感染

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(記述をいくつか追加。)
15行: 15行:
 
感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージはクリーチャーに残らない。そうではなく、それはその点数に等しい[[-1/-1カウンター]]をそのクリーチャーの上に置く。
 
感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージはクリーチャーに残らない。そうではなく、それはその点数に等しい[[-1/-1カウンター]]をそのクリーチャーの上に置く。
  
感染を持つ発生源から[[プレイヤー]]に与えられたダメージはそのプレイヤーのライフを失わせない。そうではなく、それはその点数に等しい数の[[毒カウンター]]をそのプレイヤーに与える。
+
感染を持つ発生源から[[プレイヤー]]に与えられたダメージはそのプレイヤーの[[ライフ]]を失わせない。そうではなく、それはその点数に等しい数の[[毒カウンター]]をそのプレイヤーに与える。
  
 
==解説==
 
==解説==
22行: 22行:
 
ミラディンの傷跡ブロックは[[毒カウンター]]を1つのテーマとしており、感染能力は主に[[ファイレクシア/Phyrexia|ファイレクシア勢力]]の[[黒]]や[[緑]]、[[アーティファクト]]のカードが持つ。
 
ミラディンの傷跡ブロックは[[毒カウンター]]を1つのテーマとしており、感染能力は主に[[ファイレクシア/Phyrexia|ファイレクシア勢力]]の[[黒]]や[[緑]]、[[アーティファクト]]のカードが持つ。
  
従来の毒カウンターを与える能力はクリーチャー間戦闘では意味を持たず、かつそれを持つクリーチャーは同コスト帯の他クリーチャーよりもP/T面が劣ることが多く、不利になりがちだった。感染能力を持つクリーチャーはサイズがやや改善され、さらに-1/-1カウンターによる継続的な影響力から、クリーチャー間戦闘でも軽視できない存在となった。
+
従来の毒カウンターを与える能力はクリーチャー間戦闘では意味を持たず、かつそれを持つクリーチャーは同[[コスト]]帯の他クリーチャーよりも[[P/T]]面が劣ることが多く、不利になりがちだった。感染能力を持つクリーチャーは[[サイズ]]がやや改善され、さらに-1/-1カウンターによる継続的な影響力から、クリーチャー間戦闘でも軽視できない存在となった。
  
プレイヤーに与えるダメージ効率の観点では、毒カウンター1個は2ダメージに相当する。そのため、[[パンプアップ]]との相性が非常に良く、攻撃が通れば[[強化]]能力は通常の2倍の効率で作用する。同様な理由で、[[二段攻撃]]との相性も良い。
+
プレイヤーに与えるダメージ効率の観点では、毒カウンター1個は2ダメージに相当する。そのため、[[パンプアップ]]との相性が非常に良く、[[攻撃]]が通れば[[強化]]能力は通常の2倍の効率で作用する。同様な理由で、[[二段攻撃]]との相性も良い。
*例えば、2ターン目に[[胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr]]などの2マナ・パワー1の感染持ちを召喚し、3ターン目にそれを対象に[[突撃のストロボ/Assault Strobe]]を唱えて、[[キッカー]]した[[巨森の蔦/Vines of Vastwood]]などでパワーを+4以上強化すると、3ターンキルである。
+
*例えば、2[[ターン]]目に[[胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr]]などの2[[マナ]]・[[パワー]]1の感染持ちを召喚し、3ターン目にそれを対象に[[突撃のストロボ/Assault Strobe]]を唱えて、[[キッカー]]した[[巨森の蔦/Vines of Vastwood]]などでパワーを+4以上強化すると、3ターンキルである。
  
 
===ルール===
 
===ルール===

2010年11月17日 (水) 17:31時点における版

感染/Infect
種別 常在型能力
登場セット ミラディンの傷跡
CR CR:702.90

感染/Infectは、ミラディンの傷跡で登場したキーワード能力。それを持つ発生源が与えるダメージの性質を変える常在型能力である。


Cystbearer / 嚢胞抱え (2)(緑)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ビースト(Beast)

感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)

2/3

定義

感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージはクリーチャーに残らない。そうではなく、それはその点数に等しい-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。

感染を持つ発生源からプレイヤーに与えられたダメージはそのプレイヤーのライフを失わせない。そうではなく、それはその点数に等しい数の毒カウンターをそのプレイヤーに与える。

解説

感染を持つ発生源がクリーチャーに与えるダメージは-1/-1カウンターの形で残り、クリーチャーを恒久的に弱体化させる。その性質から、頑強およびに再生破壊されないクリーチャーへの対策になる。

ミラディンの傷跡ブロックは毒カウンターを1つのテーマとしており、感染能力は主にファイレクシア勢力アーティファクトのカードが持つ。

従来の毒カウンターを与える能力はクリーチャー間戦闘では意味を持たず、かつそれを持つクリーチャーは同コスト帯の他クリーチャーよりもP/T面が劣ることが多く、不利になりがちだった。感染能力を持つクリーチャーはサイズがやや改善され、さらに-1/-1カウンターによる継続的な影響力から、クリーチャー間戦闘でも軽視できない存在となった。

プレイヤーに与えるダメージ効率の観点では、毒カウンター1個は2ダメージに相当する。そのため、パンプアップとの相性が非常に良く、攻撃が通れば強化能力は通常の2倍の効率で作用する。同様な理由で、二段攻撃との相性も良い。

ルール

  • (クリーチャーでない)プレインズウォーカーにダメージを与える場合は、通常通り処理される。すなわち、ダメージと同数の忠誠カウンターをプレインズウォーカーから取り除く。
  • ダメージを与えられた状態でも、クリーチャーがそのダメージを負うことはない。
    • (例)4/3のクリーチャーが、感染を持つ発生源から2点のダメージを受けた場合、「-1/-1カウンターが2つ載せられた4/3のクリーチャー」、すなわち2/1となって戦場に残る。
  • これはダメージを受けたあとの処理を変更する。ダメージを置換するわけではない。
    • 感染による作用で-1/-1カウンターが載せられても、「ダメージを与えられた」状態であることに変わりはない。
    • ダメージなので、軽減することができる。
    • 例えば、この能力と絆魂とを同時に持つクリーチャーがダメージを与えても、絆魂は機能する。接死についても同様である。
  • 感染のルールは、感染自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールにより、「発生源が感染を持つかどうか」が参照される。そのため、この処理は最後の情報を参照する。
    • 感染を持つパーマネントが効果によってダメージを与える前にそれが戦場を離れても、戦場を離れた時点で感染を持っていたのならばこの処理が適用される。

その他

  • 一つの発生源が感染と萎縮の両方をもっても、クリーチャーに置かれるカウンターは倍にはならない。
  • ロード的な存在として、法務官の手/Hand of the Praetorsがいる。
  • Diseased Verminは、感染カウンターを使用するが、上記の感染能力とは無関係である。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE