フレイアリーズ/Freyalise

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ハーフエルフの女性[[プレインズウォーカー]]にして、[[ラノワール/Llanowar]][[フィンドホーン/Fyndhorn]]の女神と崇拝される。
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{{Otheruses|[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー用語]]|[[プレインズウォーカー・タイプ]]|フレイアリーズ}}
*エルフの血を引かない人間という説もある。
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'''フレイアリーズ'''/''Freyalise''は、[[アイスエイジ・ブロック]][[インベイジョン・ブロック]]、[[時のらせんブロック]]のキャラクター。[[カード]]としては[[統率者2014]]の[[ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar's Fury]]が初出。
  
[[アイスエイジ|氷河期]]初期の[[テリシア/Terisiare]]大陸の生まれ。孤児として、後に氷河に埋もれた都市国家 [[Storgard|Storgard(ストーガード)]]のClan Ruby(ルビー氏族)の指導者に拾われ、長じてCourt Mage(宮廷魔道師)になっていた。
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==解説==
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[[ハーフエルフ/Half-Elf]]([[人間/Human]]と[[エルフ/Elf]]の混血)の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。女性({{Gatherer|id=391215}})。[[アイスエイジ|氷河期]]初期の[[テリシア/Terisiare]]大陸の生まれ。[[ラノワール/Llanowar]]や[[フィンドホーン/Fyndhorn]]の女神と崇拝される。
  
都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染の[[Jason Carthalion|Jason Carthalion(ジェイソン・カルサリオン)]]と対決する。
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==ストーリー==
しかし、王を陰から操っていた[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]が決闘に介入し、彼らに殺されかけた時にプレインズウォーカーとなった。これまではルビー氏族の魔道士として[[赤]]の魔法に長けていたが、この機会に[[緑]]の魔法に転向している(2400[[AR]]頃の出来事)。
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孤児として、後に氷河に埋もれた都市国家 [[ストーガード/Storgard]]のClan Ruby(ルビー氏族)の指導者に拾われ、長じてCourt Mage(宮廷魔道師)になっていた。
<!-- その経緯は当時の煩雑とした話の中で、判断しかねるものが多くあり、定かではない。
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-Storgardを離れた氏族により、[[キイェルドー/Kjeldor]]が建国された。
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ストーガードの項に記載したのでここではコメントアウト。 -->
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後に[[Faralyn|Faralyn(ファラリン)]]に協力し、ファラリンに仕える[[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]][[Rhuell|Rhuell(リューエル)]]と共にthe Shard現象の調査を行う。
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都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染の[[Jason Carthalion]](ジェイソン・カルサリオン)と対決する。しかし、王を陰から操っていた[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]が決闘に介入し、彼らに殺されかけた時にプレインズウォーカーとなった。これまではルビー氏族の魔道士として[[]]の魔法に長けていたが、この機会に[[]]の魔法に転向している(2400[[AR]]頃の出来事)。
2934ARの[[Summit of the Null Moon|Summit of the Null Moon(虚月の頂上会談)]]に出席、the Shardに囚われたプレインズウォーカー同士の関係を見直し、憎しみを超えた協力を提案する。
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しかし、会談場はプレインズウォーカーたちの戦場と化し、リューエルとラヴィデルが命を落とす。
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フレイアリーズ自身もテヴェシュ・ザットとの戦いで敗れ、満身創痍となる(この時に隻眼となったようだ)。
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<!-- 彼女が登場するストーリーに関しては[[リム=ドゥール/Lim-Dul]][[レシュラック/Leshrac]]が関わっているとされる。
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後に[[Faralyn|Faralyn(ファラリン)]]に協力し、ファラリンに仕える[[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]]と[[クロミウム/Chromium (ストーリー)|ルエル/Rhuell]]と共に[[シャード/The Shard]]現象の調査を行う。2934ARの[[Summit of the Null Moon|Summit of the Null Moon(虚月の頂上会談)]]に出席、シャードに囚われたプレインズウォーカー同士の関係を見直し、憎しみを超えた協力を提案する。しかし、会談場はプレインズウォーカーたちの戦場と化し、ルエルとラヴィデルが命を落とす。フレイアリーズ自身もテヴェシュ・ザットとの戦いで敗れ、満身創痍となる。
その概要であるがレシュラックについての記述において、レシュラックがリム・ドゥール、デヴェシュ・ザットと結託して[[虚月/Null Moon]]の下で集会を開いたときに、彼女が召集された。そこでフレイアリーズは氷河時代において何人かのプレインズウォーカーの関係と、懸念について議論をおこなった。そしてドミナリアに近い次元であるシャンドラーの力を利用した計画を提案する。これは、プレインズウォーカーの監禁をやめ、シャンドラーの存在が氷河期の原因である十二の次元の破片(殻)を破壊する事となるのだ、と。
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しかし、レシュラックとテヴェシュ・ザットによくない考えが鎌首をもたげ、彼らは同じプレインズ・ウォーカーであるリューエルとレヴァイダルを殺してしまった。
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頂上会談の29日後、[[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]]を執り行い、氷河期を終結させ、シャードによる監禁を破壊する。このとき[[ケイサ/Kaysa]]とともに[[Ice Cauldron]]を駆使して、[[無限マナ]]をもって[[命の川/Stream of Life]]を使った、とも言われている。
事実関係に誤りがあるため、記述を変更。 -->
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頂上会談の29日後、[[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]]を執り行い、氷河期を終結させ、the Shardによる監禁を破壊する。
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*このとき[[Kaysa#ストーリー|ケイサ/Kaysa]]とともに[[Ice Cauldron]]を駆使して、100万点[[マナ]]をもって[[命の川/Stream of Life]]を使った、とも言われている。
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また、世界呪文に先立ち、[[ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalion]]をテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、[[シャンダラー/Shandalar]]へと敗走させている。
 
