フレイアリーズ/Freyalise
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+ | '''フレイアリーズ'''/''Freyalise''は、[[アイスエイジ・ブロック]]、[[インベイジョン・ブロック]]、[[時のらせんブロック]]のキャラクター。[[カード]]としては[[統率者2014]]の[[ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar's Fury]]が初出。 | ||
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+ | [[ハーフエルフ/Half-Elf]]([[人間/Human]]と[[エルフ/Elf]]の混血)の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。女性({{Gatherer|id=391215}})。[[アイスエイジ|氷河期]]初期の[[テリシア/Terisiare]]大陸の生まれ。[[ラノワール/Llanowar]]や[[フィンドホーン/Fyndhorn]]の女神と崇拝される。 | ||
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− | [[ | + | 孤児として、後に氷河に埋もれた都市国家 [[ストーガード/Storgard]]のClan Ruby(ルビー氏族)の指導者に拾われ、長じてCourt Mage(宮廷魔道師)になっていた。 |
− | 都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染の[[Jason Carthalion | + | 都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染の[[Jason Carthalion]](ジェイソン・カルサリオン)と対決する。しかし、王を陰から操っていた[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]が決闘に介入し、彼らに殺されかけた時にプレインズウォーカーとなった。これまではルビー氏族の魔道士として[[赤]]の魔法に長けていたが、この機会に[[緑]]の魔法に転向している(2400[[AR]]頃の出来事)。 |
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− | 頂上会談の29日後、[[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]] | + | 頂上会談の29日後、[[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]]を執り行い、氷河期を終結させ、シャードによる監禁を破壊する。このとき[[ケイサ/Kaysa]]とともに[[Ice Cauldron]]を駆使して、[[無限マナ]]をもって[[命の川/Stream of Life]]を使った、とも言われている。 |
また、世界呪文に先立ち、[[ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalion]]をテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、[[シャンダラー/Shandalar]]へと敗走させている。 | また、世界呪文に先立ち、[[ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalion]]をテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、[[シャンダラー/Shandalar]]へと敗走させている。 | ||
− | 4205AR、[[ファイレクシア/Phyrexia]]の[[ドミナリア/Dominaria]] | + | 4205AR、[[ファイレクシア/Phyrexia]]の[[ドミナリア/Dominaria]]侵攻において、緑マナを駆使して応戦する。主に花を咲かせることによって守護をしようとしたらしいが、黒きマナに耐えられず押されていく形となった。しかし、ファイレクシアに次元爆弾を設置・起動することには成功した。 |
こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。 | こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。 | ||
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− | ===次元の混乱=== | + | AR46世紀、[[スカイシュラウド/Skyshroud]]の[[時の裂け目/Rift]]を修復するために、スカイシュラウドの大部分と共に命を落とす。 |
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+ | #公式記事[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/backwards-through-looking-glass-2007-03-01 Backwards Through the Looking Glass]で明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、ドミナリアで策略を巡らす魔女(witch)として登場している。 | ||
#AR46世紀、[[アーボーグ/Urborg]]の時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。 | #AR46世紀、[[アーボーグ/Urborg]]の時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。 | ||
#*Scott Mc Goughの非公式コメントによると、裂け目は[[コールドスナップ]]の時代の[[霧氷風/Rimewind#クリーチャー|ファイレクシア生物]]を運んできているとのこと。 | #*Scott Mc Goughの非公式コメントによると、裂け目は[[コールドスナップ]]の時代の[[霧氷風/Rimewind#クリーチャー|ファイレクシア生物]]を運んできているとのこと。 | ||
==訳語の変遷== | ==訳語の変遷== | ||
− | 「Freyalise」は、[[第5版]]と[[第6版]]の[[フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder]]の[[フレイバー・テキスト]]で「フレイアリーズ」と訳される。[[プレーンシフト]]と[[アポカリプス]] | + | 「Freyalise」は、[[第5版]]と[[第6版]]の[[フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder]]の[[フレイバー・テキスト]]で「フレイアリーズ」と訳される。[[プレーンシフト]]と[[アポカリプス]]でも同様に訳された(ただし一部の日本語カードには「フレアリース」と書かれている)。この訳語は[[コールドスナップ]]でも踏襲され、[[フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance]]では[[カード名]]として初和訳された。 |
