王神の贈り物

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2018年4月9日 (月) 21:06時点における版

この項目ではデッキについて記述しています。 破滅の刻初出のアーティファクト・カードについては王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftをご覧ください。

王神の贈り物（God-Pharaoh's Gift）は、王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftをキーカードとするコンボデッキ。破滅の刻参入後のスタンダード環境に存在する。ギフト(Gift)、王神、GPGなど短縮した呼び名も使われる。

概要

査問長官/Minister of Inquiriesや機知の勇者/Champion of Witsなどで墓地を肥やし、来世への門/Gate to the Afterlifeか復元/Refurbishで王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftを直接戦場に出して、次々に生成されるクリーチャーのコピー・トークンで殴り勝つ。

キーカードが無色であるため、デッキカラーは柔軟性が高い。各種墓地肥やしのために青はほぼ確実に採用される。次点は復元に加え、制圧力の高い発明の天使/Angel of Inventionや激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulkを使える白。

• マリオネットの達人/Marionette Masterと金属製の巨像/Metalwork Colossusによる大量ライフロスコンボが搭載されることもある。手順は以下の通り。

1. マリオネットの達人と金属製の巨像を墓地に送り、王神の贈り物を戦場に出す。
2. 王神の贈り物でマリオネットの達人のコピー・トークンを生成。さらに製造で3体の霊気装置・トークンを生成する。
3. 墓地の金属製の巨像の能力を起動し、起動コストとして霊気装置2体を生け贄に捧げる。
4. マリオネットの達人の能力が2回誘発し、スタックに置かれる。
5. 金属製の巨像の能力が解決する前にもう一度同じ能力を起動し、霊気装置1体と王神の贈り物を生け贄に捧げる。マリオネットの達人の能力がもう2回誘発する。
6. マリオネットの達人（サイズは4/4）の能力が合計4回解決され、対戦相手は16点のライフを失う。

カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン・ブロック期

ローテーションで傲慢な新生子/Insolent Neonateなどを失ったものの、イクサランから航路の作成/Chart a Courseなどを獲得し、新たな形で環境に存在し続けている。

デッキのバリエーションは様々で、主に以下のタイプが結果を残している。

白青

白青ギフト(WU Gift)、白青GPG(WU GPG)などと呼ばれる白青2色のタイプ。メインデッキのクリーチャー数が最小限に抑えられた、コンボ色の強い構成。

巧みな軍略/Strategic Planningや航路の作成を連打して墓地を肥やしつつ復元/Refurbishを引き込み、王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftを早いターンに釣り上げることを狙う。1ターン目査問長官/Minister of Inquiries、2ターン目アズカンタの探索/Search for Azcantaにより、最速3ターン目の復元も可能。

青黒（タッチ白）

青黒ギフト(UB Gift)、エスパー・ギフト(Esper Gift)などと呼ばれる青黒（タッチ白）のタイプ。クリーチャーが多数採用された、ミッドレンジ色の強い構成。

帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter、人質取り/Hostage Taker、スカラベの神/The Scarab Godなどで戦いながら、墓地が肥えたら来世への門/Gate to the Afterlifeから王神の贈り物に繋げる。白青型に比べ爆発力では劣るものの、墓地対策やアーティファクト対策への耐性では勝る。

青赤

青赤ギフト(UR Gift)、青赤GPG(UR GPG)などと呼ばれる青赤2色のタイプ。軽いクリーチャーが多数採用された、アグロ色の強い構成。

クリーチャーで戦いつつ、墓地が肥えたら来世への門から王神の贈り物に繋げる方針は青黒型と同じ。特に戦闘フェイズを追加できる戦闘の祝賀者/Combat Celebrantは王神の贈り物との強烈なシナジーを有する。

長期にわたりローグ止まりだったが、環境終盤のグランプリシアトル18スタンダードにて、Top8に3人を送り込む活躍を見せた。

白青

• 備考
  • プロツアー「イクサラン」 準優勝 （参考/参考）
  • 使用者：Pascal Maynard
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）

青黒

• 備考
  • プロツアー「イクサラン」 第87位、スタンダード部門7勝3敗 （参考）
  • 使用者：Travis Woo
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）

青黒（マリオネットの達人型）

• 備考
  • グランプリアトランタ17 第17位 （参考）
  • 使用者：Paul O'Neal
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）

• マリオネットの達人/Marionette Masterと金属製の巨像/Metalwork Colossusのコンボを搭載した青黒型。

青赤

• 備考
  • グランプリシアトル18スタンダード 準優勝 （参考）
  • 使用者：Grayson Roberts
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン・ブロック）

戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック期

破滅の刻参入後、Magic Onlineのプロツアー予選（参考）にて優勝を飾ったことで一躍メタの一角となった。

最初に流行したのは来世への門/Gate to the Afterlifeと復元/Refurbishを併用する白青のタイプ。復元は王神の贈り物/God-Pharaoh's Giftを最速4ターン目に戦場に出せるだけでなく、削剥/Abradeなどのアーティファクト除去対策や、激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulkのリアニメイトも兼ねる。

その後、安堵の再会/Cathartic Reunionや傲慢な新生子/Insolent Neonateといった赤の墓地肥やし手段を採用した青赤タッチ白のタイプがグランプリデンバー17にて活躍し、白青型に代わって主流となった。このタイプは復元を採用せず、光り物集めの鶴/Glint-Nest Craneや戦利品の魔道士/Trophy Mageから来世への門を素早く手札に加える構成となっている。

白青

• 備考
  • グランプリデンバー17 第9位 （参考）
  • 使用者：Edwin Eng
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック）

青赤白

• 備考
  • グランプリトリノ17 ベスト8 （参考）
  • 使用者：Simon Nielsen
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック）

• 青赤タッチ白のタイプ。白マナを使用するのは発明の天使と激変の機械巨人を素出しする場合のみ。

青黒赤（マリオネットの達人型）

• 備考
  • プロツアー「破滅の刻」 第65位、スタンダード部門6-4 （参考/参考）
  • 使用者：Henry Romero
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック）

• マリオネットの達人/Marionette Masterと金属製の巨像/Metalwork Colossusのコンボを搭載した青黒赤のタイプ。サイクリングシナジーも組み込まれている。

参考

• デッキ集