マナ
提供:MTG Wiki
マナ/Manaは、マジック:ザ・ギャザリングにおいて、呪文を唱えるために必要なリソース。
目次 |
解説
マナは、主にマナ能力の効果によって生み出される。マナ能力以外にも、呪文やマナ能力でない能力の効果から生み出されることもある。通常は戦場にある土地をタップすることで(土地のマナ能力を起動することで)生み出すことができる。生み出したマナはマナ・プールに置かれ、コストを支払うために即座に使うことも、後で使うためにマナ・プールに蓄えることもできる。
マナには、白マナ(W)、青マナ(U)、黒マナ(B)、赤マナ(R)、緑マナ(G)の各種色マナと、無色マナがある。色マナを表すときのアルファベットは、色を表すアルファベットと同じである。カード上ではマナ・シンボルか、「白マナ(White mana)」といったテキストで表される。マナのタイプとは、その5色(白・青・黒・赤・緑)および無色の6種類のことをいう。
コストが「(2)(白)(黒)」と表記されていたら、好きなタイプのマナ2点と、白マナ1点と、黒マナ1点とで支払うことができることを示している。
マナ・プールに存在するマナは各フェイズや各ステップの終了時に失われる。
- 色がついたマナ・シンボルは、色がついたマナのコストを表す。これはその色のマナによってのみ支払うことができる。
- (1)(2)(3)などの数字や(X)のマナ・シンボルは、不特定マナ・コストを表し、どの色のマナで支払っても、無色のマナで支払ってもかまわない。
- (白/青)や(赤/緑)などの混成マナ・シンボルは、2つの色のどちらか1色で支払うことができるコストを意味する。
特殊なマナ
- 使用法が制限されたマナを生み出す能力がある。
- 例えば、雲を守る山、雲帯岳/Untaidake, the Cloud Keeperは、伝説の呪文を唱えるするためにしか使えないマナを生み出す。
- 特定の用途に用いることで特別な効果を持つマナを生み出す能力も存在する。
- 例えば、山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lordは、クリーチャー呪文を唱えるために使用すると、そのクリーチャーが速攻を得るというマナを生み出す。
- 氷雪パーマネントから生み出されたマナは、氷雪マナとして扱われる。
注意事項
- 「マナを生み出す目的でパーマネントをタップする」とは、パーマネントの起動型マナ能力のうち、コストにタップ・シンボルを含み、効果の一部においてマナを生み出すものを起動することのみを指す。
- 例えば、クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protectorの能力でマナを生み出した場合、コストにタップシンボルを含んでいないため、「マナを生み出す目的でパーマネントをタップした」ことにはならない。
- あるパーマネントが「生み出すことができる」タイプのマナとは、そのパーマネントのいずれかの能力がその時点で解決したとして、それによって生み出すことのできるタイプのマナのことである。その能力に関わるコストが支払えるかどうかは考慮しない。このとき、あらゆる置換効果を可能な順番で考慮に入れる。そのパーマネントの能力が現時点でマナを生み出さない場合、または生み出されるマナのタイプが定義されていない場合、そのパーマネントが生み出せるタイプのマナは存在しないものとする。
- 反射池/Reflecting Poolとファイレクシアの塔/Phyrexian Towerをコントロールしている場合、反射池はクリーチャーをコントロールしていなくても黒マナを生み出すことができる。
- 反射池とガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle以外の土地をコントロールしておらず、クリーチャーもコントロールしていない場合、反射池は緑マナを生み出せない。
その他
- 基本セット2010発売に伴うルール改定で廃止される前は、プレイヤーはフェイズの終了時に失われたマナの数に等しい点数のライフを失う「マナ・バーン」と呼ばれるルールが存在していた。詳細はマナ・バーンを参照。