ゴブリン (デッキ)

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並の[[コンボデッキ]]よりも複雑な流れで[[展開]]を進めるものも多く、[[プレイング]]は非常に難しい場合もある。
 
並の[[コンボデッキ]]よりも複雑な流れで[[展開]]を進めるものも多く、[[プレイング]]は非常に難しい場合もある。
  
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
+
==スタンダード==
[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth]]などによる爆発力から[[全体強化]]につなげる[[ゴブナイト]]が存在する。
+
下記の時期の[[スタンダード]]においても、活躍を見せる。
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*[[ゴブリン (デッキ)/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック|ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期]]
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*[[ゴブリン (デッキ)/スタンダード/オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック|オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期]]
 +
*[[ゴブリン (デッキ)/スタンダード/オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック‎|オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期]]
  
{{#card:Kuldotha Rebirth}}
+
==ブロック構築==
 
+
下記の時期の[[ブロック構築]]においても、活躍を見せる。
詳細は[[ゴブナイト]]を参照。
+
*[[ゴブリン (デッキ)/ブロック構築/オンスロート‎|オンスロート・ブロック構築]]
 
+
*インベイジョン・ブロック構築
また、同時期の[[スライ/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|スライ]]の一種として、[[クリーチャー]]を[[ゴブリン]]で固めた上で[[ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain]]によって後押しするタイプが存在する。[[基本セット2012]]で[[ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade]]が[[再録]]されたことで、存在感が高まっている。
+
**[[アポカリプス]]で登場した[[ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader]]を活かした[[部族 (俗称)|部族]][[ウィニー]]が組まれた。
 
+
**[[ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire]]や[[ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches]]といった強力[[カード]]を使用するため[[赤白]]で構成される。
{{#card:Goblin Chieftain}}
+
*ウルザ・ブロック構築]]
{{#card:Goblin Grenade}}
+
**[[ゴブリン・バーン]]、[[スタンダード]]に[[ラッキースライ]]などが存在する。当時はそれほど大きな成果を残していないが、これらの[[デッキ]]は、後に[[オンスロート・ブロック]]参入後の[[エクステンデッド]]で活躍することとなる。
 
+
===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[ドイツ選手権11]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat11/welcome 参考])
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**使用者:[[Michael Diezel]]
+
*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]])
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{{#MagicFactory:df306015}}
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==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期==
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[[環境]]有数の高速[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]として、引き続き[[メタゲーム|メタ]]の主流を占め続けた。特に[[ダークスティール]]参入後は[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]の登場により[[ゴブリン召集]]は最盛期を迎えることになる。また、頭蓋骨絞めの[[禁止カード|禁止]]後も勢力を維持し続け、最終的に[[オンスロート・ブロック]]退場までメタに残り続けることとなった。
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なお、[[電結親和]]華やかなりし頃の[[スタンダード]]では、[[赤]]のみならず[[緑]]の[[アーティファクト]][[破壊]]までもが投入されていた([[藤田剛史]]が[[日本選手権04]]を制したバージョンなど)。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[世界選手権04]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds04ja/welcome 参考])
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**使用者:[[小倉陵]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[第8版]]、[[オンスロート・ブロック]]+[[ミラディン・ブロック]])
+
 
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (33)
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|-
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|4||[[火花鍛冶/Sparksmith]]
+
|-
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|4||[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]]
+
|-
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|4||[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの戦長/Goblin Warchief]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter]]
+
|-
+
|4||[[つつき這い虫/Clickslither]]
+
|-
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|3||[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]
+
|-
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|2||[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (4)
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|-
+
|4||[[静電気の稲妻/Electrostatic Bolt]]
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (23)
+
|-
+
|19||[[山/Mountain]]
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|-
+
|4||[[ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
+
|-
+
|4||[[秘宝の障壁/Relic Barrier]]
+
|-
+
|3||[[硫黄の渦/Sulfuric Vortex]]
+
|-
+
|2||[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]
+
|-
+
|2||[[弧炎撒き/Arc-Slogger]]
+
|-
+
|2||[[火と氷の剣/Sword of Fire and Ice]]
+
|-
+
|2||[[ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher]]
+
|}
+
 
