名前
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名前/Nameとはオブジェクトが持つ特性の1つであり、そのオブジェクトを表す言葉のことである。
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[編集] ルール
[編集] 基本概要
カードの名前(カード名/Card Name)は、カードの左上に書かれている。
カードの名前は、何語版であるかにかかわらず、常にその英語名であるとして扱う。英語での名前が同じならば、他の言語で名前が異なっていたとしても、それらは同じ名前である。英語名が異なるならば、他の言語で名前が同じだったとしても、それらは違う名前である。
- ポータル三国志収録版の日本語版の新野の火計/Burning of Xinyeは、誤って名前が「燎原の火」と印刷されてしまっているが、英語版の名前は「Burning of Xinye」なので、日本語版のカードも燎原の火/Wildfireではなく新野の火計として扱われる。
- ポータル収録版の日本語版の消耗/Exhaustionは、後のウルザズ・サーガで「疲労困憊」と印刷されてしまっているが、英語版の名前は「Exhaustion」と同じである。その結果、先に収録された消耗の方が疲労困憊と同じ扱いになった。
1つのオブジェクトが複数の名前を持つこともある(分割カード)。逆に、オブジェクトが名前を持たないこともある(変異など)。
- 反転カード/両面カード/合体カードには複数の名前が印刷されているが、常に名前を1つしか持たない(戦場以外の領域では常に反転前/第1面の名前のみ)。詳しくは当該項目を参照のこと。
- 「別名」や「互換の名前」を持つカードが存在する。後述の#別名および#互換の名前を参照。
トークンの名前は、トークンを生成する効果が決定する。名前が明示されている場合は、その名前を用いる。特に定められていない場合は、トークン生成効果が指定したサブタイプにトークンを足した文字列と同じである。詳細についてはトークンの項も参照。
- トークンの名前を指定しているものには、カルドラの兜/Helm of Kaldraなどがある(→トークン一覧)。また、何かのコピー・トークンを生成する場合もコピー元の名前を用いる。
- サブタイプを元に名前を決定する場合、トークンを生成する呪文・能力に対する文章変更効果の影響を受け得る。例えば、急報/Raise the Alarmがスタックにある間に、人工進化/Artificial Evolutionで兵士をウィザードに書き換えた場合、生成されるトークンの名前は「兵士・トークン/Soldier Token」ではなく「ウィザード・トークン/Wizard Token」になる。
イベント規定によって、特定のフォーマットにおいて使えるカードは「そのフォーマットで使用できるセットのカード」と「それと同名のカード」だけと定められている。古いカード・セットのカードでも、スタンダードで使用可能なセットに同名のカードがあれば、そのカードを使用することができる。どのセットのカードであっても、ルール・テキストは最新のオラクルが書かれているものとして扱う。
- アン・ゲームの場合はこのルールは適用されない。実際にそのカードに印刷されている文章に基づいて処理する。そのため同じ名前のカードであっても効果が異なる場合があり得る[1]。実際にUnstableでは、同じ名前で異なるルール・テキストを持つカードが何種類も登場している[2]。
[編集] 名前の参照
オブジェクトのルール・テキスト中にそのオブジェクト自身の名前が書いてあった場合、それは「そのオブジェクト自身」を指しており、「これ」と同義である。オブジェクトの名前が変更された場合でも、変わらずそのオブジェクトを指す。同名の他のオブジェクトを含めて指す場合は「~という名前の/named ...」と表記される。
クリーチャー — 狼(Wolf)
森林群れの狼は、あなたがコントロールする他の《森林群れの狼/Timberpack Wolf》という名前のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
2/2- 例:立ちはだかる影/Looming Shadeの「立ちはだかる影は~修整を受ける」という能力において「立ちはだかる影」とは「これ」と同義であり、修整を受けるのは能力の発生源である立ちはだかる影自身のみである。他の「立ちはだかる影」という名前のクリーチャーが修整を受けることはない。
あるオブジェクトAの能力が、そのオブジェクトA自身の名前が書かれた能力をいずれかのオブジェクトBに与える場合、その名前が指しているのはオブジェクトAである。同名の他のオブジェクトやオブジェクトBを指しているわけではない。
エンチャント
あなたがコントロールするトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、排水路の汚濁の上にスライム(slime)・カウンターを1個置く。その後、「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、排水路の汚濁の上に置かれているスライム・カウンターの数に等しい。」を持つ緑のウーズ(Ooze)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
- 例:排水路の汚濁/Gutter Grimeの能力で生成されたトークンは、そのトークンを生成した排水路の汚濁に置かれたスライム・カウンターのみを数える。他の「排水路の汚濁」という名前のパーマネントは参照しない。
そのオブジェクト自身を名前で参照している能力を名前の異なるオブジェクトが得た場合、得られた能力に含まれる、前者のカードを参照するために用いられている前者の名前は、すべて後者の名前であるとして扱う。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
(青):クリーチャー1体を対象とする。水銀の精霊はターン終了時まで、それが持つすべての起動型能力を得る。(そのクリーチャーの名前を使う能力がある場合、代わりにこのクリーチャーの名前を使う。)
あなたは水銀の精霊の能力の起動コストを支払うのに、青マナがどの色マナでもあるかのように支払ってよい。
- 例:水銀の精霊/Quicksilver Elementalが立ちはだかる影/Looming Shadeの能力を得た場合、「立ちはだかる影はターン終了時まで~」を「水銀の精霊はターン終了時まで~」と読み替える。
オブジェクトの名前以外の特性が変更されても、名前や、ルール・テキスト中の名前を示す部分が変更されることはない。
- 例:島/Islandに対して幻覚/Mind Bendを使用し、土地タイプを島から山に書き換えたとしても、名前は「島/Island」のままである。
- サブタイプを元に名前が決定されたトークンが、戦場に出た後にそのサブタイプを変更されたとしても、その名前は変更されない。
点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterなどの、いわゆる「二つ名」がついている伝説のカードにおいて、ルール・テキストで「デアリガズ/Darigaaz」と個人名の部分だけ書かれる(省略される)場合がある(カード画像)。この場合、省略部分にはそのカードの名前が省略されずに書かれているものとして扱う。
- 以前はルール・テキストに2回以上その名前が現れる場合のみ省略できるという制約があったが、2013年7月13日の総合ルール更新で撤廃され、1回しか現れない場合も省略できるようになった(カード画像)。
- 日本語版では省略されずに記述されていることがほとんど(英語版/日本語版)。プレーンシフトのタールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Heroまでは英語版通りに省略されていたが、オンスロートの獅子面のタイタン、ジャレス/Jareth, Leonine Titan以降は省略されずに記述されるようになった。
- かつて黎明期には、二つ名を持たないにもかかわらず名前が省略されて印刷されているものも存在した。一例として、リミテッド・エディション〜リバイズドの機械仕掛けの獣/Clockwork Beastのルール・テキストでは「Clockwork Beast」という正式な名前は一度も登場せず、一貫して単に「Beast」とだけ記述されている(カード画像)。当然、現在ではオラクル更新によって適切な記述に改められている。
複数のオブジェクトを比較して、それらが同じ名前か、あるいは異なる名前を持っているか参照する効果が存在する。それらの場合、それぞれのオブジェクトが1つ以上の名前を持っていて、かつそれらが共通の名前を持つ場合、同じ名前を持っている。それぞれのオブジェクトが1つ以上の名前を持っていて、かつそれらが共通の名前を持たない場合のみ、異なる名前を持っていることになる。
- 例:裏向きで名前を持たないクリーチャー1体を対象として「そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを、オーナーの手札に戻す。」効果を持つ残響する真実/Echoing Truthを唱えた。他に名前を持たないパーマネントが存在していたとしても、それらは残響する真実によって手札に戻されない。
- 例:プレイヤーが「あなたのアップキープの開始時に、あなたが異なる名前を持つ4体以上のデーモンをコントロールしている場合、あなたはこのゲームに勝利する。」という能力を持つリリアナの契約/Liliana's Contractと、名前が異なるデーモン3体と、効果によってデーモンになっている裏向きで名前を持たないクリーチャー1体をコントロールしている。そのクリーチャー4体の中に名前を持たないもの1体が含まれているので、これらのクリーチャー4体は異なる名前を持つ4体以上のデーモンではなく、リリアナの契約の能力は誘発しない。
