ゴブリン (デッキ)

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2008年7月7日 (月) 09:40時点におけるバルバロイ (トーク | 投稿記録)による版
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ゴブリンGoblins)は、ゴブリンを主体とした部族ウィニーデッキの総称。特にオンスロート参入直後に登場したものを指し、それ以前のものはゴブリンスライなどと呼んで区別する場合も多い。

Goblin Lackey / ゴブリンの従僕 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。

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Goblin Piledriver / ゴブリンの群衆追い (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)

プロテクション(青)(このクリーチャーは青のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
ゴブリンの群衆追いが攻撃するたび、それはターン終了時まで他の攻撃しているゴブリン(Goblin)1体につき+2/+0の修整を受ける。

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目次


概要

マーフォークなどと同じくファンデッキ扱いのものが多かったが、オンスロート・ブロック参入後はエクステンデッドエターナルでも通用する本格的なアーキタイプとなった。

並のコンボデッキよりも複雑な流れで展開を進めるものも多く、プレイングは非常に難しい場合もある。

ブロック構築

ウルザ・ブロック構築

ゴブリン・バーンスタンダードラッキースライなどが存在するが、ブロック構築では大きな活躍を挙げていない。これらのデッキは、後にオンスロート・ブロック参入後のエクステンデッドで活躍することとなる。


Goblin Lackey / ゴブリンの従僕 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。

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インベイジョン・ブロック構築

アポカリプスで登場したゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderを活かした部族ウィニーが組まれた。


Goblin Ringleader / ゴブリンの首謀者 (3)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
ゴブリンの首謀者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。これにより公開されたゴブリン(Goblin)・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

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Goblin Legionnaire / ゴブリンの軍団兵 (赤)(白)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 兵士(Soldier)

(赤),ゴブリンの軍団兵を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの軍団兵は、それに2点のダメージを与える。
(白),ゴブリンの軍団兵を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを2点軽減する。

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ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaireゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesといった強力カードを使用するため赤白で構成される。

オンスロート・ブロック構築

メタの中心にあるアストログライドをメタったデッキに対して有利であることから、ゴブリンもまたメタの一角を占めることとなった(⇒#初期型)。

優秀な火力が少ないためショック/Shock程度しか採用されず、クリーチャー除去火花鍛冶/Sparksmith宝石の手の焼却者/Gempalm Incineratorに頼るクリーチャー偏重型が主である。

スカージゴブリンの戦長/Goblin Warchief包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderを獲得したことで、他の部族デッキを圧倒する存在へと成長した(⇒#スカージ後)。

また、総帥の召集/Patriarch's Biddingを使用したゴブリン召集も登場し、その強さを見せつけた。

初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (30)
4 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 火花鍛冶/Sparksmith
4 つつき這い虫/Clickslither
4 ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon
4 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
2 脅迫するオーガ/Menacing Ogre
呪文 (4)
4 ショック/Shock
土地 (26)
18 山/Mountain
4 忘れられた洞窟/Forgotten Cave
4 ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows
サイドボード
4 星の嵐/Starstorm
2 刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing
4 スカークの炎の司令官/Skirk Fire Marshal
4 思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc
1 脅迫するオーガ/Menacing Ogre

最初期のゴブリン。

スカージ参入後

メインデッキ (60)
クリーチャー (34)
4 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 つつき這い虫/Clickslither
4 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
4 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
2 刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing
呪文 (1)
1 炭化/Carbonize
土地 (25)
22 山/Mountain
3 ゴブリンの穴ぐら/Goblin Burrows
サイドボード
2 炭化/Carbonize
2 ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon
4 星の嵐/Starstorm
4 波停機/Stabilizer
3 硫黄の渦/Sulfuric Vortex

スカージ参入後の後期型ゴブリン。

スタンダード

テンペスト・ブロックウルザ・ブロック

ゴブリンの従僕/Goblin Lackeyを取り入れたゴブリンスライが活躍した。


Goblin Lackey / ゴブリンの従僕 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。

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オデッセイ・ブロックオンスロート・ブロック

オンスロート部族強化で生まれたビートダウンデッキ

初期はスライないしそれに準ずるデッキ構造をしており、比較的火力炎の稲妻/Fireboltなど)の採用が多かった。また、渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerなどのゴブリンでないクリーチャーも若干使用された。しかしレギオンスカージで強力なゴブリンが追加されたため、以後はゴブリン召集などのクリーチャー偏重型が主流となった。

当時メタの主流にあったウェイクアストログライドなどの遅いコントロールデッキに対抗するため、土地破壊要素を足したものも存在した(⇒ゴブリンランデス)。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 怒り狂うゴブリン/Raging Goblin
4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 スカークの匪賊/Skirk Marauder
3 火花鍛冶/Sparksmith
4 焦熱の火猫/Blistering Firecat
呪文 (16)
4 炎の稲妻/Firebolt
3 ショック/Shock
3 激発/Violent Eruption
4 火山の鎚/Volcanic Hammer
2 怒鳴りつけ/Browbeat
土地 (21)
11 山/Mountain
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
4 蛮族のリング/Barbarian Ring
2 石化した原野/Petrified Field
サイドボード
4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
3 巣立つドラゴン/Fledgling Dragon
3 脅しつけ/Threaten
2 鋭い痛み/Flaring Pain
3 罠の橋/Ensnaring Bridge

