秘術の伝導者、ゲイル/Gale, Conduit of the Arcane
提供:MTG Wiki
細 (→専門化先) |
|||
8行: | 8行: | ||
|背景=arena | |背景=arena | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | [[唱える]]ことで[[戦場]]に出た場合、[[インスタント]]や[[ソーサリー]]を[[回収]]する[[伝説の]][[人間]]・[[ウィザード]]。 | ||
+ | |||
+ | 同じ時期の[[ローテーション]]には、[[古術師/Archaeomancer]]の亜種が[[色]]が違う[[献身的な精霊術士/Ardent Elementalist]]以外、どれも[[重い|重]]かったり、別途[[生け贄]]が必要だったりと癖が強い。単に[[ETB]]で非[[パーマネント]]・[[呪文]]の回収ができる[[クリーチャー]]としても使えないことはない。 | ||
+ | |||
+ | とはいえ[[明滅]]で使い回せず、[[タフネス]]で多少勝るとはいえそれでも[[マナレシオ]]はいまいち。明滅のギミックを組み込む場合はそれこそ[[赤]]を混ぜて献身的な精霊術士を入れておいた方が有効だろう。登場時の[[アルケミー]]において、インスタントやソーサリーを唱えることで[[誘発]]する効果が[[青赤]]に割り振られており、優秀な[[多色地形]]が豊富なのもあって[[デッキ]]全体で[[シナジー]]を意識する場合は色を増やすデメリットが少ない。2枚目以降を並べると[[レジェンド・ルール]]に引っかかる点もやや劣る。やはりここは[[専門化]]を活用したいところ。 | ||
+ | |||
+ | 専門化すると、インスタントやソーサリーを唱えるたびに誘発する[[能力]]を得る。前述の通り、デッキ全体でテーマを揃えるのであれば青赤を絡めたデッキと相性がよい。[[ニューカペナの街角]]とローテーションを同じくしているため、更にもう1色足しても問題にはなりづらい。全体的に得られる[[アドバンテージ]]は然程大きくないが、専門化[[コスト]]も[[軽い]]ことから回収のついでに使っても悪くない。ただし専門化直後、呪文を唱えるまでは折角ETBで得た[[ハンド・アドバンテージ]]を[[追加コスト]]で失う点には注意。直後に[[除去]]されてはお話にならないため、専門化の軽さと回収を活かして[[打ち消し]]を構えておくのが吉。専門化後は4/5と[[サイズ]]が上がり、[[火力]]や[[格闘]]には最低限程度の[[除去耐性]]を得る。 | ||
+ | |||
==専門化先== | ==専門化先== | ||
[[カード名]]・[[マナ・コスト]]以外で共通していない部分は'''太字'''で表す。 | [[カード名]]・[[マナ・コスト]]以外で共通していない部分は'''太字'''で表す。 | ||
21行: | 30行: | ||
|背景=arena | |背景=arena | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | [[白]]の専門化は[[トークン]]の[[生成]]。呪文を唱えながら戦力を用意できるため、[[コントロールデッキ]]で打ち消しを構えつつ[[ビートダウン]]していくことが可能。[[フライヤー]]ということで[[地上クリーチャー]]には止められない点もありがたい。 | ||
+ | |||
'''青:''' | '''青:''' | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
31行: | 43行: | ||
|背景=arena | |背景=arena | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | [[青]]の専門化は[[ルーター]]。[[単色]]で完結する分か、直接的な[[アドバンテージ]]にはならないが[[手札]]の質は高まるし、[[墓地]]利用との相性が良好。 | ||
+ | |||
'''黒:''' | '''黒:''' | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
41行: | 56行: | ||
|背景=arena | |背景=arena | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | [[黒]]の専門化は[[ライフロス]]。白と同じく、呪文がそのまま[[打点]]に繋がるので、これを勝ち筋にしたコントロールデッキも組めるだろう。比較すると[[召喚酔い]]を待ったり、[[攻撃]]させる必要がなく、1発辺りの威力も上回る。その分[[チャンプブロック]]要員にはできず、これ自身が除去された後に爪痕を残せない点では劣る。 | ||
+ | |||
'''赤:''' | '''赤:''' | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
51行: | 69行: | ||
|背景=arena | |背景=arena | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | 赤の専門化は自身への[[全体強化]]の付与。これ自体は[[回避能力]]が無いため、基本的には他にクリーチャーを並べる手段と併用したい。[[パワー]]しか上がらないがその分効率が良く、2回か3回も呪文を唱えれば、[[小型クリーチャー]]すら無視できない程度の打点を確保できる。 | ||
+ | |||
'''緑:''' | '''緑:''' | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
62行: | 83行: | ||
}} | }} | ||
− | + | [[緑]]の専門化は[[単体強化]]。[[+1/+1カウンター]]を2個置ける。赤よりも合計サイズへの影響は小さくなりやすいが、これ自身が除去された後も効果がある。少数の[[ファッティ]]を青の呪文で守りつつ、[[トランプル]]で打点を通すようなビートダウンに向いている。 | |
