい。特に直前の[[ミラディンの傷跡ブロック]]で[[感染]]持ちの緑クリーチャーが多数登場した点は噛み合っている。
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[[リミテッド]]では有用な除去だが、[[構築]]ではあまり優先されない。単体で役に立たず、[[立ち消え]]のリスクがあり、サイズで完全に上回っていないと1:2交換になやすく[[アドバンテージ]]を失うというのが主な理由である。こういった理由から、後世ではより使いやすい[[噛みつき]]が登場するようになった。詳細は[[噛みつき]]の項を参照。
*逆に、[[先制攻撃]]など戦闘時限定の能力とは相性が悪い。
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*[[タップ]]したりはしないため、[[戦闘前メイン・フェイズ]]で格闘したあと、[[戦闘フェイズ]]で[[攻撃]]することができる。ただし、格闘によって[[ダメージ]]を[[負う|負って]]いるので選択は慎重に。
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*格闘全般にいえることだが、[[絆魂]]や[[接死]]など、[[ダメージの発生源]]になったときに機能する[[能力]]を持つクリーチャーと相性がよい。特に直前の[[ミラディンの傷跡ブロック]]で[[感染]]持ちの緑クリーチャーが多数登場した点は噛み合っている。逆に、[[先制攻撃]]など戦闘時限定の能力とは相性が悪い。
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**相手のクリーチャーにも逆のことが言えるため、先制攻撃持ちのクリーチャーなどは狙い目。だが接死を与える[[大蛇の贈り物/Serpent's Gift]]などのように、様々な[[コンバット・トリック]]には注意したい。
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*[[タップ]]したりはしないため、[[戦闘前メイン・フェイズ]]で格闘したあと、[[戦闘フェイズ]]で[[攻撃]]することができる。ただし、格闘によって[[ダメージ]]を負っているので選択は慎重に。
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*{{Gatherer|id=274302|イニストラード版}}と{{Gatherer|id=415806|異界月版}}のイラストは対になっている。[[人間]]、[[狼男]]、[[エルドラージ]]化した狼男、同じ構図でそれぞれの立ち位置が物語の進展に従って変化しているのが趣深い。
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==関連カード==
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===主な亜種===
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格闘を行うことを主とした呪文の亜種を記す。あなたのクリーチャーがダメージを受けないものは[[噛みつき]]の項を参照。
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====[[ソーサリー]]====
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*[[ライバル同士の一騎打ち/Rivals' Duel]] - 3[[赤マナ|R]]。共通の[[クリーチャー・タイプ]]を持たないクリーチャー同士限定。([[モーニングタイド]])
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*[[血の抗争/Blood Feud]] - 4RR。[[対象]]に制限がない捕食。([[闇の隆盛]])
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*[[弱者狩り/Hunt the Weak]] - 3[[緑マナ|G]]。[[+1/+1カウンター]]を乗せた後に格闘を行う。([[基本セット2014]])
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**[[凶暴な踏みつけ/Savage Stomp]] - 2G。弱者狩りの[[上位互換]]。対象が[[恐竜]]なら、さらにコストが(2)減少する。([[イクサラン]])
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**[[筋骨隆々/Outmuscle]] - 3G。弱者狩りの上位互換。[[緑マナ]]を3つ以上支払って唱えていれば、さらに[[破壊不能]]が付与される。([[エルドレインの王権]])
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**[[スケムファーのための闘争/Struggle for Skemfar]] - 3G。弱者狩りの上位互換。[[予顕]](G)を持つ。([[カルドハイム]])
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**[[ムラガンダへの侵攻/Invasion of Muraganda]] - 4G。[[バトル]]の[[ETB]][[能力]]が弱者狩り。([[機械兵団の進軍]])
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**[[マラメトの戦闘象形/Malamet Battle Glyph]] - G。自分のクリーチャーがこのターンに戦場に出た場合のみ+1/+1カウンターを置く。([[イクサラン:失われし洞窟]])
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*[[食餌の時間/Time to Feed]] - 2G。格闘先を[[死亡]]させると3点[[ライフ]][[回復]]。([[テーロス]])
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*[[勇壮な対決/Epic Confrontation]] - 1G。+1/+2修整の後に格闘を行う。([[タルキール龍紀伝]])
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**[[狩人狩り/Hunt the Hunter]] - G。+2/+2[[修整]]の後格闘を行うが、[[緑]]のクリーチャー同士限定。(テーロス)
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**[[凶暴な殴打/Savage Punch]] - 1G。[[獰猛]]条件を満たすと+2/+2修整を付与した後に格闘を行う。([[タルキール覇王譚]])