+
==オンスロート・ブロック構築==
+
[[メタゲーム]]の中心にある[[アストログライド#オンスロート・ブロック構築|アストログライド]]を[[メタる|メタった]][[デッキ]]に対して有利であることから、ゴブリンもまたメタの一角を占めることとなった(⇒[[#初期型]])。
+
 
+
優秀な[[火力]]が少ないため[[ショック/Shock]]程度しか採用されず、[[クリーチャー]][[除去]]を[[火花鍛冶/Sparksmith]]と[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]に頼るクリーチャー偏重型が主である。
+
 
+
[[スカージ]]で[[ゴブリンの戦長/Goblin Warchief]]や[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]を獲得したことで、他の[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]を圧倒する存在へと成長した(⇒[[#スカージ後]])。
+
 
+
また、[[総帥の召集/Patriarch's Bidding]]を使用した[[ゴブリン召集]]も登場し、その強さを見せつけた。
+
 
+
===スカージ参入後===
+
*備考
+
**[[グランプリロンドン03]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/gplon03 参考])
+
**使用者:[[Diego Ostrovich]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[オンスロート・ブロック構築]]([[オンスロート]]+[[レギオン]]+[[スカージ]])
+
 
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (34)
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|-
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|4||[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]]
+
|-
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|4||[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]
+
|-
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|4||[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]]
+
|-
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|4||[[つつき這い虫/Clickslither]]
+
|-
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|4||[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]
+
|-
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|4||[[ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter]]
+
|-
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|4||[[ゴブリンの戦長/Goblin Warchief]]
+
|-
+
|4||[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]
+
|-
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|2||[[刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing]]
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (1)
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|-
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|1||[[炭化/Carbonize]]
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (25)
+
|-
+
|22||[[山/Mountain]]
+
|-
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|3||[[ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
+
|-
+
|2||[[炭化/Carbonize]]
+
|-
+
|2||[[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]
+
|-
+
|4||[[星の嵐/Starstorm]]
+
|-
+
|4||[[波停機/Stabilizer]]
+
|-
+
|3||[[硫黄の渦/Sulfuric Vortex]]
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|}
+
 
+
[[スカージ]]参入後の後期型ゴブリン。
+
 
+
===初期型===
+
*備考
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**[[プロツアーヴェニス03]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/ptven03/welcomeja 参考])
+
**使用者:[[Tomi Walamies]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[オンスロート・ブロック構築]]([[オンスロート]]+[[レギオン]])
+
 
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (30)
+
|-
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|4||[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]]
+
|-
+
|4||[[火花鍛冶/Sparksmith]]
+
|-
+
|4||[[つつき這い虫/Clickslither]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]
+
|-
+
|4||[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]
+
|-
+
|2||[[脅迫するオーガ/Menacing Ogre]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (4)
+
|-
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|4||[[ショック/Shock]]
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (26)
+
|-
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|18||[[山/Mountain]]
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|-
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|4||[[忘れられた洞窟/Forgotten Cave]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
+
|-
+
|4||[[星の嵐/Starstorm]]
+
|-
+
|2||[[刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing]]
+
|-
+
|4||[[スカークの炎の司令官/Skirk Fire Marshal]]
+
|-
+
|4||[[思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc]]
+
|-
+
|1||[[脅迫するオーガ/Menacing Ogre]]
+
|}
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+
*最初期のゴブリン。
+
 