また、世界呪文に先立ち、[[ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalion]]をテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、[[シャンダラー/Shandalar]]へと敗走させている。
  
4205AR、[[ファイレクシア/Phyrexia]]の[[ドミナリア/Dominaria]]侵攻において、緑マナを駆使して応戦する。
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4205AR、[[ファイレクシア/Phyrexia]]の[[ドミナリア/Dominaria]]侵攻において、緑マナを駆使して応戦する。主に花を咲かせることによって守護をしようとしたらしいが、黒きマナに耐えられず押されていく形となった。しかし、ファイレクシアに次元爆弾を設置・起動することには成功した。
主に花を咲かせることによって守護をしようとしたらしいが、黒きマナに耐えられず押されていく形となった。
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しかし、ファイレクシアに次元爆弾を設置・起動する。
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<!-- [[破滅的な行為/Pernicious Deed]]の[[フレイバー・テキスト]]にその件が記されており、復讐の動機となったのはプレインズウォーカーとなった自分の契機だと思われる。
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'''「さあヨーグモス」と、フレイアリーズは爆弾を仕掛けながらつぶやいた。'''
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'''「裏切りの報いを受けるときがきたわよ」'''
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↑復讐の動機とフレイバー・テキストの関係がよく解りません。説明をお願いします。 -->
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こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。
 
こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。
<!-- 上記のフレイバー・テキストもそうであるが、数少ない資料の破片を追っていくと矛盾点があり、どれも混然としている。 -->
 
  
==平行世界==
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AR46世紀、[[スカイシュラウド/Skyshroud]]の[[時の裂け目/Rift]]を修復するために、スカイシュラウドの大部分と共に命を落とす。
#公式記事[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mc79 Backwards Through the Looking Glass]で明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、ドミナリアで策略を巡らす魔女(witch)として登場している。
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#AR46世紀、[[アーボーグ/Urborg]]の時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。~
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*Scott Mc Goughの非公式コメントによると、裂け目は[[コールドスナップ]]の時代の[[霧氷風/Rimewind#クリーチャー|ファイレクシア生物]]を運んできているとのこと。
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===[[次元の混乱]]===
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#公式記事[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/backwards-through-looking-glass-2007-03-01 Backwards Through the Looking Glass]で明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、ドミナリアで策略を巡らす魔女(witch)として登場している。
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#AR46世紀、[[アーボーグ/Urborg]]の時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。
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#*Scott Mc Goughの非公式コメントによると、裂け目は[[コールドスナップ]]の時代の[[霧氷風/Rimewind#クリーチャー|ファイレクシア生物]]を運んできているとのこと。
  