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**[[野性の本能/Wild Instincts]] - 3G。+2/+2修整の後に格闘を行う。([[マジック・オリジン]])
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**[[野蛮な一撃/Savage Smash]] - 1RG。+2/+2修整の後に格闘を行う。([[ラヴニカの献身]])
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**[[魔道士の決闘/Mage Duel]] - 2G。+1/+2修整の後に格闘を行う。インスタントかソーサリーを唱えていたターンには(2)軽くなる。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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**[[エントの憤怒/Ent's Fury]] - 1G。+1/+1修整の後に格闘を行う。対象のパワーが4以上ならさらに+1/+1カウンターが1個乗る。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
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*[[活力のカルトーシュ/Cartouche of Strength]] - 2G。[[オーラ]]版。+1/+1修整と[[トランプル]]を与えつつ、[[ETB]]で格闘を行うことを選択できる。([[アモンケット]])
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**[[戦茨の恩恵/Warbriar Blessing]] - 1G。オーラ版。+0/+2修整を与えつつ、ETBで格闘を行う。([[テーロス還魂記]])
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*[[枕戈+待旦/Prepare+Fight]] - 3G。[[緑白]]の[[余波]][[分割カード]]の下半分。(アモンケット)
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*[[凶暴な一振り/Savage Swipe]] - G。対象の[[パワー]]が2なら格闘の前に+2/+2修整できる上位互換。([[モダンホライゾン]])
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*[[血の希求/Go for Blood]] - 1R。[[サイクリング]](1)を持つ。([[イコリア:巨獣の棲処]])
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*[[原初の力/Primal Might]] - XG。+X/+Xの修整の後に格闘を行う、捕食や野蛮な一撃などの上位互換。([[基本セット2021]])
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*[[吹雪の乱闘/Blizzard Brawl]] - G。[[氷雪パーマネント]]を3つ以上コントロールしていると+1/+0修整と破壊不能を付与する上位互換。(カルドハイム)
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*[[アーニ、トロールを制す/Arni Slays the Troll]] - RG。[[英雄譚]][[エンチャント]]の第I章能力。(カルドハイム)
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**[[ギル=ガラドの討死/Fall of Gil-galad]] - 1G。英雄譚エンチャントの第III章能力。格闘元が死亡した場合2[[ドロー]]。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
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*[[畏怖の香り/Smell Fear]] - 1G。先に[[増殖]]を行う。([[モダンホライゾン2]])
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*[[酒場の喧嘩/Barroom Brawl]] - 1G。対戦相手は格闘後、さらに隣のプレイヤーと格闘を連鎖できる[[多人数戦]]専用版。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
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*[[薮打ち/Bushwhack]] - G。[[ライブラリー]]から[[基本土地]]を[[サーチ]]する[[モード]]も選べる。([[兄弟戦争]])
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*[[人狐の呪い/Curse of the Werefox]] - 2G。怪物・[[役割]]・[[トークン]]をつけた後格闘させる。([[エルドレインの森]])
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====[[インスタント]]====
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*[[闘技/Pit Fight]] - 1[[赤マナ|R]]/G。[[インスタント]]版捕食。[[赤緑]]の[[混成カード]]。([[ギルド門侵犯]])
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**[[襲撃/Pounce]] - 1G。闘技の[[下位互換]]。([[イクサラン]])
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*[[突然変異の捕食/Mutant's Prey]] - G。格闘元は+1/+1カウンターが乗っているクリーチャー限定。([[ドラゴンの迷路]])
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*[[セテッサ式戦術/Setessan Tactics]] - 1G。クリーチャーに+1/+1修整と格闘を行う[[タップ能力]]を付与。[[奮励]]付き。([[ニクスへの旅]])
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*[[ティムールの魔除け/Temur Charm]] - G[[青マナ|U]]R。+1/+1修整の後に格闘を行う[[モード]]を持つ[[魔除け]]。(タルキール覇王譚)
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**[[ドロモカの命令/Dromoka's Command]] - [[白マナ|W]]G。格闘を行うモードを持つ[[命令]]。(タルキール龍紀伝)
