正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice
提供:MTG Wiki
Gideon, Champion of Justice / 正義の勇者ギデオン (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+1]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体につき1個の忠誠(loyalty)カウンターを正義の勇者ギデオンの上に置く。
[0]:ターン終了時まで、正義の勇者ギデオンは彼の上に置かれた忠誠カウンターの数に等しいパワーとタフネスを持つ、人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャーになる。それは破壊不能を得る。彼はプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
[-15]:他のすべてのパーマネントを追放する。
ギルド門侵犯のキービジュアルとしても登場した2枚目のギデオン。忠誠度能力は、忠誠カウンターの配置、自身のクリーチャー化、パーマネントの一掃。
- +1能力
- 自身に忠誠カウンターを置くだけという、一風変わった能力。
- 対戦相手がクリーチャーを並べている場合は急速に忠誠度が増え、クリーチャー化した時のサイズが増大し、-15能力の起動が近付く。しかし返しの攻撃で忠誠度を減らされてしまっては意味がないので、防御手段を併用するなど何らかの工夫が必要。対戦相手の行動に直接の影響を及ぼせないため、ギデオンに構わずプレイヤーを攻撃される可能性もある。
- ±0能力
- ギデオン・ジュラ/Gideon Juraの能力に似た、自身のクリーチャー化。ダメージを受けないだけでなく破壊不能を持ち、P/Tは可変になった。
- ソーサリー・タイミングの除去とインスタント・タイミングの破壊除去が効かない、優秀なアタッカーになることができる。+1能力でサイズを大きくしてあればフィニッシャーになり得るが、回避能力やギデオン・ジュラのような攻撃強制を持たないためチャンプブロックには弱い。
- -15能力
- 豪快なリセット。抹消/Obliterateもビックリの全パーマネント追放である。効果は派手だが、それだけに忠誠度の消費量はこれまでのプレインズウォーカーの中でも最大(-X能力を除く)。
- 彼自身は戦場に残るため忠誠カウンターが残っていれば±0能力で殴りに行ける。あらかじめマナを出しておき、起動後にクリーチャーやプレインズウォーカーを唱えて制圧することもできる。忘却の輪/Oblivion Ringなどで自分のパーマネントを追放しておくのも手。
パワーの低いトークンを並べるようなデッキに対しては、攻撃による消耗を上回る速度で忠誠度を上げられるので良い時間稼ぎになるが、攻撃に関してはチャンプブロックに弱く痛し痒しの部分がある。クリーチャーの少ないコントロールに対してはフィニッシャーとして振る舞えるが、変わり谷/Mutavaultなどのダメージソースで縮んでしまうのでこれだけに任せるのはやや不安がある。少数の高パワークリーチャーを扱うミッドレンジに対しては有効な能力がなく、+1能力で攻撃をギデオンに誘導するのが精一杯である。総じて有効に働く場面が限られるカードで、構築での採用率は今ひとつ。トーナメントシーンでは殆ど活躍すること無く終わってしまった。
- +1能力は対戦相手のクリーチャー数を維持したまま攻撃を封じることのできる呪文や能力と相性が良い。具体的には思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thoughtなどのパワー低下や、月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sageなどのタッパーがそれに当たる。
ルール
- +1能力
- 能力を起動する際にギデオンの上に1個の忠誠カウンターを置く。これは起動コストである。その後、能力の解決時に対象の対戦相手がコントロールしているクリーチャー数を数え、その数だけの忠誠カウンターを置く。これは効果である。
- ±0能力
- 能力の解決時に数えた忠誠カウンターの数がパワー・タフネスの値となる。その後忠誠カウンターの数が変化しても、ターン中はP/Tは変化しない。
- 戦場に出た直後にこの能力を起動した場合、そのターンは召喚酔いの影響を受けてしまうため、そのままでは攻撃に参加できない。
- クリーチャー化しているときに頭蓋割り/Skullcrackなどで軽減されないダメージを与えられた場合、その点数分だけダメージを負うと同時に、その数だけ忠誠カウンターを取り除く。致死ダメージで破壊されることはないが、忠誠度が0になった場合、状況起因処理で墓地に置かれる。
- 防御プレイヤーがクリーチャー化しているギデオンをコントロールしている場合(攻撃的な行動/Act of Aggressionなどで起こり得る)、攻撃プレイヤーは彼を攻撃先に指定してよいし、防御プレイヤーは彼をブロック・クリーチャーに指定してよい。このため、ギデオンを攻撃するクリーチャーをギデオン自身がブロックするような状況も存在し得る。
- Whisperのテキストでは文が区切られていて分かりづらいが、破壊不能を得るのはターン終了時までである。
関連カード
ストーリー
詳細はギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)参照。