残酷コントロール
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残酷コントロール(Cruel Control)は、アラーラの断片以降に登場した残酷な根本原理/Cruel Ultimatumを使用するコントロールデッキの総称。 おもに5色か、青黒赤3色で組まれる。
目次 |
概要
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
強大なアドバンテージをもたらす残酷な根本原理/Cruel Ultimatumをエンドカードに据える。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
ゼンディカー・ブロック参入後は、青黒赤の3色で組まれる。アラーラの断片ブロックのグリクシスカラーであることから、グリクシスコントロール(Grixis Control)と呼ばれる。
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
終止/Terminateなどの除去や精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorなどのプレインズウォーカーで戦場を支配し、残酷な根本原理/Cruel Ultimatumでトドメを刺す。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリマニラ10 ベスト8(参考)
- 使用者:Bayani Manansala
- フォーマット
Grixis Control [1] | |
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アラーラの断片ブロック構築
アラーラの断片ブロック構築でも活躍するアーキタイプである。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
インスタント
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー1体を対象とする。瀝青破はそれに4点のダメージを与える。
続唱のアドバンテージギミックが用いられているのが特徴であり、5色続唱コントロール(5-Color Cascade Control)の名で呼ばれる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーホノルル09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Zac Hill
- フォーマット:アラーラの断片ブロック構築(アラーラの断片+コンフラックス+アラーラ再誕)
- 「すべての続唱呪文を火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuに」というコンセプトで、対クリーチャーにメインデッキの3マナ以下の呪文はエスパーの魔除け/Esper Charm、否定の壁/Wall of Denial、大渦の脈動/Maelstrom Pulseに絞られている。
- WotCのコラム「Feature:デッキテクニック-ナイアガラの滝」(文:Tim Willoughby)も参照のこと。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期のスタンダードでは、クイックントーストのバリエーションの1つとして登場した。
序盤は従来のクイックントーストと同じく軽い呪文で凌ぎつつドローカードを連打、必要なマナが揃ったら残酷な根本原理を唱えて一気にアドバンテージを稼ぐ。アラーラの断片で各種魔除けが加わったことで序盤を耐えやすくなった。
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたの対戦相手がコントロールするすべてのクリーチャーをタップする。
・カードを1枚引く。
その他の部分はデッキにより様々。マナ加速から重い呪文につなぐもの、強力なプレインズウォーカーを主力にしたものなどがある。場合によっては残酷な根本原理をナックラヴィー/Nucklaveeで使い回し徹底的にアドバンテージにこだわるタイプも存在する。
コンフラックス参入後のプロツアー京都09では、火山の流弾/Volcanic Falloutに加え、羽毛覆い/Plumeveilと崇敬の壁/Wall of Reverenceの2種6枚の壁を採用した、俗に壁トーストと呼ばれるタイプを用いたGabriel Nassifが優勝を飾った(→#サンプルレシピ(コンフラックス後))。次々に後続を用意できる赤白ヒバリに対しては、後手を踏みがちなソーサリー除去である神の怒り/Wrath of Godよりも、壁と火山の流弾の組み合わせの方が効果的であった。また、打ち消されない火山の流弾、霧縛りの徒党/Mistbind Cliqueと相討ちを取れる羽毛覆いの存在によって青黒フェアリーに対しても有利に渡り合える。
基本セット2010では対フェアリーの最終兵器である大貂皮鹿/Great Sable Stagを獲得し、メタの中心を担うまでになった。日本選手権09でも中村修平が使用し、見事優勝を飾っている。
サンプルレシピ(コンフラックス後)
- 備考
壁トースト [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 壁トーストと呼ばれるタイプ。また、使用者の名前からナシフトーストと呼ばれることもある。
サンプルレシピ(アラーラの断片後)
- 備考
- 世界選手権08 準優勝 (参考)
- 使用者:Jamie Parke
- フォーマット:スタンダード(第10版+ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片)
Cruel Control World2008 [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 同型で採用されることの多い台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksの代わりにロウクスの戦修道士/Rhox War Monkが採用されている。これは、青黒フェアリーが恐怖/Terrorよりも苦悶のねじれ/Agony Warpを優先する傾向にあることを意識した選択である。