- 例:プレイヤーがリリアナの契約/Liliana's Contractと、本来の名前が異なる名前のデーモン4体をコントロールしている。1体のデーモンが「装備しているクリーチャーの名前に加えてすべての伝説でないクリーチャー・カードの名前を持つ。」スパイ道具/Spy Kitを装備している。そのデーモンは、「他のデーモンが3体とも伝説」でなければ他のデーモンと共通の名前を持っているため、リリアナの契約の能力は誘発しない。
日本語版においては機械兵団の進軍以降、一部の伝説のカードにおいて「[オブジェクト自身の名前]」ではなく「これ」と訳すことがある。これらに機能上の違いはない。
[編集] 名前の指定
「カード名1つを選ぶ/Choose a card name」という効果では、マジックに存在するカードの名前しか選べない。マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→カード、CR:108.2を参照)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
翻弄する魔道士が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ選ぶ。
選ばれた名前を持つ呪文は唱えられない。
- トークンの名前を選ぶことはできない(CR:201.4)。コピー効果や、ラノワールの助言者/Llanowar Mentorなどでトークンがカードと同じ名前を持つことは有り得る。
- 分割カードの名前を選ぶ場合、いずれかの半分の名前を選ぶ。両方の半分の名前は選べない。
- 反転カード/両面カード/合体カードの名前を選ぶ場合、反転前後/第1面・第2面、合体後のどちら側の名前を選んでもよい。
- 効果が特性を指定していた場合、オラクルでその特性を持った名前を選ばなければならない。上述の反転カード、両面カードにおいては、選ぶ半分や面の名前がその特性と合致していればよい。分割カードの場合は、分割カードがスタック以外の領域にある場合の原則に従い、カード全体の特性を見て指定された特性と合致するかどうか判定する。
- 宣言する名前の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましいだろう。
- 名前の宣言は正確であることが望ましい。しかし完全な名前が示されてなくとも、カード1種のみを特定できるだけの情報が示されたのならばその名前が示されたとみなされ、省略や間違いも容認される[3]。マジックは名前の記憶ゲームではないためである。このときジャッジや対戦相手は、示された情報だけでは1種に特定できないと判断したならば特定できるだけの追加の情報を求めなくてはならない。
- カラデシュまでの文章では「カード名1つを指定する/Name a card」と書かれてきたが、アモンケットで英語のテンプレートが変更された事に合わせ、日本語の文章も「カード名1つを選ぶ/Choose a card name」に変更された。これらに機能上の違いはない。
[編集] 別名
ゴジラシリーズ・カードやドラキュラシリーズ・カードなど一部のコラボレーション・カードは名前欄が二段組になっており、2つの名前が印刷されている(カード画像)。1段目の名前は「別名/Alternate name」(かつての訳語は「代替の名前」)であり、そのカードのルール・テキストで自身のことを示すことに使われるが、デッキ構築やゲームプレイにおけるルール上は2段目の名前のみを持つ(CR:201.6)。
[編集] 互換の名前
ユニバースビヨンドにおけるコラボレーション・カードのマジック・バージョンは、異なる英語名を持つが同じ英語名を持つカードとして扱う。これらの性質を持つカードの組は「互換の名前/Interchangeable name」を持つ。
ルール、能力、効果がカードの名前を参照する場合、互換の名前を持つオブジェクトは同じ名前を持つものとして扱う。デッキ構築やフォーマットで使用可能かについても互換の名前を持つカードは同じ名前を持つものとして扱う。#名前の指定についても、互換の名前を持つカードを選んだなら組のもう一方も選ばれたものとして扱われる。
互換の名前を持つカードで後に印刷されたカードは、カードの左下角のコレクター番号の右に最初に印刷されたカードを示すカード・セットのコード3文字とコレクター番号の指標が書かれている。
[編集] 旧ルール
- かつては分割カードの名前の指定の際、両方の名前を選ぶことができた。選んだ2つの名前のうち一方でも持っていれば、オブジェクトは「選んだ名前を持つ」と判定するルールとなっていたが、2013年5月のドラゴンの迷路発売に際する総合ルール更新で現在のルールになった[4]。分割カードの項も参照。