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**[[豊穣の碑文/Inscription of Abundance]] - 1G。格闘を行うモードを持つ。[[キッカー]]2Gを支払うと3つのモードを全て使える。([[ゼンディカーの夜明け]])
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**[[断固たる否定/Decisive Denial]] - UG。格闘を行うモードを持つ。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
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*[[素早い蹴り/Swift Kick]] - 3R。+1/+0修整の後に格闘を行う。(タルキール覇王譚)
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*[[無残な競争/Grim Contest]] - 1BG。[[パワー]]でなく[[タフネス]]同士で格闘する。([[運命再編]])
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*[[異常な攻撃性/Unnatural Aggression]] - 2G。格闘先を[[死亡]]させると代わりに[[追放]]する。[[欠色]]インスタント。([[戦乱のゼンディカー]])
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*[[内部衝突/Dissension in the Ranks]] - 3RR。[[ブロック・クリーチャー]]同士限定。([[イニストラードを覆う影]])
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*[[古えの憎しみ/Ancient Animus]] - 1G。格闘元が[[伝説の|伝説]]なら[[+1/+1カウンター]]を乗せた後に格闘を行う。([[ドミナリア]])
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*[[剛力の殴り合い/Titanic Brawl]] - 1G。格闘元に+1/+1カウンターが乗っていると1マナ軽くなる。襲撃の上位互換で、突然変異の捕食の実質的上位互換。([[ラヴニカの献身]])
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*[[巨獣の激突/Clash of Titans]] - 3RR。対象に制限がない。(イコリア:巨獣の棲処)
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*[[カルニの待ち伏せ/Khalni Ambush]] - 2G。[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]。(ゼンディカーの夜明け)
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*[[支配を懸けた決闘/Duel for Dominance]] - 1G。[[集会]]を達成していると+1/+1カウンターを置いた後に格闘を行う。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
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*[[賭け試合/Prizefight]] - 1G。[[宝物]]を生成する。([[ニューカペナの街角]])
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*[[尾の強打/Tail Swipe]] - G。[[メインフェイズ]]に唱えていれば+1/+1修整。([[団結のドミナリア]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/li/160 Come Prey With Me](DairyMTG.com、Limited Information、文:[[Steve Sadin]])
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*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/limited-information/come-prey-me-2011-09-13 Come Prey With Me] ([[Daily MTG]]、Limited Information、文:[[Steve Sadin]]、英語)
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*[[カード個別評価:ラヴニカのギルド]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:霊気紛争]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:異界月]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[コモン]]
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__NOTOC__

2023年11月23日 (木) 13:49時点における最新版


Prey Upon / 捕食 (緑)
ソーサリー

あなたがコントロールするクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)


キーワード処理格闘を行うだけのシンプルな呪文

色の役割上、クリーチャーへの対処が難しいだが、これの登場で事情が一変したと言ってもよい。除去したいクリーチャーよりもサイズが大きいクリーチャーを用意しなければならないが、緑と言えばクリーチャーのでありさほど苦労はしないだろうし、システムクリーチャーの除去ならば程度がいれば十分である。

リミテッドでは有用な除去だが、構築ではあまり優先されない。単体で役に立たず、立ち消えのリスクがあり、サイズで完全に上回っていないと1:2交換になやすくアドバンテージを失うというのが主な理由である。こういった理由から、後世ではより使いやすい噛みつきが登場するようになった。詳細は噛みつきの項を参照。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

格闘を行うことを主とした呪文の亜種を記す。あなたのクリーチャーがダメージを受けないものは噛みつきの項を参照。

[編集] ソーサリー

[編集] インスタント

[編集] 参考

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