機体

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
{{Stub}}
+
'''機体'''/''Vehicle''とは[[アーティファクト・タイプ]]の1つ。車両、船舶、航空機といった「乗り物」を表している。
'''機体'''/''Vehicle''とは[[アーティファクト・タイプ]]の1つ。[[クリーチャー]]が[[搭乗]]する乗り物を表している。
+
  
 
{{#card:Sky Skiff}}
 
{{#card:Sky Skiff}}
  
 
==解説==
 
==解説==
[[カラデシュ]]で初登場した。機体そのものにはルール的な意味はないが、すべての機体は非[[クリーチャー]]・[[カード]]でありながら[[パワー]]と[[タフネス]]が印刷されており、自身が持つ[[搭乗]][[能力]]によって[[クリーチャー化]]することができる。
+
[[カラデシュ]]で初登場した。すべての機体は非[[クリーチャー]]・[[カード]]でありながら[[パワー]]と[[タフネス]]が印刷されており、自身が持つ[[搭乗]][[能力]]によって[[クリーチャー化]]することができる。他のクリーチャーが乗り込んで初めて動き出すイメージ。
  
機体であることを参照する[[カード]]は[[操縦士]]や[[エンジン始動/Start Your Engines]]、[[特権剥奪/Revoke Privileges]]などがある。機体はアーティファクト・タイプであり[[クリーチャー・タイプ]]ではないが、[[ロード]]に相当する[[模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar]]も存在する。
+
機体であることを参照するカードには[[操縦士]]や[[エンジン始動/Start Your Engines]]、[[特権剥奪/Revoke Privileges]]などがある。機体は[[クリーチャー・タイプ]]ではないが、[[ロード (俗称)|ロード]]に相当する[[模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar]]も存在する。
  
クリーチャー化に関してのルールは[[搭乗]]を参照のこと。
+
*機体であるカードは通常の[[アーティファクト]]と異なり、茶色と銀色の部分が交互に並ぶ独特のカード枠を持っている({{Gatherer|id=417806}})。
 
+
*機体である[[カード]]は他の[[アーティファクト]]と異なり、茶色と銀色の部分が交互に並ぶ独特のカード枠を持っている({{Gatherer|id=417806}})。
+
 
*クリーチャーでないのに右下にパワー・タフネスが印刷されているカードは実は機体が初めてではなかったりする([[アンリミテッド]]の[[翡翠像/Jade Statue]]の{{Gatherer|id=621|カード画像}})。
 
*クリーチャーでないのに右下にパワー・タフネスが印刷されているカードは実は機体が初めてではなかったりする([[アンリミテッド]]の[[翡翠像/Jade Statue]]の{{Gatherer|id=621|カード画像}})。
 +
 +
==ルール==
 +
搭乗能力に関する[[ルール]]は[[搭乗]]を参照。
 +
 +
;パワーとタフネスに関するルール
 +
*機体にはパワーとタフネスが印刷されているが、クリーチャーにならない限り、それが実際にパワー・タフネスという[[特性]]を持つことはない。
 +
*機体がクリーチャーになる際、特に指定がなければそれは印刷されたパワーとタフネスを持つ。[[P/T]]の値を定める[[効果]]があるなら、機体のP/Tはその値に上書きされる。
 +
**例:[[航空艇/Sky Skiff]]が自身の搭乗能力や[[エンジン始動/Start Your Engines]]によってクリーチャー化する場合、基本のP/Tは2/3になる。[[アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact]]によってクリーチャー化する場合、基本のP/Tは5/5になる。
 +
*機体のパワーやタフネスに影響を及ぼす効果が発生する場合、それは機体がクリーチャーでなくても発生するが、その機体がクリーチャーになるまでは何もしない。
 +
**例:[[経験豊富な操縦者/Veteran Motorist]]の2番目の[[誘発型能力]]は「[[ターン終了時まで]]、その機体は+1/+1の[[修整]]を受ける」という[[継続的効果]]を発生させるが、この能力の[[解決]]時点ではその機体はまだクリーチャーでないので、何も起こらない。その機体がクリーチャー化したならば、それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
 +
 +
;クリーチャー化に関するルール
 +
*クリーチャー化した機体は[[召喚酔い]]の影響を受けるので注意。[[戦場に出す|戦場に出した]][[ターン]]にクリーチャー化しても[[攻撃]]できない。
 +
*機体で攻撃するためには、それは[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の開始時にクリーチャーである必要があるので、攻撃するためにクリーチャー化できる最後の時点は[[戦闘開始ステップ]]中である。機体で[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]するためには、それは[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の開始時にクリーチャーである必要があるので、ブロックするためにクリーチャー化できる最後の時点は攻撃クリーチャー指定ステップ中である。いずれの場合にも[[プレイヤー]]は、機体をクリーチャーにする[[呪文]]や能力の解決後、機体が[[攻撃クリーチャー]]か[[ブロック・クリーチャー]]として指定される前に、何らかの行動をすることができる。
 +
*機体がクリーチャーになることは、クリーチャーが[[戦場に出る|戦場に出た]]こととして扱わない。その[[パーマネント]]はすでに戦場に出ていて、その[[タイプ]]が変わっただけである。クリーチャーが戦場に出るたびに[[誘発]]する能力は誘発しない。
 +
*パーマネントがクリーチャー化している機体の[[コピー]]になったなら、それはクリーチャー化していない素の状態のアーティファクトになる。クリーチャー化していることは[[コピー可能な値]]ではない。
 +
 +
;その他のルール
 +
*機体は[[アーティファクト・タイプ]]であり[[クリーチャー・タイプ]]ではないことに注意。[[石鍛冶の傑作/Stoneforge Masterwork]]などクリーチャー・タイプを参照するカードとは[[シナジー]]を形成しない。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0017667/ 『カラデシュ』の材料 その2](Making Magic 2016年9月19日 [[Mark Rosewater]]著)
+
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/kaladesh-ingredients-part-2-2016-09-19 Kaladesh Ingredients, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0017667/# 『カラデシュ』の材料 その2](Making Magic 2016年9月19日 [[Mark Rosewater]]著)
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017556/ 密輸人の回転翼機](Latest Development 2016年9月9日 [[Sam Stoddard]]著)
+
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/smugglers-copter-2016-09-09 Smuggler's Copter]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017556/# 密輸人の回転翼機](Latest Development 2016年9月9日 [[Sam Stoddard]]著)
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Vehicle|機体(Vehicle)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Vehicle|機体(Vehicle)}}
 
*[[サブタイプ]]
 
*[[サブタイプ]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2016年10月2日 (日) 02:11時点における版

機体/Vehicleとはアーティファクト・タイプの1つ。車両、船舶、航空機といった「乗り物」を表している。


Sky Skiff / 航空艇 (2)
アーティファクト — 機体(Vehicle)

飛行
搭乗1(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が1以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)

2/3

解説

カラデシュで初登場した。すべての機体は非クリーチャーカードでありながらパワータフネスが印刷されており、自身が持つ搭乗能力によってクリーチャー化することができる。他のクリーチャーが乗り込んで初めて動き出すイメージ。

機体であることを参照するカードには操縦士エンジン始動/Start Your Engines特権剥奪/Revoke Privilegesなどがある。機体はクリーチャー・タイプではないが、ロードに相当する模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplarも存在する。

ルール

搭乗能力に関するルール搭乗を参照。

パワーとタフネスに関するルール
  • 機体にはパワーとタフネスが印刷されているが、クリーチャーにならない限り、それが実際にパワー・タフネスという特性を持つことはない。
  • 機体がクリーチャーになる際、特に指定がなければそれは印刷されたパワーとタフネスを持つ。P/Tの値を定める効果があるなら、機体のP/Tはその値に上書きされる。
  • 機体のパワーやタフネスに影響を及ぼす効果が発生する場合、それは機体がクリーチャーでなくても発生するが、その機体がクリーチャーになるまでは何もしない。
クリーチャー化に関するルール
その他のルール

参考

MOBILE