ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)
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ヤヤ・バラード/Jaya Ballardはアイスエイジ・ブロックのキャラクター。
初出はアイスエイジのフレイバー・テキストで、続編のアライアンスや基本セットでも登場。ザ・ダークからアライアンスを題材にした小説三部作では2作目と3作目のメインヒロインとして活躍。時のらせんでカード化(特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage)され、小説でも名前が登場し話題を呼んだ。新世代のプレインズウォーカーを主役とするシリーズにおいても、その存在の片鱗をうかがわせている。
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解説
ヤヤ・バラードは氷河期末期のテリシア/Terisiareで最も有名な特務魔道士/Task Mage(#訳語も参照)であり、後にプレインズウォーカー/Planeswalkerの力に目覚めた。人間女性。
容姿
印象的な赤毛で、小麦色の肌、肩幅の広い、少年っぽい顔立ちだが美しい。親友の飛空騎士/Skyknight、Belenda Danisdotter(ベレンダ・ダニスドッター)曰く、氷河期でも日焼けしているのはきっと炎の魔法を使うせい、だそうだ。動きやすい短めの冒険家風の革の服を着ることを好む。20歳前後の彼女の姿は小説The Eternal Iceの裏表紙に見ることができる。
40歳前後には、少年のような丸みはとれ、大人の女性らしいシャープなイメージの顔つきに変わり、目元には笑い皺ともつかぬ浅い皺ができている。服装は若い頃より落ち着いた感じで、真紅のケープに赤いローブを着込んでいる。この頃の彼女の姿は、小説The Shattered Allianceの表紙に描かれている。
プレインズウォーカー/Planeswalkerとなると炎の渦そのものの姿となる。当然、人間体に変身することもできるが、その姿は以前の面影が残るものの、若々しく、肌は磨かれた真鍮のごとく、髪は燃え盛る炎へと変わった。
性格
かなりくだけた喋り口調で話し、皮肉めいた発言をしばしば行う。人に渾名をつける癖があり、こちらも皮肉が効いたものが多い。ただ、親友のベレンダ・ダニスドッターだけは普通にBell(ベル)という愛称で呼ばれている。そして20年後でも、年齢を重ねてその口調はやや落ち着いたものの、皮肉は健在だった。ドミナリア/Dominaria氷河期から何世紀も後の時代、レガーサ/Regathaの僧院、ケラル・キープ/Keral Keepではヤヤ・バラードの信奉者である炎の魔術師たちは、彼女の遺した数々の言葉を教えとして伝えている。ただし、「追い詰められた時には一番強力な火力呪文を放てばいい」といった非常にヤヤらしいものである。
相手との貸し借りや損得で動く商売人の面もあるが、友人の窮地には自分の命を投げ出す事を厭わない。小説The Eternal Iceでは、ヴァーチャイルド/Varchild将軍が腹を割って話し、その身の上を打ち明けたのもヤヤだけである。
酒を嗜み、親友ベルの部屋で飲みながらベットでゴロゴロしていたり、クロヴ/Krovの馴染みの居酒屋The Great Dragon(巨龍亭)に出入りしている。その他、折り合いの悪いグスタとヤヴィマヤ/Yavimaya産の強い葡萄酒を一晩飲み明かして和解してもいる。
渾名一覧
- ジョダー/Jodah
- 渾名:Old Man(おじさま)
- 備考:何百歳とも何千歳とも知れない年齢のため。
- リム=ドゥール/Lim-Dul
- 渾名:Dim-Bulb(ディム=バルブ)
- 備考:「dim」は「頭の鈍い、まぬけな、冴えない」、「bulb」は「球根、タマネギ」の意。訳すとしたら「タマネギ頭」ぐらいだろうか?
- グスタ・エバスドッター/Gustha Ebbasdotter
- 渾名:(Old) Gusty(グスティ(おばさん))
- アヴラム・ガリースン/Avram Garrisson
- 渾名:Big Lug(デカ耳、うどの大木)
- 備考:「lug」は「耳」や「うすのろ」などの意。
魔道士として
特務魔道士の例によって、限られた種類の魔法、特に赤の呪文ばかり習得している。
主に炎を発生・操作する呪文をかけるのを好み、国王ダリアン/Darienを狙うストロームガルド騎士団/The Knights of Stromgaldの暗殺団に紅蓮地獄/Pyroclasmを放って薙ぎ払ったりした他、屋根に追い詰められたとき追跡者にめまい/Vertigoをかけて転落させたり、敵の呪文をBurnoutしたりなどの小技も使う。
後にジョダーから青のバウンス系呪文(Word of Undoingか?)を教えられ、キイェルドーの戦い/The Battle of Kjeldorで対決したChaeska(チェスカ) をトレッサーホーン/Tresserhornに送り返して倒している。
- 赤の魔道士の代表格の1人であるため、アイスエイジ、アライアンス、基本セットの数多くの赤のカードのフレイバー・テキストで彼女の名を目にすることができる(→#フレイバー・テキスト:登場カード&あれこれ参照)。
多芸多才
有名な炎の魔道士であるが、むしろ魔術師としてより交渉人や盗賊としての活躍の方が目を惹く。
一流の交渉人であり、相手が柏槙教団/Juniper Orderの老上座ドルイドやバルデュヴィア/Balduviaの大酋長、キイェルドーの王室魔道士、見えざる者の大魔道士、果ては血に餓えたルアゴイフ/Lhurgoyfや森の女神・プレインズウォーカー/Planeswalkerのフレイアリーズ/Freyaliseであろうとも、物怖じすることなく堂々と立ち振る舞う。女の武器も上手く利用し、Fedor(フェドー)の尋問では甘い声とライラックの香水で、クロヴの精鋭兵士には助けを求めるか弱い娘の演技で、それぞれ丸め込んでいる。
商売柄、巷間の噂を耳聡く聞きつけ分析・利用するのに長けているが、それに加えて一介の雇われ魔道士としては破格のネットワークを築いている。アイスエイジの著名なキャラクターの多くと面識があり、仕事相手や友人、敵などの関係を持っていて、大抵の場合、相手を味方につけている。このネットワークを通じて収集された情報から、様々な事柄に関する事情通としても知られている。
幼い頃からストリートで身に付けた盗賊の技はもう1つの強力な武器だ。隠密行動を得意とし、屍術師/Necromancerの本拠地トレッサーホーンや見えざる者の大魔道士の私室、キイェルドーの王立魔法学院のグスタの研究室など常人には決して立ち入る事の出来ない場所へ潜入を果たし、無事に抜け出している。また手先も器用で精鋭兵士から、身分証をスリ取っている。変装や演技もこなし、TPOに応じた格好で見事に化けている。けれども、研究者のつもりが関係ない書物を手にしていたり、読書で誤魔化しているつもりが読んでる本が上下逆さだったりするのはご愛嬌。このように詰めが甘い部分もあるのだが、不思議とボロが出ることはない。
戦士としてもなかなかで、キイェルドー製のルーンが彫られた剣(rune-carved sword)を携え、チェスカ他のアンデッド軍団と戦っている。
”雪解けの時”/The Thawの間にエイスサー/Aesthirを操る技術も習得し、専用のエイスサーを贈られている。
ジョダー
ジョダーとは、ただの師匠と弟子、あるいは友人といった枠を越えた深い絆で結ばれている。
かつては“親密な”関係にあったかもしれないが、それに関する問いへの彼女の答えは、「かもしれないね?」と曖昧である。キイェルドーの戦いでは、チェスカの「(ジョダーは)恋人」という発言を「ただの友達」と訂正している。過去は兎も角、最終的に2人の関係は良き友人同士として落ち着いたということだろうか。
リム=ドゥールの虜囚となったジョダーを危険を顧みずトレッサーホーンに助けに乗り込んだヤヤ。方や病に臥したヤヤを助けるため宿敵メアシル/Mairsilの捜索を後回しにしてバルデュヴィアへ治療法を探しに自ら赴いたジョダー。この2人の間に割って入れる者がいないことだけは確かだ。