- かつては名前の指定の際、「プレイしているフォーマットに存在するカードでなければならない」という制限が存在したが、2018年10月のラヴニカのギルド発売に際する総合ルール更新でこの制限は廃止された[5]。
- コラボレーション・カードにおける別名(代替の名前)は制定当初はフレイバー・テキスト扱いで、ルール・テキスト中における自身のカード名はオラクル上の名前が書かれていた(カード画像)が、Secret Lair x Street FighterのHadokenでルール・テキスト中にも別名が使われるようになり、2022年4月のニューカペナの街角発売に際する総合ルール更新で自身を指すために使えるようになった。
[編集] 日本語版の名前
日本語の名前は、現在まで「初めて日本語版が印刷された時の名前」を正式名称として扱っている。『MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング』や『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ』シリーズなどのコンピューターゲームで日本語訳が充てられることがあるが、実際に印刷される際の日本語名前とは異なる場合がある(新たな芽吹き/Regrowthなどのように踏襲する場合もある)。また、Gathererやその他マジック関係者が提供するカードリスト(日本公式ウェブサイト、MJMJ.infoなど)で、印刷されたカードとは異なる日本語名で記されている場合があるが、この場合も告知がない限り印刷された名前が正式名称として扱われる。
- タカラトミー時代の日本公式サイトでは、野リンゴの群勢/Crabapple Cohortの「蟹リンゴの群勢」、コルフェノールの若木/Sapling of Colfenorの「コルフェノールの苗」などといった誤記が見られた。
[編集] 名前の誤植に対する方針
以前は、名前に誤植や誤訳があったとしても、他のカードと重複しない限り変更しない方針が採られてきた。以下はその例である。
- 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur - 名前とクリーチャー・タイプにおいて「ケンタウルス」ではなく「ケンタウロス」と誤訳されたが、訂正されたのはクリーチャー・タイプのみであった。
ミラディン包囲戦以降は、他の既存の日本語訳と明らかに異なるものや、サイクルなどの一貫性に欠けるものに対しては訂正する方針が見受けられるようになった。以下はその例である。
- ヴィダルケンの注入者/Vedalken Infuser - 「ヴェイダルケンの注入者」と、クリーチャー・タイプのヴィダルケンとは異なる訳語になっていたが、誤植として訂正された。
- 燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage - サイクルの他のカードが「祭殿」なのに対してこれだけ「祭壇」と訳されていたが、誤植として訂正された。
- 掘葬の儀式/Unburial Rites - 初出時は「堀葬の儀式」だったが、再録にあたり「掘葬の儀式」に変更された。
日本語名前の重複については、混乱を防ぐため名前を変更する措置が採られている。かつては後から登場したカードの名前を変更していた(例:ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat)が、ギルド門侵犯以降は先に登場していたカードの名前を変更した例もある(→爆弾部隊/Bomber Corpsと爆弾兵団/Bomb Squad、フェイの贈り物/Fae Offeringとフェイからの贈り物/Gift of the Fae等)。
[編集] 名前の読みの方針
神河物語以降、名前にふりがな(ルビ)が振られるようになった。神河物語より前の一部のカードに関しても、タカラトミーやウィザーズ社の日本公式サイトのカードリストに読みが掲載されている。
以前は、同じ名前でもセットによってふりがなが異なる場合があった(例:疫病風/Plague Windの「えきびょうふう」と「えきびょうかぜ」)が、近年は1種類に統一されつつあり、基本セット2014では再録カードに対してふりがなの訂正が出されている。
- 雑誌の記事や『デュエル・マスターズ』などのコミックでも独自のふりがなが振られることがある。
[編集] 命名
公式コラムなどでは、命名に関する逸話や開発方針がたびたび語られている。
同じ名前は基本的に1度しか使えないため、開発部では名前を貴重な資源とみなしている。1単語などの短くシンプルな名前は特に重宝されるため、細心の注意が払われる。
- オデッセイの開発当時、「Disarm」という名前のカードが存在したが、将来の印象的なカードのために温存されることになり、代わりにねじれの光/Ray of Distortionと名付けられた[6]。(→武装解除/Disarm)