+
==オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期==
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[[オンスロート]]の[[部族 (俗称)|部族]]強化で生まれた[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。
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初期は[[スライ]]ないしそれに準ずる[[デッキ]]構造をしており、比較的[[火力]]([[炎の稲妻/Firebolt]]など)の採用が多かった。また、[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]などのゴブリンでない[[クリーチャー]]も若干使用された。しかし[[レギオン]]と[[スカージ]]で強力なゴブリンが追加されたため、以後は[[ゴブリン召集]]などの[[クリーチャー]]偏重型が主流となった。
+
 
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当時[[メタゲーム]]の主流にあった[[ウェイク]]や[[アストログライド#スタンダード|アストログライド]]などの遅い[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対抗するため、[[土地破壊]]要素を足したものも存在した(⇒[[ゴブリンランデス]])。
+
 
+
===サンプルレシピ===
+
 
+
*備考
+
**[[ドイツ選手権03]] ベスト8
+
**使用者:[[Bernd Brendenmuhl]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[第8版]]+[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート]]+[[レギオン]])
+
 
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
+
|-
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (23)
+
|-
+
|4||[[怒り狂うゴブリン/Raging Goblin]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]
+
|-
+
|4||[[ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver]]
+
|-
+
|4||[[スカークの匪賊/Skirk Marauder]]
+
|-
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|3||[[火花鍛冶/Sparksmith]]
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|-
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|4||[[焦熱の火猫/Blistering Firecat]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (16)
+
|-
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|4||[[炎の稲妻/Firebolt]]
+
|-
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|3||[[ショック/Shock]]
+
|-
+
|3||[[激発/Violent Eruption]]
+
|-
+
|4||[[火山の鎚/Volcanic Hammer]]
+
|-
+
|2||[[怒鳴りつけ/Browbeat]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (21)
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|-
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|11||[[山/Mountain]]
+
|-
+
|4||[[血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire]]
+
|-
+
|4||[[蛮族のリング/Barbarian Ring]]
+
|-
+
|2||[[石化した原野/Petrified Field]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
+
|-
+
|4||[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]
+
|-
+
|3||[[巣立つドラゴン/Fledgling Dragon]]
+
|-
+
|3||[[脅しつけ/Threaten]]
+
|-
+
|2||[[鋭い痛み/Flaring Pain]]
+
|-
+
|3||[[罠の橋/Ensnaring Bridge]]
+
|}
+
 
+
*「ゴブリンスライ」と呼ばれる[[スライ]]型の[[デッキ]]。
+
 
+
==インベイジョン・ブロック構築==
+
[[アポカリプス]]で登場した[[ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader]]を活かした[[部族 (俗称)|部族]][[ウィニー]]が組まれた。
+
 
+
{{#card:Goblin Trenches}}
+
 
+
[[ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire]]や[[ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches]]といった強力[[カード]]を使用するため[[赤白]]で構成される。
+
 
+
==ウルザ・ブロック期==
+
[[ウルザ・ブロック構築]]では[[ゴブリン・バーン]]、[[スタンダード]]に[[ラッキースライ]]などが存在する。当時はそれほど大きな成果を残していないが、これらの[[デッキ]]は、後に[[オンスロート・ブロック]]参入後の[[エクステンデッド]]で活躍することとなる。
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{{#card:Goblin Lackey}}
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==エクステンデッド==
 
==エクステンデッド==
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2005年[[ラヴニカ:ギルドの都]]参入に伴う[[ローテーション]]でも主力となる[[オンスロート・ブロック]]には影響が無く、引き続き活躍するかに見えたが、エンジンとなる[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]が[[禁止カード|禁止]]されてしまい、一時期勢力は急速に衰退を余儀なくされる。
 
2005年[[ラヴニカ:ギルドの都]]参入に伴う[[ローテーション]]でも主力となる[[オンスロート・ブロック]]には影響が無く、引き続き活躍するかに見えたが、エンジンとなる[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]が[[禁止カード|禁止]]されてしまい、一時期勢力は急速に衰退を余儀なくされる。
  