経歴
氷河期
アライアンスの時代より40年ほど前、2914AR頃の誕生と推測されるが、その生まれははっきりしない。
幼少時代はあまり恵まれた環境で育ったわけではないようで、都市のストリートの流儀を叩き込まれている。もしかするとクロヴのような都市の下町の生まれかも知れない。
少女時代は盗賊や泥棒といった仕事を生業としている。
ある時ジョダーの部屋に盗みに入り、二度目の盗みの時に魔法の網で捕らえられてから、彼女の人生は変化の時を迎える。 囚われの身のヤヤは魔法の素質を認められ、ジョダーから魔術の手ほどきを受ける。あまり出来の良い生徒ではなかったようで、ヤヤ独特のやり方に流石の永遠の大魔道士も終始、苦い顔をしていたようだ。ジョダーが師匠である点からすると、ある意味「見えざる者」の一員である。
赤の魔法を幾つか習得した後は、見えざる者の学び舎/School of the Unseenを飛び出し、特務魔道士として働いている。この時期に、コールビーヨーン/Kolbjornのために働き、ルアゴイフに自我を持たせる護符やフレイアリーズを呼び出すタリスマンを贈られたようだ。それ以外にもロヴィサ/Lovisaの依頼で親友ベルと共にルアゴイフ事件に関わり、親友には任務の円満解決を、バルデュヴィアには部族を守護するルアゴイフを、フィンドホーン/Fyndhornにはルアゴイフの卵をもたらしている。
2934AR、見えざる者の学び舎を再訪し、ジョダーが行方不明であると知り、単身で追跡調査を行う。そしてトレッサーホーンへと潜入しジョダーを救出、フレイアリーズの助けを借りてジョダーの記憶を回復させた後、グスタの塔からジョダーの鏡を取り返し、瀕死のジョダーの命を救った。この一件からグスタとの仲違いが始まる。
ジョダーの回復を待ち、バルデュヴィアのロヴィサの宿営地でしばらく過ごした後、クロヴへ戻り、ダリアン王に謁見する。アヴラムの行動を調査中にストロームガルド騎士団結成式を目撃、その夜のダリアン王暗殺計画をヴァーチャイルド、ジョダー、グスタらと防いだ。ジョダーとヤヤの進言でキイェルドー・バルデュヴィア同盟軍が結成、功績を認められたヴァーチャイルドはキイェルドー軍の新将軍に任命される。そしてリム=ドゥールの軍団の活動が一層活発化し決戦の時が迫る。
決戦に備え隠れ家/Safe Havenを通って各地を回るジョダーに代わって、都市に残ったヤヤは世論の動向を調査し、更なる反乱の動きを未然に防ぐため尽力する。時折、ジョダーに同行して働いたり、名も知れぬ遺跡を探索して遺物を収集したりもしている。またグスタの補佐として働くものの衝突が多かったところ、ジョダーの粋な差し入れで和解を果たしている。
そしてキイェルドーの戦いでは、正規の魔術師部隊とは別に、特務魔道士やエレメンタル使い、Zurans(ズアー派)で編成された魔術師の散兵隊を率いる役目も担った。
その戦場でストロームガルドの一員となったベルと対峙、自らの手で親友を倒し、死せざる亡者の運命から解放している。激戦の中、リム=ドゥールの本陣へ迫るヤヤだが、トレッサーホーンでの因縁のあるチェスカに遭遇し対決、辛くも勝利を収めている。
この決戦終了後すぐに、ジョダーと2人で隠れ家を経由してフィンドホーンへ行き、フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spellの場に立ち会う。儀式は無事終了するが、後には破壊と再生の混沌の世界が広がっていた。(決戦終結時、メアシルの指輪をはめたままのリム=ドゥールの手を発見。指輪に残留するメアシルの精神の干渉を受け、意識の深層にメアシルが巣食うことになるが、ヤヤの記憶からは消去される。以後、リム=ドゥールの手とメアシルの指輪の所有者となる)
そこでプレインズウォーカー/Planeswalkerと魔術師をマンモスに喩えるジョダー、「どんなに良いマンモス(nice mammoth)でも、寝返りをうっただけで、小さな生き物や草はその下敷きになる。プレインズウォーカーたちがテリシアを去った今、自分達魔術師が新たなマンモスである」、と。対するヤヤは、「なら同じマンモスでも、もう少しましなマンモス(nicer mammoth)になる努力をすればいいんじゃない?」と前向きな姿勢は変わらず、「ちょっとした挑戦になるな」、「そうだね」と2人に笑顔が戻るのだった。