- アン・カードにはErase (Not the Urza's Legacy One)なんてカードもある。汎用性に富んだ「消去/Erase」系の単語をジョーク・セットなんぞで浪費する訳にはいかない、というネタである。
- 例外として、事実上のアン・カードであるR&D Playtest cardsは同じ名前を「通常の」カードに用いてよいルールがある。これはRed Herringのようなの名前ありきのカードを、プレイテストという一回限りのジョークで使い捨てるべきではないと判断したからである(→赤ニシン/Red Herring)[7]。「通常の」同名カードの登場に合わせ、プレイテスト側は英語名に (playtest)がつく形に変更された(→Red Herring (playtest))。
汎用的な効果のカードについては、将来の再録に備え、シンプルかつどの世界観で再録しても違和感のない名前に設定されることが多い(発射/Open Fireなど[8])。土地、特に多色土地において顕著であり、ドミナリア/Dominariaの固有名詞を含めてしまったがゆえにエキスパンションで再録させづらくなってしまったペインランドサイクルなどからの教訓である[9]。
分割カードには命名規則が存在する。詳細は分割カード#名前の項を参照。
[編集] その他
- 以前の総合ルールでは「Name」の訳語は「名前」であったが、基本セット2010で「カード名」に変更された。前述の通りトークンも持つ特性なので、やや奇妙な訳となっていた。ルール・テキストでも、「選ばれた名前を持つカード/card with the chosen name」と文章に合わせて意訳されることが多かった。カルドハイム発売時の総合ルール更新によって元に戻った。
- クリーチャーに伝説でないクリーチャーの名前を追加するカードとしてスパイ道具/Spy Kit、クリーチャーの名前を任意のものに変更できるカードとしてサイキックペーパー/Psychic Paperが存在する。
[編集] 脚注
- ↑ Unstable FAQAWASLFAQPAFTIDAWABIAJTBT/『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集(News 2017年11月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Unstable Variants/『Unstable』の変種カード(News 2017年12月6日 Wizards of the Coast著)
- ↑ マジック・イベント規定 - 3.6 カードの特定と解釈
- ↑ Dragon's Maze Update Bulletin(Feature 2013年4月25日 Matt Tabak著)
- ↑ Guilds of Ravnica Comprehensive Rules Changes(News 2018年9月28日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Card of the Day - August, 2002(Feature 2002年8月1日 WotC著)
- ↑ Only Murders That We're Building, Part 2/『殺人事件』を作る その2(Making Magic 2024年2月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ The M-Files: Hour of Devastation, Part 2/Mファイル『破滅の刻』編・パート2(Play Design 2017年7月21日 Melissa DeTora著)
- ↑ A Rainbow of Pain(Latest Developments 2005年7月15日 Aaron Forsythe著)
[編集] 参考
- Season Seventeen/シーズン17(Savor The Flavor 2011年1月12日 Doug Beyer著)
- 特性
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 201 名前
- 201.1 カードの名前は、その左上隅に記されている。
- 201.2 カードの名前は、何語版であるかにかかわらず、常にその英語名であるとして扱う。
- 201.2a 2つ以上のオブジェクトが1つ以上の共通する名前を持っている場合、それらのうち1つ以上が別の名前を持っていたとしても、それらは同じ名前を持つ。名前を持たないオブジェクトは、名前を持たないそれ以外のオブジェクトも含む、どのオブジェクトとも同じ名前を持つことはない。