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− | *[[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/freyalise FREYALISE]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA フレイアリーズ](公式サイト) |
− | *[[ | + | *[[The Twilight Kingdom]] (アメコミ版アイスエイジvol.1) |
+ | *[[The Shard]] (アメコミ版アイスエイジvol.3) | ||
+ | *[[Forever Silent The World]] (アメコミ版アイスエイジvol.4) | ||
+ | *The Ambassador's Journal ([[Encyclopedia Dominia]]の掌編) | ||
+ | *Still Waters, Deep Roots (Encyclopedia Dominiaの掌編) | ||
+ | *Taysir's Journal (Encyclopedia Dominiaの掌編) | ||
+ | *Freyalise、Llanowar Elves、Order of the Steel Leaf (Encyclopedia Dominiaの見出し語) | ||
+ | *[[The Eternal Ice]] (小説) | ||
+ | *[[The Shattered Alliance]] (小説) | ||
+ | *[[Invasion]] (小説) | ||
+ | *[[Planeshift]] (小説) | ||
+ | *[[Apocalypse]] (小説) | ||
+ | *[[Time Spiral]] (小説) | ||
+ | *[[Planar Chaos]] (小説) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/checking-planeswalkers-2015-2015-08-19 Checking in on the Planeswalkers (2015)]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015523/ プレインズウォーカー達の現状2015](Feature 2015年8月19日 [[Mel Li]]著) | ||
+ | *[https://mtg-jp.com/world/planeswalkers/0011/ フレイアリーズ略歴](公式サイト) | ||
+ | *[https://mtg-jp.com/reading/topics/?search&mainTag=1&tag=58&q=フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚 フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚](マジック日本公式サイト [[浅原晃]]著) | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[ナイン・タイタンズ]] | + | *[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]] |
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*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] | ||
− | [[Category:アイスエイジの人物 | + | {{DEFAULTSORT:ふれいありいす}} |
− | [[Category:プレインズウォーカー | + | [[Category:アイスエイジの人物]] |
+ | [[Category:プレインズウォーカー]] |
2022年9月30日 (金) 22:57時点における最新版
フレイアリーズ/Freyaliseは、アイスエイジ・ブロック、インベイジョン・ブロック、時のらせんブロックのキャラクター。カードとしては統率者2014のラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar's Furyが初出。
目次 |
[編集] 解説
ハーフエルフ/Half-Elf(人間/Humanとエルフ/Elfの混血)のプレインズウォーカー/Planeswalker。女性(イラスト)。氷河期初期のテリシア/Terisiare大陸の生まれ。ラノワール/Llanowarやフィンドホーン/Fyndhornの女神と崇拝される。
[編集] ストーリー
孤児として、後に氷河に埋もれた都市国家 ストーガード/StorgardのClan Ruby(ルビー氏族)の指導者に拾われ、長じてCourt Mage(宮廷魔道師)になっていた。
都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染のJason Carthalion(ジェイソン・カルサリオン)と対決する。しかし、王を陰から操っていたテヴェシュ・ザット/Tevesh Szatが決闘に介入し、彼らに殺されかけた時にプレインズウォーカーとなった。これまではルビー氏族の魔道士として赤の魔法に長けていたが、この機会に緑の魔法に転向している(2400AR頃の出来事)。
後にFaralyn(ファラリン)に協力し、ファラリンに仕えるRavidel(ラヴィデル)とルエル/Rhuellと共にシャード/The Shard現象の調査を行う。2934ARのSummit of the Null Moon(虚月の頂上会談)に出席、シャードに囚われたプレインズウォーカー同士の関係を見直し、憎しみを超えた協力を提案する。しかし、会談場はプレインズウォーカーたちの戦場と化し、ルエルとラヴィデルが命を落とす。フレイアリーズ自身もテヴェシュ・ザットとの戦いで敗れ、満身創痍となる。
頂上会談の29日後、フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spellを執り行い、氷河期を終結させ、シャードによる監禁を破壊する。このときケイサ/KaysaとともにIce Cauldronを駆使して、無限マナをもって命の川/Stream of Lifeを使った、とも言われている。