しかし、[[時のらせん]]で新たに[[巣穴からの総出/Empty the Warrens]]を獲得し、[[マナ加速]]から[[ストーム]]をためて大量の[[トークン]]を並べる[[ゴブリンストーム#エクステンデッド|ゴブリンストーム]]が登場、再び活躍を見せ始めている。
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しかし、[[時のらせん]]で新たに[[巣穴からの総出/Empty the Warrens]]を獲得し、[[マナ加速]]から[[ストーム]]をためて大量の[[トークン]]を並べる[[ゴブリンストーム#エクステンデッド|ゴブリンストーム]]が登場、再び活躍を見せた。
  
 
{{#card:Empty the Warrens}}
 
{{#card:Empty the Warrens}}
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[[Category:赤単ビートダウンデッキ|こふりん]]
 
[[Category:赤単ビートダウンデッキ|こふりん]]
 
[[Category:赤単ウィニーデッキ|こふりん]]
 
[[Category:赤単ウィニーデッキ|こふりん]]
[[Category:オンスロート・ブロック構築デッキ|こふりん]]
 
 
[[Category:スタンダードデッキ|こふりん]]
 
[[Category:スタンダードデッキ|こふりん]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ|こふりん]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ|こふりん]]

2013年6月22日 (土) 19:14時点における版

ゴブリン(Goblins)は、ゴブリンを主体とした部族ウィニーデッキの総称。特にオンスロート参入直後に登場したものを指し、それ以前のものは「ゴブリン・スライ」などと呼んで区別する場合も多い。

目次

概要

かつてはマーフォークなどと同じくファンデッキ扱いのものが多かったが、オンスロート・ブロックで優秀なゴブリンが多く登場したことで躍進。エクステンデッドエターナルでも通用する本格的なアーキタイプとなった。


Goblin Warchief / ゴブリンの戦長 (1)(赤)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)

あなたがゴブリン(Goblin)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているゴブリンは速攻を持つ。

2/2


Goblin Piledriver / ゴブリンの群衆追い (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)

プロテクション(青)(このクリーチャーは青のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
ゴブリンの群衆追いが攻撃するたび、それはターン終了時まで他の攻撃しているゴブリン(Goblin)1体につき+2/+0の修整を受ける。

1/2

並のコンボデッキよりも複雑な流れで展開を進めるものも多く、プレイングは非常に難しい場合もある。

スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

ブロック構築

下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。

エクステンデッド

オンスロート参入直後は、ラッキースライなどのスライ型が主流であり、使われるゴブリンモグの狂信者/Mogg Fanaticなど軽いものが主体だった。

その後、スカージの参入後に、ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderコンボを活用する超高速ビートダウンデッキゴブヴァンテージが登場し、世界選手権03プロツアーニューオーリンズ03などで活躍を見せた。


Goblin Recruiter / ゴブリン徴募兵 (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。

1/1


Goblin Ringleader / ゴブリンの首謀者 (3)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
ゴブリンの首謀者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。これにより公開されたゴブリン(Goblin)・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

2/2

キーカードのゴブリン徴募兵はすぐさま禁止カードに指定され、それ以後はクリーチャー偏重型のタイプや生ける屍/Living Deathを使用したDeath Goblin Wishなどが活躍した。

2005年ラヴニカ:ギルドの都参入に伴うローテーションでも主力となるオンスロート・ブロックには影響が無く、引き続き活躍するかに見えたが、エンジンとなる霊気の薬瓶/AEther Vial禁止されてしまい、一時期勢力は急速に衰退を余儀なくされる。

しかし、時のらせんで新たに巣穴からの総出/Empty the Warrensを獲得し、マナ加速からストームをためて大量のトークンを並べるゴブリンストームが登場、再び活躍を見せた。


Empty the Warrens / 巣穴からの総出 (3)(赤)
ソーサリー

赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)


サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (34)
4 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
2 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
4 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
4 ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
1 ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
1 火花鍛冶/Sparksmith
1 ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon
3 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
2 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
呪文 (6)
2 金属モックス/Chrome Mox
4 霊気の薬瓶/AEther Vial
土地 (20)
8 山/Mountain
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
3 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 森/Forest
4 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
4 帰化/Naturalize
2 過負荷/Overload
2 火花鍛冶/Sparksmith
1 ゴブリンの模造品/Goblin Replica
1 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
1 ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer

ヴィンテージ

ゴブヴァンテージ、及びその発展形の食物連鎖ゴブリンが存在する。


Food Chain / 食物連鎖 (2)(緑)
エンチャント

あなたがコントロールするクリーチャー1体を追放する:好きな色1色のマナX点を加える。Xは、追放されたクリーチャーのマナ総量に1を加えた点数に等しい。このマナは、クリーチャー呪文を唱えるためにしか支払えない。


MoxBlack Lotusなどのヴィンテージ特有のマナ加速がこれらのデッキを旧エクステンデッドのものよりさらに凶悪に仕上げている。

レガシー

Type1.5からレガシーの移行に伴いゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter禁止カードに指定されたものの、メタの主流に存在している。


Goblin Lackey / ゴブリンの従僕 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。

1/1


AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト

あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。


このデッキの活躍は、エクステンデッドでは禁止されたゴブリンの従僕/Goblin Lackey霊気の薬瓶/AEther Vialの力によるところが大きい。このデッキに対抗するため、メインデッキ仕組まれた疫病/Engineered Plagueを採用するデッキも存在するほどである。

その驚異的なスピードにより、常にレガシーのトップメタ級に位置しているデッキであるが、ダークスティールで霊気の薬瓶が追加されて以来、デッキの基本構成がほとんど変化していない点も特徴的といえる。

最近ではメインのにもう1タッチして対応力を上げるのが一般的である。タッチする色によって以下のような特徴がある。

ローウィン後

メインデッキ (60)
クリーチャー (30)
2 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
4 ゴブリンの従僕/Goblin Lackey
4 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
2 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
2 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
呪文 (7)
3 Pyrokinesis
4 霊気の薬瓶/AEther Vial
土地 (23)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
4 山/Mountain
3 Plateau
4 リシャーダの港/Rishadan Port
4 不毛の大地/Wasteland
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
3 解呪/Disenchant
2 ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer
3 真髄の針/Pithing Needle
4 赤霊破/Red Elemental Blast
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (34)
4 ゴブリンの従僕/Goblin Lackey
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
4 ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
3 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
1 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
1 ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
1 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
呪文 (4)
4 霊気の薬瓶/AEther Vial
土地 (22)
6 山/Mountain
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 不毛の大地/Wasteland
4 リシャーダの港/Rishadan Port
サイドボード
4 Pyrokinesis
4 真髄の針/Pithing Needle
1 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
2 悪忌の守護神/Patron of the Akki
1 ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
3 発展の代価/Price of Progress

Pauper

メタゲームの状況にもよるが一定程度存在する。


Goblin Bushwhacker / ゴブリンの奇襲隊 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)

キッカー(赤)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(赤)を支払ってもよい。)
ゴブリンの奇襲隊が戦場に出たとき、それがキッカーされていた場合、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。

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ゴブリンの戦長/Goblin Warchiefのように爆発力を持たせるカードや、ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderのようなアドバンテージをとれるカードが軒並みアンコモン以上であることから複雑な動きはできないため、デメリット持ちに目をつぶってもゴブリンの群勢/Goblin Cohortモグの徴集兵部隊/Mogg Conscriptsモグの下働き/Mogg Flunkiesのようなマナレシオの高いクリーチャーが使用される傾向にある。軽いゴブリンを大量に並べたあと、ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhackerの全体強化から相手を殴り倒すのが理想的な流れとなる。

宝石の手の焼却者/Gempalm Incineratorなどもないため、除去に関しては基本的には火力頼みである。

主なゴブリンデッキ

参考

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