オンスロート・ブロックミラディン・ブロック

環境有数の高速ビートダウンとして、引き続きメタの主流を占め続けた。特にダークスティール参入後は頭蓋骨絞め/Skullclampの登場によりゴブリン召集は最盛期を迎えることになる。また、頭蓋骨絞め/Skullclamp禁止後も勢力を維持し続け、最終的にオンスロート・ブロック退場までメタに残り続けることとなった。

なお、電結親和華やかなりし頃のスタンダードでは、のみならずアーティファクト破壊までもが投入されていた(藤田剛史日本選手権04を制したバージョンなど)。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (33)
4 火花鍛冶/Sparksmith
4 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
4 つつき這い虫/Clickslither
3 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
2 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
呪文 (4)
4 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
土地 (23)
19 山/Mountain
4 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
サイドボード
4 秘宝の障壁/Relic Barrier
3 硫黄の渦/Sulfuric Vortex
2 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
2 弧炎撒き/Arc-Slogger
2 火と氷の剣/Sword of Fire and Ice
2 ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher

エクステンデッド

オンスロート参入直後は、ラッキースライなどのスライ型が主流であり、使われるゴブリンもモグの狂信者/Mogg Fanaticなど軽いものが主体だった。

その後、スカージの参入後に、ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderコンボを活用する超高速ビートダウンデッキゴブヴァンテージが登場し、世界選手権03プロツアーニューオーリンズ03などで活躍を見せた。


Goblin Recruiter / ゴブリン徴募兵 (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。

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Goblin Ringleader / ゴブリンの首謀者 (3)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
ゴブリンの首謀者が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。これにより公開されたゴブリン(Goblin)・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

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キーカードゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterはすぐさま禁止カードに指定され、それ以後はクリーチャー偏重型のタイプや生ける屍/Living Deathを使用したDeath Goblin Wishなどが活躍した。

2005年ラヴニカ:ギルドの都参入に伴うローテーションでも主力となるオンスロート・ブロックには影響が無く、引き続き活躍するかに見えたが、エンジンとなる霊気の薬瓶/AEther Vialが禁止されてしまい、一時期勢力は急速に衰退を余儀なくされる。

しかし、時のらせんで新たに巣穴からの総出/Empty the Warrensを獲得し、マナ加速からストームをためて大量のトークンを並べるゴブリンストームが登場、再び活躍を見せ始めている。


Empty the Warrens / 巣穴からの総出 (3)(赤)
ソーサリー

赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)


サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (34)
4 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
2 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
4 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
4 ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
1 ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
1 火花鍛冶/Sparksmith
1 ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon
3 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
2 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
呪文 (6)
2 金属モックス/Chrome Mox
4 霊気の薬瓶/AEther Vial
土地 (20)
8 山/Mountain
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
3 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 森/Forest
4 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
4 帰化/Naturalize
2 過負荷/Overload
2 火花鍛冶/Sparksmith
1 ゴブリンの模造品/Goblin Replica
1 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
1 ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer

エターナル

ヴィンテージ

ゴブヴァンテージ、及びその発展形の食物連鎖ゴブリンが存在する。


Goblin Recruiter / ゴブリン徴募兵 (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリン徴募兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーからゴブリン(Goblin)・カードを望む枚数だけ探し、それらのカードを公開する。その後、ライブラリーを切り直し、それらを一番上に望む順番で置く。

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MoxBlack Lotusなどのヴィンテージ特有のマナ加速がこれらのデッキを旧エクステンデッドのものよりさらに凶悪に仕上げている。

レガシー

Type1.5からの移行に伴いゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter禁止カードに指定されたものの、メタの主流に存在している。


Goblin Lackey / ゴブリンの従僕 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

ゴブリンの従僕がプレイヤーにダメージを与えるたび、あなたはあなたの手札にあるゴブリン(Goblin)・パーマネント・カードを1枚、戦場に出してもよい。

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AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト

あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。


このデッキの活躍はエクステンデッドでは禁止されたゴブリンの従僕/Goblin Lackey霊気の薬瓶/AEther Vialの力によるところが大きい。このデッキに対抗するため、メインデッキ仕組まれた疫病/Engineered Plagueを採用するデッキも存在するほどである。

その驚異的なスピードにより、常にレガシーのトップメタに位置しているデッキであるが、ダークスティール霊気の薬瓶/AEther Vialが追加されて以来、デッキの基本構成がほとんど変化していない点も特徴的といえる。

また、最近ではメインのにもう1タッチして対応力を上げるのが一般的である。タッチする色によって以下のような特徴がある。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (34)
4 ゴブリンの従僕/Goblin Lackey
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver
4 ゴブリンの女看守/Goblin Matron
4 ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
4 宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
4 ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
3 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
1 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
1 ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
1 スカークの探鉱者/Skirk Prospector
呪文 (4)
4 霊気の薬瓶/AEther Vial
土地 (22)
6 山/Mountain
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 不毛の大地/Wasteland
4 リシャーダの港/Rishadan Port
サイドボード
4 Pyrokinesis
4 真髄の針/Pithing Needle
1 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
2 悪忌の守護神/Patron of the Akki
1 ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
3 発展の代価/Price of Progress

単のオーソドックスなバージョン。1枚挿しゴブリンゴブリンの女看守/Goblin Matronによって、その状況に応じてサーチされる。この枠はメタや個人の趣味によるものが大きく、その他にもゴブリンの王/Goblin King鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerなどが採用される事がある。

主なゴブリンデッキ

参考

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