*[[カード]][[絵|イラスト]]は[[ウォーターディープの多芸多才、ゲイル/Gale, Waterdeep Prodigy]]の流用。 | *[[カード]][[絵|イラスト]]は[[ウォーターディープの多芸多才、ゲイル/Gale, Waterdeep Prodigy]]の流用。 |
2022年7月25日 (月) 21:05時点における版
MTGアリーナ専用カード
Gale, Conduit of the Arcane / 秘術の伝導者、ゲイル (3)(青)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
専門化(2)
秘術の伝導者、ゲイルが戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていた場合、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
アーティスト:Cristi Balanescu
唱えることで戦場に出た場合、インスタントやソーサリーを回収する伝説の人間・ウィザード。
同じ時期のローテーションには、古術師/Archaeomancerの亜種が色が違う献身的な精霊術士/Ardent Elementalist以外、どれも重かったり、別途生け贄が必要だったりと癖が強い。単にETBで非パーマネント・呪文の回収ができるクリーチャーとしても使えないことはない。
とはいえ明滅で使い回せず、タフネスで多少勝るとはいえそれでもマナレシオはいまいち。明滅のギミックを組み込む場合はそれこそ赤を混ぜて献身的な精霊術士を入れておいた方が有効だろう。登場時のアルケミーにおいて、インスタントやソーサリーを唱えることで誘発する効果が青赤に割り振られており、優秀な多色地形が豊富なのもあってデッキ全体でシナジーを意識する場合は色を増やすデメリットが少ない。2枚目以降を並べるとレジェンド・ルールに引っかかる点もやや劣る。やはりここは専門化を活用したいところ。
専門化すると、インスタントやソーサリーを唱えるたびに誘発する能力を得る。前述の通り、デッキ全体でテーマを揃えるのであれば青赤を絡めたデッキと相性がよい。ニューカペナの街角とローテーションを同じくしているため、更にもう1色足しても問題にはなりづらい。全体的に得られるアドバンテージは然程大きくないが、専門化コストも軽いことから回収のついでに使っても悪くない。ただし専門化直後、呪文を唱えるまでは折角ETBで得たハンド・アドバンテージを追加コストで失う点には注意。直後に除去されてはお話にならないため、専門化の軽さと回収を活かして打ち消しを構えておくのが吉。専門化後は4/5とサイズが上がり、火力や格闘には最低限程度の除去耐性を得る。
専門化先
カード名・マナ・コスト以外で共通していない部分は太字で表す。
白:
MTGアリーナ専用カード
Gale, Holy Conduit / 神聖の伝導者、ゲイル (3)(白)(青)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、飛行を持つ白の1/1のペガサス(Pegasus)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
4/5アーティスト:Cristi Balanescu
白の専門化はトークンの生成。呪文を唱えながら戦力を用意できるため、コントロールデッキで打ち消しを構えつつビートダウンしていくことが可能。フライヤーということで地上クリーチャーには止められない点もありがたい。
青:
MTGアリーナ専用カード
Gale, Temporal Conduit / 時の伝導者、ゲイル (3)(青)(青)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、カード1枚を引く。その後、カード1枚を捨てる。
4/5アーティスト:Cristi Balanescu
青の専門化はルーター。単色で完結する分か、直接的なアドバンテージにはならないが手札の質は高まるし、墓地利用との相性が良好。
黒:
MTGアリーナ専用カード
Gale, Abyssal Conduit / アビスの伝導者、ゲイル (3)(青)(黒)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
4/5アーティスト:Cristi Balanescu
黒の専門化はライフロス。白と同じく、呪文がそのまま打点に繋がるので、これを勝ち筋にしたコントロールデッキも組めるだろう。比較すると召喚酔いを待ったり、攻撃させる必要がなく、1発辺りの威力も上回る。その分チャンプブロック要員にはできず、これ自身が除去された後に爪痕を残せない点では劣る。
赤:
MTGアリーナ専用カード
Gale, Storm Conduit / 嵐の伝導者、ゲイル (3)(青)(赤)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、嵐の伝導者、ゲイルは「あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。」を永久に得る。
4/5アーティスト:Cristi Balanescu
赤の専門化は自身への全体強化の付与。これ自体は回避能力が無いため、基本的には他にクリーチャーを並べる手段と併用したい。パワーしか上がらないがその分効率が良く、2回か3回も呪文を唱えれば、小型クリーチャーすら無視できない程度の打点を確保できる。
緑:
MTGアリーナ専用カード
Gale, Primeval Conduit / 原始の伝導者、ゲイル (3)(緑)(青)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター2個を置く。
4/5アーティスト:Cristi Balanescu
緑の専門化は単体強化。+1/+1カウンターを2個置ける。赤よりも合計サイズへの影響は小さくなりやすいが、これ自身が除去された後も効果がある。少数のファッティを青の呪文で守りつつ、トランプルで打点を通すようなビートダウンに向いている。
- カードイラストはウォーターディープの多芸多才、ゲイル/Gale, Waterdeep Prodigyの流用。
- 緑の専門化先は、実装時点での日本語版カードにおいてカード名が「原始のの伝導者、ゲイル」となってしまっている誤植がある。