ゴブリン
提供:MTG Wiki
細 |
細 |
||
27行: | 27行: | ||
*[[クリーチャー・タイプ解説]] | *[[クリーチャー・タイプ解説]] | ||
− | + | =<span id="story">ゴブリン/Goblin(ストーリー)</span>= | |
− | + | ||
− | + | ||
*サーペイディア・ゴブリン | *サーペイディア・ゴブリン | ||
52行: | 50行: | ||
<!-- 「婆」は女性とは限らない、とタカラトミー「ローウィンの伝説」で言及されています。 --> | <!-- 「婆」は女性とは限らない、とタカラトミー「ローウィンの伝説」で言及されています。 --> | ||
− | + | =<span id="deck">ゴブリン/Goblins(デッキ)</span>= | |
− | + | ||
− | + | ||
ゴブリンを中心とした[[ウィニー]][[デッキ]]の総称。 | ゴブリンを中心とした[[ウィニー]][[デッキ]]の総称。 |
2008年3月6日 (木) 01:18時点における版
目次 |
ゴブリン/Goblin
赤を代表するクリーチャー・タイプの1つ。 一応、人型の小柄な蛮族と説明できるが、ストーリーによって、「モグ」や「悪忌」、「ボガート」と呼ばれたりと風貌や身体能力は様々だ。 小さいクリーチャーが多いが、軽いので油断するとかなりの数が並んでしまうことも。 時々登場する火力内蔵のゴブリンは戦線突破に重宝する。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。
1/1クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
あなたがゴブリン(Goblin)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているゴブリンは速攻を持つ。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。
1/1頭の悪いクリーチャーの代表というイメージも強く、なかなか微笑ましいフレイバー・テキストで人気があったりするが、トーナメントシーンでは互いのシナジーを利用した知的な戦略で攻めてきたりもするので侮れない。 また、並のコンボデッキよりも複雑な流れで展開を進めるものも多く、プレイングは非常に難しい場合もある。
伝説のクリーチャーは(反転するものも含めて)9体。 最もデッキで使われたのはゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobだろう。
参考
ゴブリン/Goblin(ストーリー)
- サーペイディア・ゴブリン
オークと徒党を組み略奪を働く。天敵のドワーフと人間の帝国アイケイシアを滅ぼした。(フォールン・エンパイア)
戦闘用に品種改良されたゴブリン。 力が強く凶暴。頭はさらに悪くなる。アーティファクトの臭いを判別できる。(テンペスト〜)
- シヴ・ゴブリン
ゴブリンにしては珍しく知的かつ文明的で、魔力や宝石の採掘等の生産的活動を行う。アーティファクトに造詣が深い。(ウルザズ・サーガ〜)
- カイレン・ゴブリン
非常に高い知能を持ち、人間の市長を傀儡にメルカディアを裏から支配していた。(メルカディアン・マスクス)
- 悪忌
神河に住まう小鬼。溶岩避けの甲羅ととがった鼻を持つ。 ゲームの便宜上ゴブリンとなっているが、厳密には異なる。(神河物語〜)
- ボガート
沼地に住むゴブリン、いつも天真爛漫で新しい物好き。「王」ではなく「婆」と呼ばれる年功者に率いられている。(ローウィン〜)
ゴブリン/Goblins(デッキ)
ゴブリンを中心としたウィニーデッキの総称。 特にオンスロート参入直後に登場した部族デッキを指し、それ以前のものはゴブリンスライなどと呼んで区別する場合も多い。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。
1/1クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
プロテクション(青)(このクリーチャーは青のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
ゴブリンの群衆追いが攻撃するたび、それはターン終了時まで他の攻撃しているゴブリン(Goblin)1体につき+2/+0の修整を受ける。
オンスロートで推奨された部族であるゴブリンを中心にしたビートダウンデッキ。 前述のゴブリンスライに近い形であるが、少しマナカーブが重くなっている。 また、まだオデッセイが健在であった時期はゴブリンではないカードも若干見られた。
オンスロート・ブロック前はマーフォークなどと同じくファンデッキ扱いが多かったが、オンスロート・ブロック加入でエクステンデッドやエターナルでも通用する本格的なアーキタイプとなった。
以下に各環境におけるゴブリンの歴史を総括する。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
ミラディン参入後も要となるオンスロート・ブロックは健在であり、環境有数の高速ビートダウンとしてメタの主流を担いつづけた。
特にダークスティール参入後は頭蓋骨絞め/Skullclampの登場によりゴブリン召集は最盛期を迎えることになる。 頭蓋骨絞め禁止後も、その勢力を維持し、オンスロート・ブロック退場まで生き延びた。
サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
オンスロート・ブロック構築
この環境はアストログライドがメタの中心にあり、「アストログライドに強いデッキは皆ゴブリンには勝てない」ことから、ゴブリンもまたメタの中心をなすことになった。→*1
優秀なものが少ない火力はショック/Shock程度しか採用されず、クリーチャー除去は火花鍛冶/Sparksmithと宝石の手の焼却者/Gempalm Incineratorに頼るクリーチャー偏重型が中心となる。
スカージでは、ゴブリンの戦長/Goblin Warchiefや包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderを獲得し、他の部族デッキを圧倒する存在へと成長。→*2
また、総帥の召集/Patriarch's Biddingを使用したゴブリン召集も登場し、その強さを見せつけた。
スカージ後
- 備考
- グランプリロンドン03 優勝(参考)
- 使用者:Diego Ostrovich
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (34) | |