同盟時代
それからの20年間、世界呪文後の混乱期、ヤヤはジョダーとは別々の道を歩む。
海に沈みつつあるケルシンコ/Kelsinkoを救うため、魔術師を纏めて迫り来る海岸線との悪戦苦闘の生活を送っていたとされる。だが大いなる海原には力及ばず、ケルシンコは水没、フィンドホーンのエルフたちのヤヴィマヤ移住に参加している。
数年後の2954AR、ソルデヴ/Soldevの町の外で開かれた小さなバザールで、メアシルの指輪のないリム=ドゥールの手を発見。(ヤヤは自覚していないが、もちろんこれは嘘である)
見えざる者の学び舎へ赴き、20年ぶりにジョダーと再会、復活したに違いないリム=ドゥール(メアシル)探索の旅へと2人は旅立つ。 トレッサーホーンから始めて、キイェルドーの戦いの戦場跡、バルデュヴィアの交易地、キイェルド/Kjeld、クロヴ、ソルデヴとテリシア中を探索する。その途中、熱病の床に臥すがバルデュヴィアのシャーマンによって治療される。(この熱病の発症は、ヤヤへ疑いがかからぬようにメアシルが事前に仕込んでおいたもの)
そして遂にソルデヴで機械崇拝者集団の長となったメアシルを発見するものの、騙まし討ちに遭いジョダーは重傷を負い、起動した戦闘獣軍団にソルデヴは破壊される。(ソルデヴの地下でジョダーに不意打ちを喰らわせたのは、メアシルの人格に肉体を乗っ取られたヤヤ自身である)
翌日、学び舎でジョダーとメアシルの最後の対決が行われ、2500年以上の時を経てようやくメアシルの魂は消滅したのだった。(戦闘獣軍団を引き連れ、巨大化し、強大な魔力で学び舎を攻撃したのは、メアシルに乗っ取られたヤヤである。下手に手を出せないジョダーはフレイアリーズにエンチャントされた自分の鏡を破壊して、ヤヤにプレインズウォーカーの火花を目覚めさせ、ヤヤの肉体に巣食っていたメアシルとリム=ドゥールの魂を抹消させた)
プレインズウォーカーとなったヤヤはその能力で、学び舎跡に開いたままの底なしの奈落/Bottomless Pitを閉じ、その後、鏡を失ったジョダーが不老不死の記憶の重みに苦しまないように取り計らった。
ラト=ナム/Lat-Namから船出する見えざる者の生き残り/Survivor of the Unseenを見送ると、ヤヤはジョダーと別れて新天地へと旅立っていった。ドミナリア/Dominariaの新たなるプレインズウォーカーとしていまだ見ぬ別の世界へと旅立った。それからのヤヤの消息はほとんど語られていない。
時のらせん
時のらせんでは過去から出現したキャラクターの1人としてカード化。
時の裂け目/Riftを通り抜け、AR46世紀のドミナリアに運ばれて来てしまったヤヤだが、その容姿はいまだ若く、”雪解けの時”の比較的早い時期から、未来へやって来たものと推測される(正確な年代は不明)。
身体にぴっちりとした服を着こなしているも、その服はぼろぼろで、新たにゴーグルを見せびらかすようにかけている。これは塩の嵐が吹き荒れ、何処も彼処も乾燥した、未来の過酷な環境を凌いできたため。そんな状況下でもヤヤの笑みは絶えることはない。ともあれ“塩”の使い道は料理に決めたようだ(→Jaya Ballard, Task Mage参照)。
次元の混乱
次元の混乱においては、過去だけでなく猿人の指導霊/Simian Spirit Guideが存在する平行世界からも登場。この世界では、ヤヤのような特務魔道士は呪文にエルフの精の代わりに猿人の精を用いている。平行世界でもやっぱりヤヤはヤヤ、「焦げた髪の臭いがするのよね」と皮肉たっぷり(→Expressive Power参照)。
Planar Chaos
小説Planar Chaosでは、AR46世紀のジョダーがヤヤの死を匂わせる発言をしている。その他、ジョダーはジョイラ/Jhoiraに対して、かつて織り手の王/Weaver Kingによる精神攻撃で夢の中にヤヤの姿が現れた際に長命な人物に関する情報を教えてしまった、と語っている。
Future Sight
