不屈の自然/Rampant Growth

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[[基本土地]][[サーチ]][[呪文]]。
 
[[基本土地]][[サーチ]][[呪文]]。
  
[[効果]]は地味なのだが、[[土地]]は[[マナ・クリーチャー]]と違い[[除去]]されにくく、[[デッキ圧縮]]もできる点が便利。[[神の怒り/Wrath of God]]などのために3[[ターン]]目に確実に4[[マナ]]に到達するために使われたり、[[所有地カード]]([[版図]])や[[烈日]]の補助にもなる。
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[[土地]]は[[除去]]されにくいため妨害されづらく、どの基本土地でも持ってくることができるため[[多色デッキ]][[マナ基盤]]補助にも向き、また地味ながら[[デッキ圧縮]]も兼ねる。[[マナ・クリーチャー]]などと比べると爆発力などでは劣るものの、確実性の面で優れた[[マナ加速]]手段である。
  
基本土地をサーチする呪文には、同時期に[[基本セット]]にいたこともある[[荒々しき自然/Untamed Wilds]]という先輩があるが、それよりも[[マナ・コスト]][[軽い|軽く]]なった分、使いやすくなっている。また、[[マナ加速]]という観点では、エンチャント(土地)の[[肥沃な大地/Fertile Ground]]が類似している。
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登場からしばらくの間、この手の基本土地をサーチする呪文は[[構築]]ではあまり使われていなかった。使われるようになったのは[[ハルマゲドン/Armageddon]]が落ちたことと無関係ではないだろう。特に[[オンスロート]]以降は出番が増えており、[[多色地形]]に恵まれなかった時期や、[[所有地カード]][[版図]])や[[上陸]]と言った「土地を[[展開]]すること」それ自体を活かせるシステムが登場した時期など、適した[[環境]]が整ってくると[[スタンダード]]でよく見かけるようになる。
  
[[オンスロート]]以降で[[スタンダード]]が全体的に遅くなるまで、相当強力なものや一部の[[デッキ]][[5色デッキ]]なのに[[特殊地形]]を使わない[[ドメイン]]など)のほかは、この手の基本土地をサーチする呪文は[[構築]]ではあまり使われていなかった。使われるようになったのは[[ハルマゲドン/Armageddon]]が落ちたことや、オンスロート以降、多色の土地に恵まれなかったことなどが大きい。
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[[第6版]][[第7版]]時の[[ドメイン]][[基本セット2012]]時の[[ヴァラクート]]のように「基本土地をなるべくたくさん出したい[[コントロール (デッキ)|コントロール・デッキ]]」との相性は抜群であり、実際よく使われた。またそうでなくとも確実性の面から採用するデッキも少なくなく、いわゆる[[ランプ]]系のデッキでは基本パーツであるし、他にも例えば[[基本セット2010]]時の[[ジャンドコントロール|ジャンド]]では、弱点であるマナ基盤を責めてくる[[広がりゆく海/Spreading Seas]]などが流行してきたという当時の[[メタゲーム]]を受け、これを採用したタイプ(通称ランパンジャンド)が登場している。
  
[[基本セット2010]][[再録]]時は[[ジャンドコントロール|ジャンド]]が採用する場合があった。[[続唱]]からめくれると弱いものの、ジャンド最大の敵であった[[色事故]]を防止でき、当時流行の[[広がりゆく海/Spreading Seas]]など土地攻撃への耐性もつけられたためである。不屈の自然を採用した型をランパンジャンドという。
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バランスのとれた名カードであり、[[基本セット]]の常連。たまに[[再録]]を逃すこともあるが、その場合も[[耕作/Cultivate]][[遥か見/Farseek]][[地勢/Lay of the Land]]などのバリエーションに席を譲っているだけで、この手の土地サーチ自体が欠落しているというケースはほとんどない。
 
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また[[基本セット2012]]再録においては、最も基本的なランド[[マナ加速|ブースト]]ということで[[ヴァラクート]]を大いに助けた。
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2012年10月5日に、[[多色カード]]が多い[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の発売をもって、[[遥か見/Farseek]]と交換で再度スタンダードから落ちる。
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*同時期に[[基本セット]]にいたこともある[[荒々しき自然/Untamed Wilds]]という先輩があるが、それよりも[[マナ・コスト]]が[[軽い|軽く]]なったため、使いやすくなっている。また、[[マナ加速]]という観点では、エンチャント(土地)の[[肥沃な大地/Fertile Ground]]が類似している。
 
*「Rampant」は植物に関しては「広い範囲に豊かに育っている=繁茂する、はびこる」の意味合い。「Rampant Growth」を「不屈の自然」とするのは、他の「Growth」を[[カード名]]に冠するマナ加速系カード(例えば、[[繁茂/Wild Growth]]や[[原初の成長/Primal Growth]]など)と比べて翻訳者の味付けが強めに出ている。
 
*「Rampant」は植物に関しては「広い範囲に豊かに育っている=繁茂する、はびこる」の意味合い。「Rampant Growth」を「不屈の自然」とするのは、他の「Growth」を[[カード名]]に冠するマナ加速系カード(例えば、[[繁茂/Wild Growth]]や[[原初の成長/Primal Growth]]など)と比べて翻訳者の味付けが強めに出ている。
 
*英名から'''ランパン'''と呼ばれることがある。
 
*英名から'''ランパン'''と呼ばれることがある。

2013年10月6日 (日) 05:54時点における版


Rampant Growth / 不屈の自然 (1)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。


基本土地サーチ呪文

土地除去されにくいため妨害されづらく、どの基本土地でも持ってくることができるため多色デッキマナ基盤補助にも向き、また地味ながらデッキ圧縮も兼ねる。マナ・クリーチャーなどと比べると爆発力などでは劣るものの、確実性の面で優れたマナ加速手段である。

登場からしばらくの間、この手の基本土地をサーチする呪文は構築ではあまり使われていなかった。使われるようになったのはハルマゲドン/Armageddonが落ちたことと無関係ではないだろう。特にオンスロート以降は出番が増えており、多色地形に恵まれなかった時期や、所有地カード版図)や上陸と言った「土地を展開すること」それ自体を活かせるシステムが登場した時期など、適した環境が整ってくるとスタンダードでよく見かけるようになる。

第6版第7版時のドメイン基本セット2012時のヴァラクートのように「基本土地をなるべくたくさん出したいコントロール・デッキ」との相性は抜群であり、実際よく使われた。またそうでなくとも確実性の面から採用するデッキも少なくなく、いわゆるランプ系のデッキでは基本パーツであるし、他にも例えば基本セット2010時のジャンドでは、弱点であるマナ基盤を責めてくる広がりゆく海/Spreading Seasなどが流行してきたという当時のメタゲームを受け、これを採用したタイプ(通称ランパンジャンド)が登場している。

バランスのとれた名カードであり、基本セットの常連。たまに再録を逃すこともあるが、その場合も耕作/Cultivate遥か見/Farseek地勢/Lay of the Landなどのバリエーションに席を譲っているだけで、この手の土地サーチ自体が欠落しているというケースはほとんどない。

関連カード

主な亜種

ライブラリーから土地戦場に出すカードを列挙する。

特に明記されていないものは、基本土地1枚をタップ状態で戦場に出す。また、点数で見たマナ・コストが記されているもののマナ・コストは、シングルシンボル

内蔵しているクリーチャー

CIP能力で内蔵しているものは彼方地のエルフ/Farhaven Elfを参照。

参考

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