真実の愛の口づけ/True Love's Kiss
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*「口づけ」が描かれる作品として知られる『[[Wikipedia:ja:白雪姫|白雪姫]]』『[[Wikipedia:ja:かえるの王さま|かえるの王さま]]』だが、実際のところ原典に「口づけ」は登場していない。しかし[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のゲーム内では広く知られているイメージ通りに、「口づけ」によって[[ガラスの棺/Glass Casket|ガラスの棺]]から目覚めさせることも、[[蛙化/Frogify|カエルにされた者]]を元に戻すことも可能になっている。 | *「口づけ」が描かれる作品として知られる『[[Wikipedia:ja:白雪姫|白雪姫]]』『[[Wikipedia:ja:かえるの王さま|かえるの王さま]]』だが、実際のところ原典に「口づけ」は登場していない。しかし[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のゲーム内では広く知られているイメージ通りに、「口づけ」によって[[ガラスの棺/Glass Casket|ガラスの棺]]から目覚めさせることも、[[蛙化/Frogify|カエルにされた者]]を元に戻すことも可能になっている。 | ||
− | *[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]とともに、[[カード名]]に"愛/love"を含む初のカード。[[Mark Rosewater]]は常々愛情を[[カラーパイ|取り扱う]][[色]]は赤だと主張しており<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/seeing-red-revisited-2015-08-03 Seeing Red Revisited]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015455/ またまた真っ赤に](Making Magic 2015年8月3日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030771/ いろいろな返答](Making Magic | + | *[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]とともに、[[カード名]]に"愛/love"を含む初のカード。[[Mark Rosewater]]は常々愛情を[[カラーパイ|取り扱う]][[色]]は赤だと主張しており<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/seeing-red-revisited-2015-08-03 Seeing Red Revisited]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015455/ またまた真っ赤に](Making Magic 2015年8月3日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030771/ いろいろな返答](Making Magic 2018年7月16日)</ref>、今回ついに愛が表現されたカードが白だったことでユーザーから質問が相次いだ。これについてMarkは呪いから解き放つ[[トップダウン・デザイン]]の都合上、エンチャントを破壊する[[色の役割]]を持たない赤のカードにすることはできなかったと述べている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033240/ さらなるこぼれ話:『エルドレインの王権』](Making Magic 2019年10月21日)</ref>。 |
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2019年10月22日 (火) 21:04時点における版
キスによって呪いが解けるという、数々のおとぎ話をモチーフにしたエルドレインの王権にふわさしいトップダウン・デザインのカード。
効果としては解呪/Disenchantの亜種の一つ。同じマナ・コストを持つ供犠台の光/Altar's Lightにキャントリップが付いた上位互換。登場時のスタンダードでは解呪の他にも、同じ4マナの禁制品潰し/Crush Contrabandも追放除去として比較対象となる。
コストは重いが、追放によって隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Handや湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch等による使い回しを防いだり、「ターンに2枚目のカードを引いた時」を条件とする誘発型能力とキャントリップのシナジーを重視するなら検討の余地があるか。ただし後者に関しては赤と青に採用されているメカニズムなので、白のダブルシンボルを持つこのカードとはやや噛み合わない。
リミテッドではフレイバー通り魔法の眠り/Charmed Sleepなどの疑似除去系のエンチャント/アーティファクト対策となり、また各種有色の装備品や伝説のアーティファクトが活躍する環境でもあるので色拘束が許すなら1枚挿して置くと安心。
開発秘話
モチーフは、『眠れる森の美女』やディズニー映画版の『白雪姫』など、複数の童話における「口づけで呪いが解ける場面」。
最初は魔法の眠り/Charmed Sleepについたクリーチャーを目覚めさせる、啓蒙/Demystify系のエンチャント除去としてデザインされたが、後にガラスの棺/Glass Casketが作られたことで、アーティファクトも除去できるように変更された。また、当初はライフ回復効果が付いていたが、同じセットの自然への回帰/Return to Natureと点数で見たマナ・コストを差別化するため、おまけをキャントリップにして重くすることになった[1]。
- 「口づけ」が描かれる作品として知られる『白雪姫』『かえるの王さま』だが、実際のところ原典に「口づけ」は登場していない。しかしマジックのゲーム内では広く知られているイメージ通りに、「口づけ」によってガラスの棺から目覚めさせることも、カエルにされた者を元に戻すことも可能になっている。
- 恋煩いの野獣/Lovestruck Beastとともに、カード名に"愛/love"を含む初のカード。Mark Rosewaterは常々愛情を取り扱う色は赤だと主張しており[2][3]、今回ついに愛が表現されたカードが白だったことでユーザーから質問が相次いだ。これについてMarkは呪いから解き放つトップダウン・デザインの都合上、エンチャントを破壊する色の役割を持たない赤のカードにすることはできなかったと述べている[4]。
ストーリー
アーデンベイル/Ardenvaleのお姫様が、石像に変えられた王子に口づけをしている場面。口づけをしたところから魔法が広がり、石化の呪いが解けていく(イラスト)[5]。
「気を付けるんだよ、お嬢さん。中には呪われて当然の者もいるのだから。」― 墳丘の魔女、マラウェン
脚注
- ↑ Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3(Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)
- ↑ Seeing Red Revisited/またまた真っ赤に(Making Magic 2015年8月3日)
- ↑ いろいろな返答(Making Magic 2018年7月16日)
- ↑ さらなるこぼれ話:『エルドレインの王権』(Making Magic 2019年10月21日)
- ↑ Worldbuilding Eldraine/エルドレインの世界構築(Card Preview 2019年9月11日 Cynthia Sheppard著)