小説Future Sightで再びジョダーとジョイラはヤヤの死について触れるが、捉え方によっては生きているともとれるような表現("gone"という、非常に簡潔かつ解釈の難しい言葉が用いられている)となっている。
The Purifying Fire
小説The Purifying Fireでは、レガーサ/Regathaという名の次元におけるヤヤ・バラードの影響が語られた。
かつてヤヤがレガーサに滞在したことから、彼女に感化されたこの次元の炎の魔術師から信奉されるようになり、ケラル山/Mount Keraliaに僧院、ケラル・キープ/Keral Keepが建立されている。信奉者Keralians(ケラル人)はヤヤの伝説や彼女のもたらした知識、言葉を教えとして伝えている。チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarもその一員である。
ドミナリアへの帰還
ドミナリアでは、力を欲するチャンドラ・ナラーを鍛える師として、年老いたヤヤ・バラードが再びストーリーの表舞台に登場する。
ケラル砦でルチという偽名を使い、修道院長として僧侶たちに教えを与えながら隠遁生活を送っていたヤヤは、他次元から帰ってきたチャンドラが自身のゴーグルを持ち出そうとしているところに遭遇する。ニコル・ボーラスとの戦いで無残な敗北を喫したチャンドラは、ヤヤの私物とされるゴーグルと引き換えに彼女に教えを乞おうと考えていた。しかしながらヤヤ扮するルチの制止と助言にはこれまで一切耳を貸してこなかったチャンドラに対し、ドミナリアにて伝説の炎のプレインズウォーカー本人として再びチャンドラと相対したヤヤは、一度はその申し出を拒んだ。
カーンがファイレクシア殲滅のためヤヴィマヤの地中深くに埋められた爆弾サイリクスを掘り出そうとする中、ヤヤとチャンドラは口論を続けつつもその護衛にあたる。掘削抗がサイリクスに到達したその時、爆弾の危険性を察知したヤヴィマヤの守護者ムルタニが彼女らを襲った。正気を失ったムルタニに対話を試み、その精神を目覚めさせたチャンドラの技に新たな可能性を見出したヤヤは、もう一度彼女に力を貸すことを決めたのだった。
登場
登場カード
カード名に登場
フレイバー・テキストに登場
- アイスエイジ
- 火炎/Flare、火葬/Incinerate、Lava Burst、Melting、Meteor Shower、恐慌/Panic、紅蓮破/Pyroblast、紅蓮地獄/Pyroclasm、Wall of Lava、倒壊の言葉/Word of Blasting
- アライアンス
- 拾い読み/Browse、Burnout、ゴリラの酋長/Gorilla Chieftain、ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman、Gorilla War Cry、秘儀のコンパス/Mystic Compass、紅蓮操作/Pyrokinesis
- 第5版
- 火葬/Incinerate、インフェルノ/Inferno、紅蓮破/Pyroblast、倒壊の言葉/Word of Blasting
- アングルード
- Chicken Egg
- 第6版
- 拾い読み/Browse、インフェルノ/Inferno
- 第8版
- インフェルノ/Inferno、丸焼け/Sizzle
- コールドスナップのテーマデッキ
- 拾い読み/Browse、ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman、火葬/Incinerate
- 次元の混乱
- 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
- 第10版
- 火葬/Incinerate
- マジック・オリジン
- 紅蓮術師のゴーグル/Pyromancer's Goggles
- ドミナリア
- 炎の精霊/Fire Elemental
- ドミナリア プレインズウォーカーデッキ
- カープルーザンの猟犬/Karplusan Hound
- エターナルマスターズ
- 炭化/Carbonize
