緑白青ビートダウン
提供:MTG Wiki
緑白青ビートダウン/Green-White-Blue Beatdown は緑白青3色で組まれたビートダウン・デッキの総称。
目次 |
概要
白と緑のコスト・パフォーマンスに優れるクリーチャーを青のカウンターで守るクロック・パーミッションが基本。
主に青緑ビートダウンに白をタッチする形で組まれる。白のパーマネントコントロールにより柔軟性が高まる。また、白を足すことでクリーチャーのサイズが底上げされるのも利点である。
イニストラード・ブロック構築
単体強化を軸とした緑青タッチ白のデッキが存在する。一種の部族デッキとしての側面があり、スピリット(Spirits)あるいはGeistsと呼ばれる。
聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftや不可視の忍び寄り/Invisible Stalkerといった除去耐性持ちのクリーチャーを幽体の飛行/Spectral Flightや高まる残虐性/Increasing Savageryで強化し、対処の難しいクロックを作り出す。全体としてはビートダウンデッキなのだが、そのシンプルかつ強力な動きはコンボにも例えられるほど。
以前は決してメジャーなデッキタイプではなかったが、アヴァシンの帰還から高い爆発力を持つウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartと、聖トラフトの霊・絡み根の霊/Strangleroot Geistの自然な両立を可能とする魂の洞窟/Cavern of Soulsを獲得し、一躍トップクラスのデッキとなった。プロツアー「アヴァシンの帰還」ではTeam StarCityGamesのメンバー数名がこれを持ち込み、準優勝を含む大きな成果を上げている。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「アヴァシンの帰還」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Gaudenis Vidugiris
- フォーマット
- Jon Finkelもこれと75枚同じデッキを用いてTop8に入賞している。
アラーラの断片ブロック期
バントカラーのビートダウン・デッキ、バントアグロが存在し、スタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍した。
コンフラックスで貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことも大きい。
バントの魔除け/Bant Charmや忘却の輪/Oblivion Ringなどのサポートを受けつつ殴り殺す。
神河ブロック構築
神河ブロック構築では、強力な伝説のクリーチャーを主体にしたビート・コントロールデッキ。緑と青のクリーチャーによるビートダウンに白のサポートを足した構成をとる。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと木霊の手の内/Kodama's Reachからマナ加速し、曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorなどのファッティを高速召喚して殴るのが基本的な動き。
白ウィニーなどの速いウィニーデッキには梅澤の十手/Umezawa's Jitteで除去し、最後の裁き/Final Judgmentで一掃する。
緊急時/Time of Needで状況に応じ必要なクリーチャーをサーチしてくるシルバーバレット戦略も採られる。また、新レジェンド・ルールを活かして対消滅で対戦相手のクリーチャーを除去する使い方もできる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア05 ベスト4(参考)
- 使用者:Steven Wolfman
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (18) | |
4 | 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder |
4 | 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star |
3 | 大蛇の支援者/Orochi Sustainer |
2 | 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree |
2 | 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror |
1 | 浄火明神/Myojin of Cleansing Fire |
1 | 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker |
1 | 狐の守護神/Patron of the Kitsune |
呪文 (20) | |
4 | 木霊の手の内/Kodama's Reach |
4 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
4 | 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top |
3 | 最後の裁き/Final Judgment |
3 | 緊急時/Time of Need |
2 | 香杉の源獣/Genju of the Cedars |
土地 (22) | |
10 | 森/Forest |
7 | 平地/Plains |
2 | 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge |
1 | 永岩城/Eiganjo Castle |
1 | 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers |
1 | 島/Island |
サイドボード | |
4 | 廃院の神主/Empty-Shrine Kannushi |
4 | 亡霊の牢獄/Ghostly Prison |
4 | 密の反抗/Hisoka's Defiance |
2 | 摩滅/Wear Away |
1 | 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker |
オデッセイ・ブロック期
同環境の青緑ビートダウンに白を加えたデッキが登場、青緑白マッドネスなどが活躍した。
エクステンデッド
バント/Bantのクリーチャーをカウンターや除去でサポートするバントアグロが活躍している。
エクステンデッド(デュアルランド期)
ミラクルグロウに白を追加したスーパーグロウが登場、メタの一角を占めた。
レガシー
青緑スレッショルドに白をタッチしたデッキが環境初期から活躍した。
コンフラックスの登場で貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことでバントアグロが成立、一個のアーキタイプとして確立した。