また、世界呪文に先立ち、ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalionをテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、シャンダラー/Shandalarへと敗走させている。
4205AR、ファイレクシア/Phyrexiaのドミナリア/Dominaria侵攻において、緑マナを駆使して応戦する。主に花を咲かせることによって守護をしようとしたらしいが、黒きマナに耐えられず押されていく形となった。しかし、ファイレクシアに次元爆弾を設置・起動することには成功した。
こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。
AR46世紀、スカイシュラウド/Skyshroudの時の裂け目/Riftを修復するために、スカイシュラウドの大部分と共に命を落とす。
[編集] 次元の混乱
- 公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、ドミナリアで策略を巡らす魔女(witch)として登場している。
- AR46世紀、アーボーグ/Urborgの時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。
[編集] 訳語の変遷
「Freyalise」は、第5版と第6版のフィンドホーンの古老/Fyndhorn Elderのフレイバー・テキストで「フレイアリーズ」と訳される。プレーンシフトとアポカリプスでも同様に訳された(ただし一部の日本語カードには「フレアリース」と書かれている)。この訳語はコールドスナップでも踏襲され、フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radianceではカード名として初和訳された。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar's Fury
- スカイシュラウドの援護者、フレイアリーズ/Freyalise, Skyshroud Partisan(Arena限定カード)
[編集] カード名に登場
- アイスエイジ
- Freyalise Supplicant、Freyalise's Charm、Freyalise's Winds
- コールドスナップ
- フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance
- ドミナリア
- フレイアリーズの歌/Song of Freyalise
[編集] フレイバー・テキストに登場
- アイスエイジ
- Essence Filter、Fanatical Fever、Flooded Woodlands、Folk of the Pines、フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder、巨大化/Giant Growth、Maddening Wind、再生/Regeneration、Ritual of Subdual、Shambling Strider、繁茂/Wild Growth
- アライアンス
- Taste of Paradise
- プレーンシフト
- プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor、スカイシュラウドの祝福/Skyshroud Blessing
- アポカリプス
- 破滅的な行為/Pernicious Deed、平穏な道/Tranquil Path
- コールドスナップ
- テヴェシュ・ザットの信奉者/Disciple of Tevesh Szat、タマノーア/Tamanoa
- 時のらせん
- カメレオンのぼやかし/Chameleon Blur、宝革スリヴァー/Gemhide Sliver、霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver、緑探し/Greenseeker、念動スリヴァー/Telekinetic Sliver
- 未来予知
- 野蛮の怒り/Force of Savagery、物静かな破損/Quiet Disrepair
- 第10版
- 再生/Regeneration(新規、プレミアム・カードのみ)、湧出/Upwelling
- ドミナリア
- 高木の武装/Arbor Armament
- エターナルマスターズ
- ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
- 団結のドミナリア
- 柏槙教団の樹根織り/Juniper Order Rootweaver
[編集] イラストに登場
- プレーンシフト
- プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor
- アポカリプス
- 破滅的な行為/Pernicious Deed
- ドミナリア
- ドミナリアの大修復/The Mending of Dominaria(木像)、フレイアリーズの歌/Song of Freyalise
- SDCCプロモーション・カード
- 生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force
- 団結のドミナリア
- ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans(右から4番目)、世界呪文/The World Spell
[編集] 登場作品・登場記事
- FREYALISE/フレイアリーズ(公式サイト)
- The Twilight Kingdom (アメコミ版アイスエイジvol.1)
- The Shard (アメコミ版アイスエイジvol.3)
- Forever Silent The World (アメコミ版アイスエイジvol.4)
- The Ambassador's Journal (Encyclopedia Dominiaの掌編)
- Still Waters, Deep Roots (Encyclopedia Dominiaの掌編)
- Taysir's Journal (Encyclopedia Dominiaの掌編)
- Freyalise、Llanowar Elves、Order of the Steel Leaf (Encyclopedia Dominiaの見出し語)
- The Eternal Ice (小説)
- The Shattered Alliance (小説)
- Invasion (小説)
- Planeshift (小説)
- Apocalypse (小説)
- Time Spiral (小説)
- Planar Chaos (小説)
- Checking in on the Planeswalkers (2015)/プレインズウォーカー達の現状2015(Feature 2015年8月19日 Mel Li著)
- フレイアリーズ略歴(公式サイト)
- フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚(マジック日本公式サイト 浅原晃著)