紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster

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Chandra, Pyromaster / 紅蓮の達人チャンドラ (2)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)

[+1]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とし、そのプレイヤーかプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールするクリーチャーを最大1体まで対象とする。紅蓮の達人チャンドラはその前者に1点のダメージを与え、その後者に1点のダメージを与える。このターン、その後者ではブロックできない。
[0]:あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。
[-7]:あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードを追放する。これにより追放されたインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を選び、それを3回コピーする。あなたはそれらのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

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基本セット2014のキービジュアルにもなった4種類目のチャンドラ忠誠度能力火力ブロック制限ライブラリーカードプレイ、ライブラリーのカードのコピー

目次

解説

+1能力
プレイヤー1人とクリーチャー1体に対する1点火力。強盗/Muggingのようなブロックを封じる効果も付いている。
主な役割はタフネス1クリーチャーの除去であり、炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrandのプラス能力同様、環境にどれだけタフネス1が存在するかで大きく強さの変わる能力と言える。タフネス2以上のブロッカーの排除としても有用だが、クリーチャーを攻撃に回すとその分このカードの守りが手薄になるため、使い時は見極めたい。
±0能力
天駆ける隊商/Aerial Caravan起動型能力と同等の、ライブラリーの一番上のカードのプレイ。
次のターン以降に持ち越せない擬似的な1ドローと考えることができる。パーミッションのような手札を温存するタイプのデッキでは使いにくいが、ビートダウンバーンのようなデッキではほぼ毎ターンカード・アドバンテージを得られる能力であり、優秀。
このカードを唱えたターンはすでに4マナ消費していることと、土地は通常1ターンに1枚しかプレイできないことに注意。例えば4枚目の土地を置いてこのカードを唱えた場合、即座にこの能力を起動してもほとんどのカードをプレイすることができない。
-7能力
ライブラリーの上から10枚に含まれるインスタント・カードかソーサリー・カード1枚を、3倍にして唱える。
を含むデッキなら大抵何らかの単体火力が入っているので、それを引き当てれば対戦相手ライフの半分程度を削るか、もしくは盤面に大打撃を与えることができる。この能力だけで勝利することは難しいが、ビートダウン戦略のサポートとしては十分な威力。
デッキのインスタント・ソーサリー比率がさほど高くない場合、不発のリスクは無視できるものではない。安全策を取り、忠誠度が7に達しても+1能力か±0能力を使い続けるのも選択肢の一つ。

+1能力が相手を選び、±0能力が登場したターンに使いにくいため、最初の能力起動で(ライフを1点削る以外の)アドバンテージを獲得できない状況に陥りやすいのが大きな難点。幸い初期忠誠度は高く、1体の攻撃や1枚の火力では落とされにくいが、複数体の攻撃や戦慄掘り/Dreadboreによってターンが返ってくる前に墓地送りにされてしまうと非常に苦しい。

とはいえドローエンジンのような働きをするカードは赤には貴重であり、メタゲーム次第では+1能力も強力。構築で使われる可能性は十分あるだろう。

ルール

「能力の解決後、カード・タイプが定めるタイミングでマナ・コスト支払って唱えることを許可する」能力と「能力の解決中に、カード・タイプが定めるタイミングを無視してマナ・コストを支払うことなく唱える」能力の両方を持っているため、混同に注意。

