サイクリング (デッキ)
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2024年12月2日 (月) 17:12時点における最新版
サイクリング(Cycling)は、サイクリングを中心とするデッキの総称。様々な環境に存在する。
目次 |
[編集] 概要
エンチャント
プレイヤーがカードを1枚サイクリングするたび、あなたはクリーチャー1体を対象とし、それを追放してもよい。そうした場合、次の終了ステップの開始時にそのカードをそれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
インスタント
あなたは6点のライフを得る。
サイクリング(1)(白)((1)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが新たな信仰をサイクリングしたとき、あなたは2点のライフを得てもよい。
手札を次々とサイクリングすることで何らかのアドバンテージを得ることは共通しているが、その構成は様々。サイクリングで誘発する能力を駆使するコントロールデッキやビート・コントロールデッキ、サイクリング・コストを踏み倒すコンボデッキなどが存在する。
有用なカードがサイクリングを持つ場合は、普通に唱えるかサイクリングするかの判断も重要となる。
[編集] イコリア:巨獣の棲処期
イコリア:巨獣の棲処でサイクリングが再登場したことで、これを中心とするデッキがスタンダード環境に姿を現すようになった。赤白を中心に組まれる。
クリーチャー — 狐(Fox)
あなたが他のカードをサイクリングするたび、繁栄の狐の上に+1/+1カウンターを1個置く。
サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたが他のカードをサイクリングするたび、ドラニスの刺突者は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。天頂の閃光はそれにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。Xは、あなたの墓地にありサイクリング能力を持つカードの枚数に等しい。
繁栄の狐/Flourishing Foxやドラニスの刺突者/Drannith Stingerの存在下で手札を次々とサイクリングし、ライフを詰めていく。さらに相棒に据えた夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denで各種パーマネントを墓地から展開し、最後は天頂の閃光/Zenith Flareでトドメを刺す。
特に驚くべき発育/Startling Developmentや霜帳の奇襲/Frostveil Ambushなどの1マナでサイクリングできるカードの存在が大きく、完全なサイクリング専用カードとして色を無視して採用するケースもあるほど。
相棒のルール変更により大きく弱体化した後もたまに姿を見せており、ローテーションの影響も小さくゼンディカーの夜明け参入後の環境にも存在している。マナ基盤に連門の小道/Hengegate Pathwayが加わったカルドハイム以降は青赤白の型が主流となった。 ディミーア・ローグに対し高い勝率を誇るというメタゲーム的な事情もあり、アイレンクラッグの紅蓮術師/Irencrag Pyromancerを採用する型・記憶漏出/Memory Leakのために黒をタッチする型などと環境に合わせて形を変えつつ一定の存在感を示していたが、軽量除去の充実、天頂の閃光/Zenith Flareを強烈に対処する才能の試験/Test of Talentsの登場、苦手とする緑系統のアグロデッキの台頭などがあいまって最終的にはほぼ姿を消すこととなった。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
[編集] 青赤白
- 備考
- MagicFest Online Season 2 - Weekly Championship - Week 1 ベスト4(参考)
- 使用者:katuo079595#45861(宇都宮巧)
- フォーマット
- 青赤白のリスト。セカンドドローを参照する型破りな協力/Improbable Allianceが採用されている。
[編集] 赤白
- 備考
- MagicFest Online Season 2 - Weekly Championship - Week 2 準優勝(参考)
- 使用者:PhishPhan#43614
- フォーマット
Boros Cycling [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ゼンディカーの夜明け後
- 備考
- Red Bull Untapped フランス予選 ベスト4(参考)
- 使用者:Julien Berteaux
- フォーマット
Boros Cycling [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止の後のリスト。各種小道により、驚くべき発育/Startling Developmentや記憶漏出/Memory Leakを唱えることもできる。
[編集] カルドハイム後
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 第38位、スタンダード部門6勝1敗(参考/参考)
- 使用者:行弘賢
- フォーマット
Jeskai Cycling [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- カルドハイム参入後のリスト。型破りな協力やアイレンクラッグの紅蓮術師/Irencrag Pyromancerが採用され、ターン2枚目のドローが重視されている。
[編集] アモンケット・ブロック期
アモンケット・ブロックでサイクリングが再登場。新たな視点/New Perspectivesでサイクリング・コストを踏み倒す新たな視点(New Perspectives)や、ドレイクの安息地/Drake Havenで盤面を制圧する白青サイクリング(WU Cycling)がスタンダードで実績を残した。
エンチャント
新たな視点が戦場に出たとき、カードを3枚引く。
あなたの手札に7枚以上のカードがあるかぎり、あなたはサイクリング・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい。
エンチャント
あなたがカードを1枚サイクリングするか捨てるたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、飛行を持つ青の2/2のドレイク(Drake)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[編集] オンスロート・ブロック期
オンスロート・ブロックでサイクリングが再登場。稲妻の裂け目/Lightning Riftや霊体の地滑り/Astral Slideをキーカードに据えたサイクリングバーン(Cycling Burn)およびアストログライド(Astro Glide)が様々なフォーマットで活躍した。
エンチャント
プレイヤーがカードをサイクリングするたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻の裂け目はそれに2点のダメージを与える。
エンチャント
プレイヤーがカードを1枚サイクリングするたび、あなたはクリーチャー1体を対象とし、それを追放してもよい。そうした場合、次の終了ステップの開始時にそのカードをそれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
[編集] ウルザ・ブロック期
ウルザ・ブロックでサイクリングが初登場。特にサイクリング・コストを事実上踏み倒す波動機/Fluctuatorの存在が大きく、ウルザ・ブロック構築ではターボ・サイクリング(Turbo Cycling)が、スタンダードでは波動機リアニメイト(Fluctuator Reanimate)が、エクステンデッドでは波動機バーンがそれぞれ活躍した。
詳細はターボ・サイクリング、波動機リアニメイト、波動機バーンを参照。
[編集] ヒストリック
ヒストリック環境においては、イコリア:巨獣の棲処期のスタンダードのものをベースにした赤白の構成のものが『カルドハイム』チャンピオンシップで登場した。
クリーチャー — ジャッカル(Jackal) 戦士(Warrior)
威迫
あなたがカードを1枚サイクリングするか捨てるたび、ターン終了時まで、炎刃の達人は+1/+0の修整を受ける。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがこのターンにサイクリングしたか捨てたカード1枚につき(2)少なくなる。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
追加のアタッカーとして炎刃の達人/Flameblade Adeptや虚ろな者/Hollow Oneが採用される。また、単色のサイクリングランドがマナフラッドを防いでいる。フィニッシャーはスタンダードと同じく天頂の閃光/Zenith Flare。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 第3位、ヒストリック部門5勝3敗(参考/参考)
- 使用者:Javier Domínguez
- フォーマット
Boros Cycling [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードの鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earthのために緑がタッチされている。
[編集] パウパー
パウパー環境には、サイクリングと忌むべき者の歌/Songs of the Damnedのシナジーを中心とするコンボデッキが存在する。
インスタント
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたが他のカードをサイクリングするたび、ドラニスの刺突者は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
詳細はDamned Comboを参照。