4 | スカークの探鉱者/Skirk Prospector |
4 | ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder |
4 | ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver |
4 | つつき這い虫/Clickslither |
4 | 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator |
4 | ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter |
4 | ゴブリンの戦長/Goblin Warchief |
4 | 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander |
2 | 刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing |
呪文 (1) | |
1 | 炭化/Carbonize |
土地 (25) | |
22 | 山/Mountain |
3 | ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows |
サイドボード | |
2 | 炭化/Carbonize |
2 | ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon |
4 | 星の嵐/Starstorm |
4 | 波停機/Stabilizer |
3 | 硫黄の渦/Sulfuric Vortex |
- スカージ参入後の後期型。
初期型
- 備考
- プロツアーヴェニス03 準優勝(参考)
- 使用者:Tomi Walamies
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (30) | |
4 | スカークの探鉱者/Skirk Prospector |
4 | ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder |
4 | ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver |
4 | 火花鍛冶/Sparksmith |
4 | つつき這い虫/Clickslither |
4 | ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon |
4 | 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator |
2 | 脅迫するオーガ/Menacing Ogre |
呪文 (4) | |
4 | ショック/Shock |
土地 (26) | |
18 | 山/Mountain |
4 | 忘れられた洞窟/Forgotten Cave |
4 | ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows |
サイドボード | |
4 | 星の嵐/Starstorm |
2 | 刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing |
4 | スカークの炎の司令官/Skirk Fire Marshal |
4 | 思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc |
1 | 脅迫するオーガ/Menacing Ogre |
- 最初期のデッキ。
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
初期の頃はスライ乃至それに準ずるデッキ構造をしており、比較的火力の採用があった。 ゴブリンでないカードも若干使用される。(ex.炎の稲妻/Firebolt、渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerなど)
しかしレギオン、スカージで強力なゴブリンが追加されたため、以後はゴブリン召集などのクリーチャー偏重型が主流となった。
サンプルレシピ
- 備考
- ドイツ選手権03 ベスト8
- 使用者:Bernd Brendenmuhl
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (23) | |
4 | 怒り狂うゴブリン/Raging Goblin |
4 | ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder |
4 | ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver |
4 | スカークの匪賊/Skirk Marauder |
3 | 火花鍛冶/Sparksmith |
4 | 焦熱の火猫/Blistering Firecat |
呪文 (16) | |
4 | 炎の稲妻/Firebolt |
3 | ショック/Shock |
3 | 激発/Violent Eruption |
4 | 火山の鎚/Volcanic Hammer |
2 | 怒鳴りつけ/Browbeat |
土地 (21) | |
11 | 山/Mountain |
4 | 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire |
4 | 蛮族のリング/Barbarian Ring |
2 | 石化した原野/Petrified Field |
サイドボード | |
4 | 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer |
3 | 巣立つドラゴン/Fledgling Dragon |
3 | 脅しつけ/Threaten |
2 | 鋭い痛み/Flaring Pain |
3 | 罠の橋/Ensnaring Bridge |
インベイジョン・ブロック構築
アポカリプスで登場したゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderを活かした部族ウィニーが組まれた。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
ゴブリンの首謀者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。これにより公開されたゴブリン(Goblin)・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 兵士(Soldier)
