基本でない土地
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基本でない土地/Nonbasic Landは、特殊タイプ「基本」を持たない土地のこと。第9版より前は特殊地形や「基本地形ではない土地」と表記されていた。
基本土地と違い4枚制限ルールに影響されるため、1つのデッキに同じカード名のカードは4枚までしか入れられない。これはデュアルランドなどの基本土地タイプを持つ基本でない土地でも同様である。
土地をサーチするカードは、多くが基本土地しか持ってくることができないようになっている。また、基本でない土地だけを対象にする土地破壊カードもあるので(→ 対特殊地形カード)、少しだけ基本土地より破壊されやすいと言える。
基本でない土地をコントロールしていることで不利になるような呪文や能力もある。しかし逆に、土地を狙う色対策カードは大抵基本土地を狙い撃ちにするので、その意味では基本でない土地を並べていれば被害が減る。カード・プールやメタによってうまく使い分けよう。
基本でない土地には大きく分けて、以下のようなものがある。
- 複数種類の色マナを出せるもの → 各種ペインランド、ショックランドなど
- 複数個のマナを出せるもの → 裏切り者の都/City of Traitors、水晶鉱脈/Crystal Veinなど
- マナ能力以外の能力を持つもの → リシャーダの港/Rishadan Port、流砂/Quicksandなど
もちろん、これらの性質を2つ以上持ち合わせる物もあれば、いずれにも属さないものもある。
2種類以上の色マナを出せたり2点以上のマナを一度に出せたりする事はメリットなので、大抵「マナを出すたびにダメージを受ける」「タップ状態で戦場に出る」等のデメリットが付いている(デュアルランドは例外)。「マナ能力以外の能力を持つ」事も(大抵は)メリットなので、「無色マナしか出せない」「伝説の土地である」等のデメリットが付いている。
- 基本土地でないこと、基本土地タイプを必ずしも持たないこと、を上位互換や下位互換として考慮せずに考えると基本土地と同等のマナ能力を維持できる基本で無い土地は伝説の土地以外にはデュアルランドとアーティファクト・土地しか存在しない。(テーロス現在)。
また、基本でない土地だけを狙い撃つカードは、基本土地に対してのアンチカードよりも総数が多く強力とされ、そのためデュアルランドなどが使える環境でも、基本土地も併用される場合が多い。
複数種類の色マナを出せる多色地形は、物にもよるが多色デッキで重宝される。一方で、無色マナしか出せない土地は単色デッキで使用されることが多い。また、複数のマナを出す土地はコンボデッキなどの加速用に昔から広く使われてきた。
基本でない土地のサイクル一覧
- デュアルランド(アルファ)
- 貯蔵ランド(フォールン・エンパイア、メルカディアン・マスクス、時のらせん)
- サクリファイスランド(フォールン・エンパイア、ミラージュ、インベイジョン、オデッセイ)
- ペインランド(アイスエイジ、アポカリプス)
- タップインペインランド(テンペスト)
- お休みランド(アイスエイジ、テンペスト、神河物語)
- レイスランド(ホームランド)
- フェッチランド(ミラージュ、オンスロート、ゼンディカー)
- バウンスランド(ビジョンズ、ラヴニカ・ブロック)
- サイクリングランド(ウルザズ・サーガ、オンスロート)
- ミシュラランド(ウルザズ・レガシー、ワールドウェイク)
- 枯渇ランド(メルカディアン・マスクス)
- タップインデュアルランド(インベイジョン、コールドスナップ)
- 棲み家(プレーンシフト)
- スレッショルドランド(オデッセイ)
- フィルターランド(オデッセイ)
- 汚れた土地(トーメント)
- アーティファクト・土地(ミラディン)
- ショックランド(ラヴニカ・ブロック)
- 本拠地ランド(ラヴニカ・ブロック)
- 未来の土地(未来予知)
- ヴィヴィッドランド(ローウィン)
- 部族の土地(ローウィン)
- 秘匿土地(ローウィン)
- ハイブリッドランド(シャドウムーア・ブロック)
- タップイントライランド(アラーラの断片)
- 全景(アラーラの断片)
- M10ランド(基本セット2010、イニストラード)
- 隠れ家(ゼンディカー)
- 傷跡ランド(ミラディンの傷跡)
- 門(ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯)