英雄譚・クリーチャー
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英雄譚・クリーチャー/Saga Creaturesとは、英雄譚でもあるクリーチャー・エンチャント。
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[編集] 解説
ユニバースビヨンドであるFINAL FANTASY(本流のセット)およびFINAL FANTASY統率者デッキ(統率者戦用セット)にて初登場。原作ゲームシリーズに登場する「召喚獣」「幻獣」を表し、ほとんどはカード名が「召喚:/Summon:」で始まり、種族か職業にあたるクリーチャー・タイプを併せ持つ。多くの章能力には、原作ゲームでその召喚獣が使用する技名がフレイバー語として印刷されている。
3章までしかないものは召喚酔いも考えると、出した次の1ターンしか攻撃できる機会がない。この性質が、原作の「一時的に呼び出され、強力な一撃を残して帰っていく」という召喚魔法のフレイバーを見事に表しており、発表時[1][2]以来、プレイヤーから大きな好評を受けている。
そのぶんマナレシオは英雄譚との抱き合わせとしては大きめに設定されており、ブロッカーとして立たせておくことで「英雄譚を出した直後のターンは無防備になりがち」という従来の弱点を補うこともできている。
中には4章以上を持つものや速攻を持つものもおり、またクリーチャーゆえ従来の英雄譚よりカウンター移動も若干やりやすくなっているため、伝承カウンターを減らして戦場に長く留まらせたり、逆に伝承カウンターを増やして次以降の章能力をいきなり誘発させたり、とさまざまな工夫が考えられる。サーチやリアニメイトなど、クリーチャーゆえに受けられるサポートは豊富。
FINAL FANTASY統率者デッキの「カウンター・ブリッツ/Counter Blitz」デッキはユウナのガード、ティーダ/Tidus, Yuna's Guardianをメイン統率者、大召喚士、ユウナ/Yuna, Grand Summonerをサブ統率者に据えてカウンターをテーマとしており、召喚獣とのシナジーが散りばめられている。
FINAL FANTASYには、伝説のクリーチャーから英雄譚クリーチャーに変身する両面カードも収録されている。それらはカード名が「召喚:」でなく、「幻獣」(FFVI)や「…の召喚獣」(FFXVI)で始まっている。
- カード名の「召喚:」自体には、ルール上の意味はない。
- かつてのマジックでは第6版による改訂まで、クリーチャー・カードはタイプ行に「(クリーチャー・タイプ)の召喚」と印刷されており、クリーチャー呪文は「召喚呪文」であった。現在は廃語。
[編集] ルール
基本的なルールは英雄譚を参照。
- 「英雄譚」はエンチャント・タイプであって、クリーチャー・タイプではない。通報の角笛/Herald's Hornなど、クリーチャー・タイプを指定する効果では「英雄譚」を指定できない。
[編集] 脚注
- ↑ 『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』ファーストルックまとめ(Daily MTG 2025年2月18日 Zakeel Gordon, Jubilee Finnegan著)
- ↑ 本セットにおける「召喚獣」は、英雄譚の形をとったクリーチャー・エンチャントとして表現されています。#FF10 に登場するシヴァをご覧ください!(マジック:ザ・ギャザリング 日本公式Xのポスト 2025年2月19日)