- 201.2b 呪文や能力の中に、名前の異なる複数のオブジェクトに言及するものがある。それらのオブジェクトは、そのそれぞれが1つ以上の名前を持ち、グループ内のどの2つのオブジェクトも共通の名前を持たない場合にのみ、それらは名前の異なるオブジェクトである。
- 201.2c 呪文や能力の中に、あるオブジェクトが他のオブジェクトやオブジェクト群と異なる名前を持つかどうかを見るものがある。1つ目のオブジェクトが1つ以上の名前を持ち、他のオブジェクトのどれとも共通する名前を持っていない場合、他のオブジェクトの中に名前を持たないものがあったとしても、その1つ目のオブジェクトは他のオブジェクト(群)と異なる名前を持つ。1つ目のオブジェクトが名前を持たない場合、他のオブジェクトがそれぞれ名前を持っていたとしても、それは他のオブジェクトと異なる名前を持つとは言わない。
- 201.3 異なる英語名を持つカードの中で、同一の英語名を持つかのように扱われるカードが存在する。この性質を持つカードの組は、互換性のある名前を持つ。
- 201.4 効果によってプレイヤーが名前1つを選ぶ場合、そのプレイヤーはオラクルに存在するカードの名前を選ばなければならない(rule 108.1 参照)。プレイヤーは、カードの名前でないトークンの名前を指定することはできない。
- 201.4a プレイヤーが特定の特性を持つ名前1つを選ぶよう指示された場合、そのプレイヤーはオラクルのテキストがそれらの特性と一致するカードの名前を選ばなければならない(rule 108.1 参照)。
- 201.4b 分割カードを選びたい場合、両方ではなく、そのどちらか半分の名前を指定しなければならない(rule 709 参照)。特定の特性の名前を選ぶように指示された場合、その名前を選べるかどうか判断するにあたってはその半分の特性を用いる。
- 201.4c 反転カードの反転状態での名前を選びたい場合、そうしてもよい(rule 710 参照)。特定の特性の名前を選ぶように指示された場合、その名前を選べるかどうか判断するにあたっては反転した特性によって修整されたそのカードの特性を用いる。
- 201.4d 両面カードの第2面の名前を選びたい場合、そうしてもよい(rule 712 参照)。特定の特性の名前を選ぶように指示された場合、その名前を選べるかどうか判断するにあたっては第2面の特性だけを用いる。
- 201.4e 合体カードの合体後の第2面の名前を選びたい場合、そうしてもよい(rule 713 参照)。特定の特性の名前を選ぶように指示された場合、その名前を選べるかどうか判断するにあたっては合体した第2面の特性だけを用いる。
- 201.4f プレイヤーが当事者カードの代替の名前を選びたい場合、そうしてもよい(rule 715 参照)。特定の特性の名前を選ぶように指示された場合、その名前を選べるかどうか判断するにあたっては代替の特性によって修整されたそのカードの特性を用いる。
- 201.4g 一部のカードは互換の名前(rule 201.3 参照)を持つ。ゲーム上のあらゆる点で、それらのカードは同一の名前を持つ。プレイヤーが互換の名前を持つカードの名前を選ぶ場合、それらのカードそれぞれの名前が選ばれる。
- 201.5 文章中で名前を用いてそのオブジェクトが参照されていた場合、それはその特定のオブジェクトだけを指す。たとえ名前が何らかの効果によって変更されていてもそうであるし、同名の他のオブジェクトは示さない。
- 201.5a 能力の効果が他の能力をオブジェクトに得させ、またその得た能力が元の能力の発生源を名前で参照していた場合、その名前で示されるのはその能力を得させた能力を持つオブジェクト自身だけである。その2つ目の能力が1つ目の能力の発生源以外で同じ名前を持つオブジェクトを指すことはない。ただし、この2つ目の能力が1つ目の能力の発生源を異なる公開領域に移動させた場合、その名前はその発生源が新しい領域でなったオブジェクトだけを指す。この規定は2つ目の能力が新しいオブジェクトにコピーされた場合にも適用される。
- 201.5b そのオブジェクト自身を名前で参照している能力を名前の異なるオブジェクトが得た場合、得られた能力に含まれる、前者のカードを参照するために用いられている前者の名前はすべて後者の名前であるとして扱われる。
- 201.5c 伝説の カードの中には、そのカードの名前を省略して記述しているものがある。このようにして用いられている省略形は、そのカードの名前がすべて書かれているものとして扱う。
- 201.6 一部のカードのプロモ版や絵違い版は、名前行の下に副題行があることがある。オラクルに記されているそのカードの名前は、その副題行に表示されており、別名が左上角に表示されている。デッキ 構築やゲームルール、効果の上では、そのカードは副題行に記されている名前だけを持つ。ルール文は、カードの別名を参照することもできる。ルール文内に存在する別名は、その副題行に書かれている名前を指す。別名はゲームプレイ上は効果を持たない。
- 201 名前