- 第7版のインフェルノ/Infernoのフレイバー・テキストは、さまよえる魔道士/Wandering mageのものに挿げ替えられているが、元々は第5版(及び第6版)のヤヤの台詞である。その後、第8版では元通りヤヤに戻っている。
- 第9版を選ぼう
- ショック/Shockのフレイバー・テキスト候補に2つエントリーされ、それぞれ得票数612と602で3位と4位につけるが、残念ながら収録の座を譲ることになった。代わりに採用されたフレイバー・テキストは放浪の魔道士/Wandering mageの言葉である。これで二度もヤヤの基本セット登場を邪魔したことになる。
- ヤヤの2つの得票数を合計しても1214票と1位の1704票には及ばないものの、票割れが起こらなければあるいは第9版登場の座を勝ち取れていたかも知れない。
- 以前は冷淡な男口調で訳されていたが、コールドスナップのテーマデッキでは、女性らしい口調に改められている。特に拾い読み/Browseは原文の韻を大切にした訳に直され好感が持てる。
イラストに登場
- ドミナリア
- 氷河期/Time of Ice(左下)、火による戦い/Fight with Fire、ヤヤの焼身猛火/Jaya's Immolating Inferno
登場作品
- The Eternal Ice(小説)
- The Shattered Alliance(小説)
- Ach! Hans, Run!(The Monsters of Magicの短編)
- Planar Chaos(小説。名前のみの登場)
- Future Sight(小説。名前のみの登場)
- Chandra's Ultimate(ウェブコミック。名前のみの登場)
- 炎に注ぐ油/Fuel for the Fire 第1部(ウェブコミック。名前のみの登場)
- The Purifying Fire(小説。名前のみの登場)
ストーリー記事
- Jaya Ballard, Task Mage(公式記事)
- Expressive Power(公式記事)
- Legends of Dominaria/ドミナリアの伝説たち
- Return to Dominaria: Episode 8/ドミナリアへの帰還 第8話(Magic Story 2018年5月2日 Martha Wells著)
- Return to Dominaria: Episode 9/ドミナリアへの帰還 第9話(Magic Story 2018年5月9日 Martha Wells著)
- Return to Dominaria: Episode 10/ドミナリアへの帰還 第10話(Magic Story 2018年5月16日 Martha Wells著)
- Return to Dominaria: Episode 11/ドミナリアへの帰還 第11話(Magic Story 2018年5月23日 Martha Wells著)
訳語
「Jaya Ballard, Task Mage」は、第5版以降、継続して「特務魔道師ヤヤ・バラード」と訳されていた。時のらせんで本人がカード化した時は「特務魔道士ヤヤ・バラード」となっている。
その他
- 出版中止されたアメコミ版アライアンスでは、ケイサ/Kaysaやジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalionらのヤヴィマヤ移住に同行し、ケイサの出産に立ち会ったという噂(The Story of the Battlemage Ravidelでケイサとジェウールの子供が誕生していることや、小説The Shattered Alianceでケルシンコにおける行動とヤヴィマヤ移住の件が触れられている)。
- Chandra's Ultimateではチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarがヤヤの名前を口にしている。ゴーグルや炎の魔法を好むところなどの類似点から、ファンサイトなどで二人の関係には様々な憶測(師弟、母子?)がされていた。この謎は小説The Purifying Fireで明かされている。(→#The Purifying Fire参照)