+1能力
  • プレイヤーは必ず対象に取らなければならないが、クリーチャーは「最大1体まで」とあるので対象に取らないことも適正である。
  • 軽減されるなどして対象のクリーチャーにダメージ与えられなかった場合でも、このターン、そのクリーチャーはブロックに参加できなくなる。
±0能力
  • 追放したカードが土地であった場合、このターン、それを「土地のプレイ」のルールに従ってプレイし、戦場に出すことができる。
    • あなたのターンのメイン・フェイズの間で、あなたが優先権を持っており、かつスタックが空である時(いわゆるソーサリー・タイミング)のみプレイできる。
    • Fastbondなどの効果が適用されているのでないならば、このターンにすでに土地をプレイしている場合、追放した土地カードをプレイすることはできない。また追放した土地カードをプレイした場合、このターン新たに土地をプレイすることはできない。
  • 追放したカードが土地以外のカード・タイプであった場合、このターン、それを呪文として唱えることができる。
    • 瞬速を持たないパーマネント・カードおよびソーサリー・カードは、通常通りソーサリー・タイミングでしか唱えられない。
    • 唱える際には、そのカードのマナ・コストおよび強制の追加コスト投げ飛ばし/Fling生け贄など)を支払う必要がある。任意の追加コスト(キッカーコストなど)は支払うかどうかを選択できる。また、代替コスト超過コストなど)を支払って唱えることもできる。
    • 融合は手札から唱える時のみ使用できる能力である。融合を持つ分割カードを追放した場合、両方の半分を唱えることはできない。
  • 追放したカードがマナ・コストを持たず、かつ土地でもなかった場合(死せる生/Living Endなど)、それをプレイすることはできない。マナ・コストの無いカードも参照。
-7能力
  • これはカードのコピーを追放領域内に生成してそれを唱える能力であり、唱えられた呪文をコピーする余韻/Reverberateなどとは扱いが異なる。詳細はコピーを参照。
  • カードの持つ情報のうち、具体的に何がコピーされるのかについてはコピー可能な値を参照。
  • 2文目の「これにより追放された」カードとは、2文目の処理の直前に行われた1文目の処理によって追放されたカードのことを指す。±0能力や、以前起動した-7能力で追放したカードをコピーすることはできない。
  • 唱えられるのはカードのコピーであり、コピー元のカードは追放領域に置かれたままである。
  • コピーは必ず3つ作らなければならないが、唱えるのはそのうちのいくつでもよい。3つとも唱えるか、1つも唱えないかの二択ではない。
    • 唱えられなかったコピーは、能力の解決後に状況起因処理で消滅する。
  • 分割カードをコピーした場合、左右どちらを唱えるのかはそれぞれ個別に選択する。前述の通り、融合を使用することはできない。
  • 能力の解決中に唱えるので、カード・タイプに基づく唱えるタイミングの制限は適用されない。ただし、Berserkなどのルール文章に書かれたタイミングの制限は守らなければならない。
  • 「マナ・コストを支払うことなく唱える」こと自体が代替コストであるため、別の代替コストを支払うことはできない。任意の追加コストは支払うかどうかを選択でき、強制の追加コストは必ず支払わなければならない。
  • マナ・コストに(X)が含まれる場合、Xの値は0になる。

開発秘話

「ライブラリーの一番上のカードの期限付きのプレイ許可」はこれまで基本的に役割とされてきたものであるが、このカードから赤の役割として扱われることとなった。

始まりは、ユーザーの質問に答えるMark Rosewaterのブログ「Blogatog」におけるやり取りである。赤のカラーパイが他のに比べて小さいのではないかという質問を受けたMarkは、「現在赤にないが、赤にあるべきだと思うもの」について読者に逆質問を行った。この時寄せられた意見の一つに、「使える期間が制限されているというデメリットを付けた上で、赤にもっと多くの能力を使わせるのはどうか」というものがあった。Markはこのアイディアを気に入り、好きなカードの1枚であるエルキンの壷/Elkin Bottleから着想を得て、「使わないと失われるドロー」を新たな赤の役割とすることを思いついた。

一方、4番目のチャンドラを制作していたR&Dは、これまでのチャンドラがあまりトーナメント実績の高いカードとは言えないこと、そしてそれが基本セット2014の顔となる存在であることから、新しいチャンドラをこれまでよりも強力なものにしようとしていた。そこでMarkから提案されたのが、この「使わないと失われるドロー」の案であった。「歴史的に見て、プレインズウォーカーを強くするにはカード・アドバンテージに関する能力を入れる必要があり、単純な火力カードのアドバンテージというのは『面白い』ものにはなりにくい」「チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの個性である、賢いが衝動的な振る舞いを反映した能力を入れることは、プレインズウォーカーのデザインの多様性を保つことに繋がる」という2つの観点から、この案は受け入れられ、新しいチャンドラの能力の一つとして採用されることとなったのである(Working Your Core/『基本』的な働きおよび下記リンク参照)。

関連カード

サイクル

基本セット2014プレインズウォーカーサイクル紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beastsは新規カード、それ以外は再録

ストーリー

詳細はチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)を参照。

参考

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