 
==訳語の変遷==
 
==訳語の変遷==
「Freyalise」は、[[第5版]]と[[第6版]]の[[フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder]]の[[フレイバー・テキスト]]で「フレイアリーズ」と訳される。
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「Freyalise」は、[[第5版]]と[[第6版]]の[[フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder]]の[[フレイバー・テキスト]]で「フレイアリーズ」と訳される。[[プレーンシフト]]と[[アポカリプス]]でも同様に訳された(ただし一部の日本語カードには「フレアリース」と書かれている)。この訳語は[[コールドスナップ]]でも踏襲され、[[フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance]]では[[カード名]]として初和訳された。
[[プレーンシフト]]と[[アポカリプス]]でも同様に(ただし一部の日本語カードには「フレアリース」と書かれている)訳されるとともに、いくつかのカードのイラストでその姿が描かれた。
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この訳語は[[コールドスナップ]]でも踏襲され、[[フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance]]では[[カード名]]として初和訳された。
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==登場==
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===登場カード===
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{{キャラクターを表すカード/フレイアリーズ}}
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====[[カード名]]に登場====
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;[[アイスエイジ]]
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:[[Freyalise Supplicant]]、[[Freyalise's Charm]]、[[Freyalise's Winds]]
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;[[コールドスナップ]]
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:[[フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance]]
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;[[ドミナリア]]
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:[[フレイアリーズの歌/Song of Freyalise]]
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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;[[アイスエイジ]]
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:[[Essence Filter]]、[[Fanatical Fever]]、[[Flooded Woodlands]]、[[Folk of the Pines]]、[[フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder]]、[[巨大化/Giant Growth]]、[[Maddening Wind]]、[[再生/Regeneration]]、[[Ritual of Subdual]]、[[Shambling Strider]]、[[繁茂/Wild Growth]]
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;[[アライアンス]]
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:[[Taste of Paradise]]
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;[[プレーンシフト]]
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:[[プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor]]、[[スカイシュラウドの祝福/Skyshroud Blessing]]
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;[[アポカリプス]]
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:[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]、[[平穏な道/Tranquil Path]]
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;[[コールドスナップ]]
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:[[テヴェシュ・ザットの信奉者/Disciple of Tevesh Szat]]、[[タマノーア/Tamanoa]]
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;[[時のらせん]]
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:[[カメレオンのぼやかし/Chameleon Blur]]、[[宝革スリヴァー/Gemhide Sliver]]、[[霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver]]、[[緑探し/Greenseeker]]、[[念動スリヴァー/Telekinetic Sliver]]
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;[[未来予知]]
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:[[野蛮の怒り/Force of Savagery]]、[[物静かな破損/Quiet Disrepair]]
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;[[第10版]]
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:[[再生/Regeneration]](新規、[[プレミアム・カード]]のみ)、[[湧出/Upwelling]]
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;[[ドミナリア]]
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:[[高木の武装/Arbor Armament]]
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;[[エターナルマスターズ]]
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:[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]
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;[[団結のドミナリア]]
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:[[柏槙教団の樹根織り/Juniper Order Rootweaver]]
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====[[絵|イラスト]]に登場====
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;[[プレーンシフト]]
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:[[プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor]]
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;[[アポカリプス]]
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:[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]
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;[[ドミナリア]]
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:[[ドミナリアの大修復/The Mending of Dominaria]](木像)、[[フレイアリーズの歌/Song of Freyalise]]
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;[[SDCCプロモーション・カード]]
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:[[生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force]]
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;[[団結のドミナリア]]
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:[[ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans]](右から4番目)、[[世界呪文/The World Spell]]
  
