ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(主な亜種)
25行: 25行:
  
 
==主な亜種==
 
==主な亜種==
あなたの墓地のカードを唱えられるようにするカード。ヨーグモスの意思と同じく使ったカードが追放されるのは'''太字'''のみ。唱えられるのが[[インスタント]]か[[ソーサリー]]に限るものは[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]の項を、[[土地]]に限るものは[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]の項をそれぞれ参照。
+
あなたの墓地のカードを唱えられるようにするカード。ヨーグモスの意志と同じく使ったカードが追放されるのは'''太字'''のみ。唱えられるのが[[インスタント]]か[[ソーサリー]]に限るものは[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]の項を、[[土地]]に限るものは[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]の項をそれぞれ参照。
 
*'''[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]''' - (3)(黒)(黒)[[エンチャント]]の[[常在型能力]]になった調整版。1ターンに1枚ずつしか呪文が唱えられなくなる。([[インベイジョン]])
 
*'''[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]''' - (3)(黒)(黒)[[エンチャント]]の[[常在型能力]]になった調整版。1ターンに1枚ずつしか呪文が唱えられなくなる。([[インベイジョン]])
 
*[[ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge]] - (1)(黒)(黒)クリーチャーの常在型能力。墓地から[[騎士]]を唱えてよい。これ自身は墓地からしか唱えられない。([[コールドスナップ]])
 
*[[ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge]] - (1)(黒)(黒)クリーチャーの常在型能力。墓地から[[騎士]]を唱えてよい。これ自身は墓地からしか唱えられない。([[コールドスナップ]])
64行: 64行:
 
*[[雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder]] - [[変容]](1)(赤)(赤)(青/白)の変容[[誘発型能力]]。マナ総量3以下に限るが、墓地のクリーチャーでない呪文全般から1枚を対象に唱えられる。(イコリア:巨獣の棲処)
 
*[[雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder]] - [[変容]](1)(赤)(赤)(青/白)の変容[[誘発型能力]]。マナ総量3以下に限るが、墓地のクリーチャーでない呪文全般から1枚を対象に唱えられる。(イコリア:巨獣の棲処)
 
*[[霧氷杖、カルドリング/Kaldring, the Rimestaff]] - (1)(青)(黒)[[伝説のアーティファクト]]のタップ能力。墓地の[[氷雪パーマネント]]1枚を対象に、このターンプレイしてよい。ただしそれは[[タップイン]]する。(カルドハイム)
 
*[[霧氷杖、カルドリング/Kaldring, the Rimestaff]] - (1)(青)(黒)[[伝説のアーティファクト]]のタップ能力。墓地の[[氷雪パーマネント]]1枚を対象に、このターンプレイしてよい。ただしそれは[[タップイン]]する。(カルドハイム)
*'''[[ガイアの意志/Gaea's Will]]''' - [[マナ・コストの無いカード]]になったヨーグモスの意思。[[待機]]4-(緑)。([[モダンホライゾン2]])
+
*'''[[ガイアの意志/Gaea's Will]]''' - [[マナ・コストの無いカード]]になったヨーグモスの意志。[[待機]]4-(緑)。([[モダンホライゾン2]])
 
*[[雑食するもの、グロルナク/Grolnok, the Omnivore]] - (2)(緑)(青)クリーチャーの常在型能力。[[ライブラリー]]からあなたの墓地に置かれるパーマネントは追放され、それらのみプレイしてよい。([[イニストラード:真紅の契り]])
 
*[[雑食するもの、グロルナク/Grolnok, the Omnivore]] - (2)(緑)(青)クリーチャーの常在型能力。[[ライブラリー]]からあなたの墓地に置かれるパーマネントは追放され、それらのみプレイしてよい。([[イニストラード:真紅の契り]])
 
**[[影の大ドルイド、カガ/Kagha, Shadow Archdruid]] - (2)(黒)(緑)クリーチャー。あなたのターン毎に1枚まで、そのターンに墓地に置かれたカード限定になったグロルナク。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 
**[[影の大ドルイド、カガ/Kagha, Shadow Archdruid]] - (2)(黒)(緑)クリーチャー。あなたのターン毎に1枚まで、そのターンに墓地に置かれたカード限定になったグロルナク。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
82行: 82行:
 
*[[自由の階、デズデモーナ/Desdemona, Freedom's Edge]] (2)(白)(赤)クリーチャー。これが攻撃するたび対象のマナ総量3以下かアーティファクトであるクリーチャー1枚に、このターン脱出2を与える。(Fallout統率者デッキ)
 
*[[自由の階、デズデモーナ/Desdemona, Freedom's Edge]] (2)(白)(赤)クリーチャー。これが攻撃するたび対象のマナ総量3以下かアーティファクトであるクリーチャー1枚に、このターン脱出2を与える。(Fallout統率者デッキ)
 
*'''[[懲罰者、ケアヴェク/Kaervek, the Punisher]]''' - (1)(黒)(黒)クリーチャー。[[悪事]]を働くたび、[[黒]]いカードのみコピーして唱えられる。ただし2点のライフを失う。(サンダー・ジャンクションの無法者)
 
*'''[[懲罰者、ケアヴェク/Kaervek, the Punisher]]''' - (1)(黒)(黒)クリーチャー。[[悪事]]を働くたび、[[黒]]いカードのみコピーして唱えられる。ただし2点のライフを失う。(サンダー・ジャンクションの無法者)
 +
 
==脚注==
 
==脚注==
 
<references />
 
<references />

2024年5月26日 (日) 09:25時点における版


Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


Mark Rosewaterをして「最大の過ち」と言わしめた[1][2]マジック史上最強と謳われるカード墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は他に類を見ない。

1ターン限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて手札に加えるような効果によるアドバンテージは、ゲームバランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3マナで10枚以上のアドバンテージを得ることも可能であり、そのままゲーム終了となることも珍しくない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ加速手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。当時のスタンダードでは、水蓮の花びら/Lotus Petal暗黒の儀式/Dark Ritualで0マナから唱えることができ、このカードの効果でそれらを使い回すことでフリースペルのような芸当が可能となっていた。ヴィンテージに至ってはブラック・ロータス/Black LotusMox等の凶悪なマナ・アーティファクトを筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純なカードパワーパワー9をも上回る。ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondとのシナジーも抜群である。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを撃つために使用するなど絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚挿しが一般的だったので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

  • このカードが登場した当時、タイプ1制限カードに指定されていた新たな芽吹き/Regrowthと比較しても、たった1マナ増えただけで墓地のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
    • 本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにもかかわらず作ってしまった事を反省している。
    • むしろ調整の結果さらにシンプルに強くなっており、MaRoのコラムによれば、Mike Elliottがデザインした当初は(1)(黒)(黒)で、もともとの手札はターン終了時まで使えなくなる効果がついていたそうである。

1999年10月1日、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードエクステンデッドタイプ1.5禁止カードに指定される。2004年09月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

ルール

旧ルール

主な亜種

あなたの墓地のカードを唱えられるようにするカード。ヨーグモスの意志と同じく使ったカードが追放されるのは太字のみ。唱えられるのがインスタントソーサリーに限るものは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageの項を、土地に限るものは世界のるつぼ/Crucible of Worldsの項をそれぞれ参照。

脚注

  1. Make No MistakeMaking Magic 2003年11月10日) - その6
  2. M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)

参考

MOBILE