マナ
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− | マナは、主に[[マナ能力]]の[[効果]]によって生み出される。マナ能力以外にも、[[呪文]]やマナ能力でない[[能力]]の効果から生み出されることもある。通常は[[ | + | マナは、主に[[マナ能力]]の[[効果]]によって生み出される。マナ能力以外にも、[[呪文]]やマナ能力でない[[能力]]の効果から生み出されることもある。通常は[[戦場]]にある[[土地]]を[[タップ]]することで(土地のマナ能力を[[起動]]することで)生み出すことができる。生み出したマナは[[マナ・プール]]に置かれ、[[コスト]]を[[支払う]]ために即座に使うことも、後で使うためにマナ・プールに蓄えることもできる。 |
マナには、[[白マナ]](W)、[[青マナ]](U)、[[黒マナ]](B)、[[赤マナ]](R)、[[緑マナ]](G)の各種[[色マナ]]と、[[無色マナ]]がある。色マナを表すときのアルファベットは、[[色]]を表すアルファベットと同じである。カード上では[[マナ・シンボル]]か、「白マナ(White mana)」といった[[テキスト]]で表される。'''マナの[[タイプ]]'''とは、その5色([[白]]・[[青]]・[[黒]]・[[赤]]・[[緑]])および[[無色]]の6種類のことをいう。 | マナには、[[白マナ]](W)、[[青マナ]](U)、[[黒マナ]](B)、[[赤マナ]](R)、[[緑マナ]](G)の各種[[色マナ]]と、[[無色マナ]]がある。色マナを表すときのアルファベットは、[[色]]を表すアルファベットと同じである。カード上では[[マナ・シンボル]]か、「白マナ(White mana)」といった[[テキスト]]で表される。'''マナの[[タイプ]]'''とは、その5色([[白]]・[[青]]・[[黒]]・[[赤]]・[[緑]])および[[無色]]の6種類のことをいう。 | ||
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マナ・プールに存在するマナは各[[フェイズ]]や各[[ステップ]]の終了時に失われる。 | マナ・プールに存在するマナは各[[フェイズ]]や各[[ステップ]]の終了時に失われる。 | ||
− | * | + | *色がついたマナ・シンボルは、色がついたマナのコストを表す。これはその色のマナによってのみ支払うことができる。 |
*(1)(2)(3)などの数字や([[X]])のマナ・シンボルは、[[不特定マナ・コスト]]を表し、どの色のマナで支払っても、無色のマナで支払ってもかまわない。 | *(1)(2)(3)などの数字や([[X]])のマナ・シンボルは、[[不特定マナ・コスト]]を表し、どの色のマナで支払っても、無色のマナで支払ってもかまわない。 | ||
*(白/青)や(赤/緑)などの[[混成マナ・シンボル]]は、2つの色のどちらか1色で支払うことができるコストを意味する。(白/青)なら、白マナか青マナで支払うことができる。 | *(白/青)や(赤/緑)などの[[混成マナ・シンボル]]は、2つの色のどちらか1色で支払うことができるコストを意味する。(白/青)なら、白マナか青マナで支払うことができる。 | ||
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==特殊なマナ== | ==特殊なマナ== | ||
*使用法が制限されたマナを生み出す[[能力]]がある。 | *使用法が制限されたマナを生み出す[[能力]]がある。 | ||
− | **例えば、[[雲を守る山、雲帯岳/Untaidake, the Cloud Keeper]]は、[[伝説の]][[呪文]]を[[ | + | **例えば、[[雲を守る山、雲帯岳/Untaidake, the Cloud Keeper]]は、[[伝説の]][[呪文]]を[[唱える]]するためにしか使えないマナを生み出す。 |
*特定の用途に用いることで特別な[[効果]]を持つマナを生み出す能力も存在する。 | *特定の用途に用いることで特別な[[効果]]を持つマナを生み出す能力も存在する。 | ||
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*[[氷雪パーマネント]]から生み出されたマナは、[[氷雪マナ]]として扱われる。[[氷雪マナ]]は色やマナのタイプではない。 | *[[氷雪パーマネント]]から生み出されたマナは、[[氷雪マナ]]として扱われる。[[氷雪マナ]]は色やマナのタイプではない。 | ||
==注意事項== | ==注意事項== | ||
− | *「マナを生み出す目的で[[パーマネント]]を[[タップ]]する」とは、パーマネントの[[マナ能力|起動型マナ能力]]のうち、[[コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含み、[[効果]]の一部においてマナを生み出すものを[[ | + | *「マナを生み出す目的で[[パーマネント]]を[[タップ]]する」とは、パーマネントの[[マナ能力|起動型マナ能力]]のうち、[[コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含み、[[効果]]の一部においてマナを生み出すものを[[起動]]することのみを指す。 |
**例えば、[[クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector]]の能力でマナを生み出した場合、コストにタップシンボルを含んでいないため、「マナを生み出す目的でパーマネントをタップした」ことにはならない。 | **例えば、[[クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector]]の能力でマナを生み出した場合、コストにタップシンボルを含んでいないため、「マナを生み出す目的でパーマネントをタップした」ことにはならない。 | ||
*あるパーマネントが「生み出すことができる」タイプのマナとは、そのパーマネントのいずれかの[[能力]]がその時点で[[解決]]したとして、それによって生み出すことのできるタイプのマナのことである。その能力に関わるコストが[[支払う|支払える]]かどうかは考慮しない。このとき、あらゆる[[置換効果]]を可能な順番で考慮に入れる。そのパーマネントの能力が現時点でマナを生み出さない場合、または生み出されるマナのタイプが定義されていない場合、そのパーマネントが生み出せるタイプのマナは存在しないものとする。 | *あるパーマネントが「生み出すことができる」タイプのマナとは、そのパーマネントのいずれかの[[能力]]がその時点で[[解決]]したとして、それによって生み出すことのできるタイプのマナのことである。その能力に関わるコストが[[支払う|支払える]]かどうかは考慮しない。このとき、あらゆる[[置換効果]]を可能な順番で考慮に入れる。そのパーマネントの能力が現時点でマナを生み出さない場合、または生み出されるマナのタイプが定義されていない場合、そのパーマネントが生み出せるタイプのマナは存在しないものとする。 | ||