==登場カード==
+
===登場作品・登場記事===
*[[プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor]]
+
*[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/freyalise FREYALISE]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA フレイアリーズ](公式サイト)
*[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]
+
*[[The Twilight Kingdom]] (アメコミ版アイスエイジvol.1)
 +
*[[The Shard]] (アメコミ版アイスエイジvol.3)
 +
*[[Forever Silent The World]] (アメコミ版アイスエイジvol.4)
 +
*The Ambassador's Journal ([[Encyclopedia Dominia]]の掌編)
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*Still Waters, Deep Roots (Encyclopedia Dominiaの掌編)
 +
*Taysir's Journal (Encyclopedia Dominiaの掌編)
 +
*Freyalise、Llanowar Elves、Order of the Steel Leaf (Encyclopedia Dominiaの見出し語)
 +
*[[The Eternal Ice]] (小説)
 +
*[[The Shattered Alliance]] (小説)
 +
*[[Invasion]] (小説)
 +
*[[Planeshift]] (小説)
 +
*[[Apocalypse]] (小説)
 +
*[[Time Spiral]] (小説)
 +
*[[Planar Chaos]] (小説)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/checking-planeswalkers-2015-2015-08-19 Checking in on the Planeswalkers (2015)]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015523/ プレインズウォーカー達の現状2015](Feature 2015年8月19日 [[Mel Li]]著)
 +
*[https://mtg-jp.com/world/planeswalkers/0011/ フレイアリーズ略歴](公式サイト)
 +
*[https://mtg-jp.com/reading/topics/?search&mainTag=1&tag=58&q=フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚 フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚](マジック日本公式サイト [[浅原晃]]著)
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[ナイン・タイタンズ]]
+
*[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]
<!-- --[[ウルザ/Urza]]
+
--[[テイザー/Taysir]]
+
--[[ダリア/Daria]]
+
--[[フレイアリーズ/Freyalise]]
+
--[[クリスティナ/Kristina]]
+
--[[ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace]]
+
--[[ガフ提督/Commodore Guff]]
+
--[[ボウ・リヴァー/Bo Levar]]
+
--[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]] -->
+
*[[The Twilight Kingdom]](アメコミ版アイスエイジvol.1)
+
*[[The Shard]](アメコミ版アイスエイジvol.3)
+
*[[Forever Silent The World]](アメコミ版アイスエイジvol.4)
+
*The Ambassador's Journal([[Encyclopedia Dominia]]の掌編)
+
*Still Waters, Deep Roots(Encyclopedia Dominiaの掌編)
+
*Taysir's Journal(Encyclopedia Dominiaの掌編)
+
*Freyalise、Llanowar Elves、Order of the Steel Leaf(Encyclopedia Dominiaの見出し語)
+
*[[The Eternal Ice]](小説)
+
*[[The Shattered Alliance]](小説)
+
*[[Invasion]](小説)
+
*[[Planeshift]](小説)
+
*[[Apocalypse]](小説)
+
*[[Time Spiral]](小説)
+
*[[Planar Chaos]](小説)
+
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
  
 +
{{DEFAULTSORT:ふれいありいす}}
 
[[Category:アイスエイジの人物]]
 
[[Category:アイスエイジの人物]]
 
[[Category:プレインズウォーカー]]
 
[[Category:プレインズウォーカー]]

2022年9月30日 (金) 22:57時点における最新版

フレイアリーズ/Freyaliseは、アイスエイジ・ブロックインベイジョン・ブロック時のらせんブロックのキャラクター。カードとしては統率者2014ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar's Furyが初出。

目次

[編集] 解説

ハーフエルフ/Half-Elf人間/Humanエルフ/Elfの混血)のプレインズウォーカー/Planeswalker。女性(イラスト)。氷河期初期のテリシア/Terisiare大陸の生まれ。ラノワール/Llanowarフィンドホーン/Fyndhornの女神と崇拝される。

[編集] ストーリー

孤児として、後に氷河に埋もれた都市国家 ストーガード/StorgardのClan Ruby(ルビー氏族)の指導者に拾われ、長じてCourt Mage(宮廷魔道師)になっていた。

都市に迫る氷河から逃れるため別の地域に移住しようという一派が現れた際に、離脱を許すかどうかを代表者の決闘で決めることになり、王の命により幼馴染のJason Carthalion(ジェイソン・カルサリオン)と対決する。しかし、王を陰から操っていたテヴェシュ・ザット/Tevesh Szatが決闘に介入し、彼らに殺されかけた時にプレインズウォーカーとなった。これまではルビー氏族の魔道士としての魔法に長けていたが、この機会にの魔法に転向している(2400AR頃の出来事)。