(赤),ゴブリンの軍団兵を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの軍団兵は、それに2点のダメージを与える。
(白),ゴブリンの軍団兵を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを2点軽減する。
ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaireやゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesといった強力カードを使用するため赤白で構成される。
ウルザ・ブロック期
同時期のスライにゴブリンの従僕/Goblin Lackeyを取り入れた「ゴブリンスライ」が活躍した。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。
1/1ウルザ・ブロック構築にゴブリン・バーン、スタンダードにラッキースライなどが存在する。 この時期はまだそれほどの活躍はあげておらず、本格的な活躍はオンスロート・ブロック以降、エクステンデッドになる。
エクステンデッド
オンスロート参入直後は、ラッキースライなどのスライ型が主流であり、使われるゴブリンもモグの狂信者/Mogg Fanaticなど軽いものが主体だった。
その後、スカージの参入後に、ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterとゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderのコンボを活用する超高速ビートダウンデッキ・ゴブヴァンテージが登場し、世界選手権03やプロツアーニューオーリンズ03などで大暴れを見せた。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。
1/1クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
ゴブリンの首謀者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。これにより公開されたゴブリン(Goblin)・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
キーカードのゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterはすぐさま禁止カードに指定され、それ以後はクリーチャー偏重型のタイプや生ける屍/Living Deathを使用したDeath Goblin Wishなどが活躍した。
2005年ラヴニカ:ギルドの都参入に伴うローテーションでも主力となるオンスロート・ブロックには影響が無く、引き続き活躍するかに見えたが、エンジンとなる霊気の薬瓶/AEther Vialが禁止されてしまい、一時期勢力は急速に衰退を余儀なくされる。
しかし、時のらせんで新たに巣穴からの総出/Empty the Warrensを獲得し、マナ加速からストームをためて大量のトークンを並べるゴブリンストームが登場、再び活躍を見せ始めている。
ソーサリー
赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリシアトル05 ベスト4(参考)
- 使用者:Max McCall
- フォーマット
レガシー
Type1.5からの移行に伴いゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterは禁止カードに指定されたものの、レガシーではゴブリンはメタの主流に存在している。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。
1/1アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
特にエクステンデッドでは禁止されたゴブリンの従僕/Goblin Lackeyと霊気の薬瓶/AEther Vialの力によるところが大きい。 このデッキに対抗するため、メインから仕組まれた疫病/Engineered Plagueを採用するデッキも存在するほどである。
その驚異的なスピードにより、常にレガシーのトップメタに位置しているデッキであるが、ダークスティールで霊気の薬瓶/AEther Vialが追加されて以来、デッキの基本構成がほとんど変化していないというのも驚きである。
また、最近では、メインの赤にもう一色タッチして対応力を上げるのが一般的。 タッチする色によって以下のような特徴がある。
- 緑...ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooliganをメインに1、2枚採用される事が多い。また、サイドにはクローサの掌握/Krosan Gripが採用され、天敵に柔軟に対応できるような構成を取る。
- 黒...手札破壊がメインに採用され、コンボに対して対応できるような構成を取る。
- 白...剣を鍬に/Swords to Plowsharesがメインに採用され、ブロッカーを排除できるような構成を取る。また、ローウィンで追加された鏡の精体/Mirror Entityも数枚採用される事もある。
- 青...あまりこの構成を取るものは少ないが、カウンターを取り入れクロック・パーミッションの構成を取るものが少数存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリフィラデルフィア05 優勝(参考)
- 使用者:Jonathan Sonne
- フォーマット
- 赤単のオーソドックスなタイプ。1枚差しのゴブリンはゴブリンの女看守/Goblin Matronによって、その状況に応じてサーチされる。
この枠は、メタや個人の趣味によるものが大きく、その他にもゴブリンの王/Goblin Kingや鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerなどが採用される事がある。
ヴィンテージ
ヴィンテージ環境にはゴブヴァンテージ、及びその発展形の食物連鎖ゴブリンが存在する。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。
1/1MoxやBlack Lotusなどのヴィンテージ特有のマナ加速がこれらのデッキを旧エクステンデッドのものよりさらに凶悪に仕上げている。