ストリオン共鳴体/Strionic Resonator

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
14行: 14行:
 
*[[時の砂/Sands of Time]]の誘発型能力をストリオン共鳴体でコピーすることで、[[土地]]などで2マナ以上生み出せる状況であればアーティファクト、クリーチャー、土地のアンタップを[[無限]]回行うことができる。他に土地が1枚でもあれば無限マナ。
 
*[[時の砂/Sands of Time]]の誘発型能力をストリオン共鳴体でコピーすることで、[[土地]]などで2マナ以上生み出せる状況であればアーティファクト、クリーチャー、土地のアンタップを[[無限]]回行うことができる。他に土地が1枚でもあれば無限マナ。
 
**こちらも[[アップキープ・ステップ]]中に[[ゲーム]]を決める必要があるが、[[ティム]]なり[[インスタント]]の[[X火力]]なり、[[エンドカード]]はいくらでも考えられる。
 
**こちらも[[アップキープ・ステップ]]中に[[ゲーム]]を決める必要があるが、[[ティム]]なり[[インスタント]]の[[X火力]]なり、[[エンドカード]]はいくらでも考えられる。
 +
*なんらかの方法でストリオン共鳴体を[[クリーチャー化]]すればさらに無限コンボの幅は広がる。クリーチャーをアンタップする誘発型能力をコピーして、ストリオン共鳴体と「合計2マナ以上生み出せるクリーチャー」をアンタップできれば無限コピーが成立。
 +
**例えば[[戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader]]の誘発型能力をコピーし続ければ無限に追加の[[戦闘フェイズ]]を得られる。戦導者オレリアの攻撃が通る状況なら相手は即死する。残念ながらスタンダードではストリオン共鳴体をクリーチャー化する手段がなく、実現は不可能である。
  
 
==ルール==
 
==ルール==

2013年7月23日 (火) 21:20時点における版


Strionic Resonator / ストリオン共鳴体 (2)
アーティファクト

(2),(T):あなたがコントロールする誘発型能力1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。(誘発型能力には「~とき」「~たび」「~時に」のいずれかが書かれている。)


誘発型能力コピーするアーティファクトスタック上の呪文起動型能力をコピーするカードはいくつか存在するが、誘発型能力をコピーするものはこれが初。

様々なカードとのシナジーが考えられるが、これ自体は単体では何の仕事もしないカードであり、ちょっとしたシナジーがある程度ならばわざわざこれを採用する必要はない。決まれば勝利できるかそれに準ずるほどの強力なコンボが組めるか、ブリンク出産の殻のように誘発型能力を持つカードが多く存在するデッキならば採用する価値はあるか。

スタンダードではボロスの反攻者/Boros Reckoner冒涜の行動/Blasphemous Actの13点ダメージを倍化する使い方が考えられる。モダン以下の環境ではストームとの組み合わせが有力。

無限コンボの例

ルール

ルール文章に書かれていることはシンプルだが、実際に使用するとなると結構ややこしいカード。特に関連している能力に関するルールCR:607)は、このカードの登場に合わせて改訂されているので注意。

基本ルール
  • 注釈文にもある通り、基本的には「~とき/when」「~たび/whenever」「~時に/at」のいずれかの語を含むものが誘発型能力である。ただし、誘発型能力である(あるいは誘発型能力を含む)キーワード能力も存在する。
  • これはスタック上に存在するオブジェクトとしての誘発型能力をコピーする。パーマネントのルール文章に書かれた誘発型能力そのものを倍化するようなことはできない。
    • 地獄乗り/Hellriderを含む5体のクリーチャーで攻撃した場合、1点ダメージを与える誘発型能力5個がスタックに置かれる。このカードを使っても、ダメージ量は1点しか増やすことはできない。
  • どのような誘発型能力が「あなたコントロールする誘発型能力」となるのかについてはコントローラーを参照。
  • 誘発型能力の持つ情報のうち、具体的に何がコピーされるのかについてはコピー可能な値を参照。
  • コピーの発生源は、元となった誘発型能力の発生源と同一である。
個別の事例
  • 遅延誘発型能力も誘発型能力の一種であるため、コピーできる。ただし、単に生成されただけの遅延誘発型能力をコピーすることはできない。コピー可能なのは、あくまで誘発してスタックに置かれた遅延誘発型能力である。
  • マナ能力である誘発型能力(ザル=ターの古きもの/Zhur-Taa Ancientなど)は、スタックを用いず直ちに解決されるため、コピーすることはできない。
  • モードや複数の対象に対する割り振りはコピーされ変更できないが、能力の解決時に行われる選択はコピーされない。
    • 天使の散兵/Angelic Skirmisherの誘発型能力はモードの書式ではないので、キーワード能力は解決時に選ぶ。したがって、コピーと元々の能力それぞれで異なるキーワード能力を選択することができる。
    • 巨森のハイドラ/Vastwood Hydraの誘発型能力は対象を取らないので、カウンターの割り振りは解決時に決定する。したがって、コピーと元々の能力それぞれで異なる分配をすることができる。昇る星、珠眼/Jugan, the Rising Starとの違いに注意。
    • 「~とき/たび/時に、あなたは~してもよい。そうした場合、~する。」の書式で書かれた誘発型能力(強請など)は、解決時にコスト支払いを行う。そのような能力をコピーした場合、元の能力だけでなくコピーについても、効果を得たければ別途コストを支払う必要がある。
  • 一度領域を離れたオブジェクトは、再びその領域に戻ってきても別のオブジェクトとして扱われる点に注意。
  • 両面カード変身させる誘発型能力をコピーした場合、その両面カードは2度変身し、元の面に戻る。
    • 無謀な浮浪者/Reckless Waifの「無謀な浮浪者を変身させる」能力をコピーした場合、まずコピーが解決されて無謀な浮浪者は無慈悲な捕食者/Merciless Predatorに変身する。このケースでの「無謀な浮浪者」はそのオブジェクト自身のことを指しており、また両面カードは変身しても同一のオブジェクトとして扱うことから、元々の変身能力は「無慈悲な捕食者を変身させる」こととなり、無慈悲な捕食者は無謀な浮浪者に戻る。
    • 状況誘発である情け知らずのガラク/Garruk Relentlessの場合は、2度変身した後、状況に変化がなければ再度誘発し、夜の面になる。
関連している能力
  • 誘発型能力が関連している能力を持っていた場合、コピーもそれらの能力と関連する。関連している能力が「追放されたカード」を参照する場合、能力は追放された各カードを参照する。能力が「追放されたカード」の情報を参照する場合、それらは追放された各カードの情報の総和を使用する。能力が「追放されたカード」に何かしようとする場合、それは追放された各カードに対して行われる。

参考

MOBILE