後にFaralyn(ファラリン)に協力し、ファラリンに仕えるRavidel(ラヴィデル)ルエル/Rhuellと共にシャード/The Shard現象の調査を行う。2934ARのSummit of the Null Moon(虚月の頂上会談)に出席、シャードに囚われたプレインズウォーカー同士の関係を見直し、憎しみを超えた協力を提案する。しかし、会談場はプレインズウォーカーたちの戦場と化し、ルエルとラヴィデルが命を落とす。フレイアリーズ自身もテヴェシュ・ザットとの戦いで敗れ、満身創痍となる。

頂上会談の29日後、フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spellを執り行い、氷河期を終結させ、シャードによる監禁を破壊する。このときケイサ/KaysaとともにIce Cauldronを駆使して、無限マナをもって命の川/Stream of Lifeを使った、とも言われている。

また、世界呪文に先立ち、ジェウール・カルサリオン/Jaeuhl Carthalionをテヴェシュ・ザットへ刺客として送り出し、シャンダラー/Shandalarへと敗走させている。

4205AR、ファイレクシア/Phyrexiaドミナリア/Dominaria侵攻において、緑マナを駆使して応戦する。主に花を咲かせることによって守護をしようとしたらしいが、黒きマナに耐えられず押されていく形となった。しかし、ファイレクシアに次元爆弾を設置・起動することには成功した。

こののち、ドミナリアとファイレクシアの激しい戦を生き延びている。

AR46世紀、スカイシュラウド/Skyshroud時の裂け目/Riftを修復するために、スカイシュラウドの大部分と共に命を落とす。

[編集] 次元の混乱

  1. 公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、ドミナリアで策略を巡らす魔女(witch)として登場している。
  2. AR46世紀、アーボーグ/Urborgの時の裂け目からは氷河期に適応した新種のファイレクシア機械生物群が出現。その裂け目が通じる並行世界では、フレイアリーズが世界呪文を行わずファイレクシアも早期に侵攻したと推測されている。

[編集] 訳語の変遷

「Freyalise」は、第5版第6版フィンドホーンの古老/Fyndhorn Elderフレイバー・テキストで「フレイアリーズ」と訳される。プレーンシフトアポカリプスでも同様に訳された(ただし一部の日本語カードには「フレアリース」と書かれている)。この訳語はコールドスナップでも踏襲され、フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radianceではカード名として初和訳された。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

アイスエイジ
Freyalise SupplicantFreyalise's CharmFreyalise's Winds
コールドスナップ
フレイアリーズの輝き/Freyalise's Radiance
ドミナリア
フレイアリーズの歌/Song of Freyalise

[編集] フレイバー・テキストに登場

アイスエイジ
Essence FilterFanatical FeverFlooded WoodlandsFolk of the Pinesフィンドホーンの古老/Fyndhorn Elder巨大化/Giant GrowthMaddening Wind再生/RegenerationRitual of SubdualShambling Strider繁茂/Wild Growth
アライアンス
Taste of Paradise
プレーンシフト
プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favorスカイシュラウドの祝福/Skyshroud Blessing
アポカリプス
破滅的な行為/Pernicious Deed平穏な道/Tranquil Path
コールドスナップ
テヴェシュ・ザットの信奉者/Disciple of Tevesh Szatタマノーア/Tamanoa
時のらせん
カメレオンのぼやかし/Chameleon Blur宝革スリヴァー/Gemhide Sliver霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver緑探し/Greenseeker念動スリヴァー/Telekinetic Sliver
未来予知
野蛮の怒り/Force of Savagery物静かな破損/Quiet Disrepair
第10版
再生/Regeneration(新規、プレミアム・カードのみ)、湧出/Upwelling
ドミナリア
高木の武装/Arbor Armament
エターナルマスターズ
ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
団結のドミナリア
柏槙教団の樹根織り/Juniper Order Rootweaver

[編集] イラストに登場

プレーンシフト
プレインズウォーカーの好意/Planeswalker's Favor
アポカリプス
破滅的な行為/Pernicious Deed
ドミナリア
ドミナリアの大修復/The Mending of Dominaria(木像)、フレイアリーズの歌/Song of Freyalise
SDCCプロモーション・カード
生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force
団結のドミナリア
ウルザ、タイタンズを組織する/Urza Assembles the Titans(右から4番目)、世界呪文/The World Spell

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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