青緑コントロール
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青緑コントロール(Blue-Green Control)は、緑青の2色の組み合わせで構成されるコントロールデッキ。
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概要
環境にはあまり出てこないが、緑のマナ加速を使用しつつ、青のカウンターやドローなどに、緑の再供給/Restockや永遠の証人/Eternal Witnessのようなカード回収呪文組み合わせ、コントロールの持続力を強化するタイプが多い。
他の色と組み合わせるタイプに比べてカードサーチと回収力が高く、いったんコントロールを確立するとそのままゲームを決めることが出来る。
クリーチャー除去はかなり苦手であり、対抗色のためマナ基盤を安定させにくいことも手伝って、早い環境では活躍しにくい。
ゼンディカー・ブロック期
超強力な精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを中核としたターボランド系コントロールデッキ。
探検/Exploreなどで土地を伸ばし、ジェイスの能力で戦場を支配する。土地サーチによるデッキシャッフルとジェイスの±0能力は相性がよく、特にムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Dayaとのシナジーは圧倒的なアドバンテージを稼ぎ出してくれる。その他マナ加速によりジェイスを対戦相手より早いターンに戦場に出すことができるのも大きな強みと言える。
場合によっては時間のねじれ/Time Warpまで採用し、徹底的にアドバンテージにこだわったタイプも存在する。
- 精神を刻む者、ジェイスがなければマナフラッドを起こしやすく、良きにつけ悪しきにつけジェイス頼みなデッキだと言える。
- これ以外にも同時期のスタンダードには変身/Polymorphを利用してエルドラージ・クリーチャーを出すエルドラージ変身も存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- フランス選手権10 ベスト8 (参考)
- 使用者:Lucas Florent
- フォーマット
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
対抗色にフィーチャーしたイーブンタイドの登場で緑青のコントロールデッキが生まれた。
動きは赤緑ビッグマナに近い形の中速ビート・コントロールで、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどによるビートダウンを謎めいた命令/Cryptic Commandなどの青のカードでサポートする。
サンプルレシピ
- 備考
- アメリカ選手権08 ベスト8 (参考)
- 使用者:Shaheen Soorani
- フォーマット
UG BigMana [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ・ブロック期のスタンダードでは、ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coastと繁殖池/Breeding Poolの存在により、安定したマナ基盤が確保されている。
青緑のピクルス系コントロールデッキであるセルなどがトーナメントレベルで活躍した。
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
ミラディン・ブロック期には、親和やウルザトロンの対抗馬として活躍した緑コントロールにサーチとカウンターをいれたタイプが存在した。
緑のアーティファクト破壊で親和に、すき込み/Plow Underなどでウルザトロンに対抗するのは同系統の緑コントロールと同じ。サーチにけちな贈り物/Gifts Ungivenを採用し、けちコントロールの形をとる場合も多い。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderや木霊の手の内/Kodama's Reachなどの強力なランドブーストのおかげで、対抗色でありながらかなり安定した動きを見せた。
ミラディン・ブロック構築
親和対策のアーティファクト破壊に加え、フィフス・ドーンで追加された永遠の証人/Eternal Witnessや卑下/Condescendなどの強力カードを足したデッキが登場。
特に水晶の破片/Crystal Shardによる187クリーチャー再利用エンジンを採用したバージョンはCrystal Witnessと呼ばれる。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリチューリッヒ04 ベスト8 (参考)
- 使用者:Timo Groth
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (12) | |
4 | 永遠の証人/Eternal Witness |
4 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum |
4 | ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman |
呪文 (27) | |
4 | 創造の標/Beacon of Creation |
3 | 金属モックス/Chrome Mox |
3 | 残響する勇気/Echoing Courage |
3 | 残響する真実/Echoing Truth |
3 | 発見の旅路/Journey of Discovery |
4 | 酸化/Oxidize |
1 | 粗野な覚醒/Rude Awakening |
2 | 知識の渇望/Thirst for Knowledge |
4 | 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble |
土地 (21) | |
19 | 森/Forest |
2 | 島/Island |
サイドボード | |
4 | 忍び寄るカビ/Creeping Mold |
4 | 減衰のマトリックス/Damping Matrix |
4 | 忘却石/Oblivion Stone |
1 | 粗野な覚醒/Rude Awakening |
1 | テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice |
1 | 知識の渇望/Thirst for Knowledge |
- 粗野な覚醒/Rude Awakeningをエンドカードに採用したターボランドタイプのデッキ。ランドブーストからマナ基盤を整えつつ粗野な覚醒/Rude Awakeningを放つ。
ウルザ・ブロック構築
同環境の青単コントロールに、フィニッシャーとしてアルビノ・トロール/Albino Trollを採用したコン・トロールが存在。
詳細はコン・トロールを参照のこと。
テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期
覚醒/Awakeningによるマナ加速から貿易風ライダー/Tradewind Riderなどのバウンスでロックするアウェイクニングが登場。
また、オースに打ち消し呪文を搭載したカウンターオースも存在した。
エクステンデッド(ローテーション後)
ローウィン参入後のエクステンデッドにもいくつかのデッキが存在する。ディセンションの追加によりマナ基盤の安定性が高まったことも大きい。
一つは、青単トロンからの流れを汲むウルザトロン系コントロールデッキ、青緑トロン。
また、Next Level Blueのフィニッシャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfを採用したバージョンも登場した。
旧エクステンデッド(ローテーション前)
ローテーション前のエクステンデッドにはオースに打ち消し呪文を搭載したカウンターオースが存在した。
クリーチャーに対処がしづらいという緑青の弱点をドルイドの誓い/Oath of Druidsで補うことができるのが最大の利点。
純正のパーミッション型のほか、シルバーバレット戦略を搭載したもの、踏査/Explorationとどん欲の角笛/Horn of Greedのシナジーを核とするターボランド、認識を食うもの/Cognivoreをフィニッシャーに据えた高速型(スーサイドオース)など、バリエーションもいくつか存在する。