**[[反射池/Reflecting Pool]]と[[ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合、反射池は[[クリーチャー]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していなくても[[黒マナ]]を生み出すことができる。 | **[[反射池/Reflecting Pool]]と[[ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している場合、反射池は[[クリーチャー]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していなくても[[黒マナ]]を生み出すことができる。 | ||
− | **反射池と[[平地/Plains]]のみをコントロールしており、[[Naked Singularity]]が[[ | + | **反射池と[[平地/Plains]]のみをコントロールしており、[[Naked Singularity]]が[[戦場]]に出ている場合、反射池は[[白マナ]]ではなく[[赤マナ]]のみを生み出せる。 |
**反射池と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池は[[緑マナ]]を生み出せない。 | **反射池と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池は[[緑マナ]]を生み出せない。 | ||
2009年11月8日 (日) 19:45時点における版
マナ/Manaは、マジック:ザ・ギャザリングにおいて、呪文を唱えるするために必要なリソース。
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解説
マナは、主にマナ能力の効果によって生み出される。マナ能力以外にも、呪文やマナ能力でない能力の効果から生み出されることもある。通常は戦場にある土地をタップすることで(土地のマナ能力を起動することで)生み出すことができる。生み出したマナはマナ・プールに置かれ、コストを支払うために即座に使うことも、後で使うためにマナ・プールに蓄えることもできる。
マナには、白マナ(W)、青マナ(U)、黒マナ(B)、赤マナ(R)、緑マナ(G)の各種色マナと、無色マナがある。色マナを表すときのアルファベットは、色を表すアルファベットと同じである。カード上ではマナ・シンボルか、「白マナ(White mana)」といったテキストで表される。マナのタイプとは、その5色(白・青・黒・赤・緑)および無色の6種類のことをいう。
コストが「(2)(白)(黒)」と表記されていたら、好きなタイプのマナ2点と、白マナ1点と、黒マナ1点とで支払うことができることを示している。
マナ・プールに存在するマナは各フェイズや各ステップの終了時に失われる。
- 色がついたマナ・シンボルは、色がついたマナのコストを表す。これはその色のマナによってのみ支払うことができる。
- (1)(2)(3)などの数字や(X)のマナ・シンボルは、不特定マナ・コストを表し、どの色のマナで支払っても、無色のマナで支払ってもかまわない。
- (白/青)や(赤/緑)などの混成マナ・シンボルは、2つの色のどちらか1色で支払うことができるコストを意味する。(白/青)なら、白マナか青マナで支払うことができる。
特殊なマナ
- 使用法が制限されたマナを生み出す能力がある。
- 例えば、雲を守る山、雲帯岳/Untaidake, the Cloud Keeperは、伝説の呪文を唱えるするためにしか使えないマナを生み出す。
- 特定の用途に用いることで特別な効果を持つマナを生み出す能力も存在する。
- 例えば、山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lordは、クリーチャー呪文を唱えるために使用すると、そのクリーチャーが速攻を得るというマナを生み出す。
- 氷雪パーマネントから生み出されたマナは、氷雪マナとして扱われる。氷雪マナは色やマナのタイプではない。
注意事項
- 「マナを生み出す目的でパーマネントをタップする」とは、パーマネントの起動型マナ能力のうち、コストにタップ・シンボルを含み、効果の一部においてマナを生み出すものを起動することのみを指す。
- 例えば、クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protectorの能力でマナを生み出した場合、コストにタップシンボルを含んでいないため、「マナを生み出す目的でパーマネントをタップした」ことにはならない。
- あるパーマネントが「生み出すことができる」タイプのマナとは、そのパーマネントのいずれかの能力がその時点で解決したとして、それによって生み出すことのできるタイプのマナのことである。その能力に関わるコストが支払えるかどうかは考慮しない。このとき、あらゆる置換効果を可能な順番で考慮に入れる。そのパーマネントの能力が現時点でマナを生み出さない場合、または生み出されるマナのタイプが定義されていない場合、そのパーマネントが生み出せるタイプのマナは存在しないものとする。
- 反射池/Reflecting Poolとファイレクシアの塔/Phyrexian Towerをコントロールしている場合、反射池はクリーチャーをコントロールしていなくても黒マナを生み出すことができる。
- 反射池と平地/Plainsのみをコントロールしており、Naked Singularityが戦場に出ている場合、反射池は白マナではなく赤マナのみを生み出せる。
- 反射池とガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池は緑マナを生み出せない。
その他
- 基本セット2010発売に伴うルール改定で廃止される前は、プレイヤーはフェイズの終了時に失われたマナの数に等しい点数のライフを失う「マナ・バーン」と呼ばれるルールが存在していた。詳細はマナ・バーンを参照。
- 元々マナとは、聖書の出エジプト記で、神が天から降らせた食べ物のこと。露が乾いたあとに残る白いもので、蜜のように甘い。ヘブライ語で、マナとは「これは何だろう」という意味。人々が口にするときに、そう言ったからである。これは当然、マジックの世界観における設定とは異なる。